軽度機能低下者の介護予防プログラム作成と評価に関する研究

文献情報

文献番号
200400353A
報告書区分
総括
研究課題名
軽度機能低下者の介護予防プログラム作成と評価に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
高橋 泰(国際医療福祉大学 医療福祉学部)
研究分担者(所属機関)
  • 大河内二郎(産業医科大学 医学部)
  • 赤澤宏平(新潟大学医歯学総合病院 医療情報部)
  • 緒方俊一郎(社会福祉法人ペートル会)
  • 松田晋也(産業医科大学 医学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 痴呆・骨折臨床研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究費
5,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
 我々は1999年度より熊本県球磨郡相良村において高齢者の機能低下のプロセスについての研究を行なってきた。その中で、相良村(n=820)における3年間の追跡調査の結果を多項ロジスティック回帰モデルにより解析したところ、軽度要介護状態のリスクファクターは、慢性関節障害および年齢であり軽度要介護状態の予防には、関節障害をターゲットとした介入がもっとも望ましいと考えられた。
 そこで我々は、まず関節障害を予防するためのプログラム作成を行ない介入前後の比較を行うことにより介入効果を判定することを目指した。研究の1年目は主としてチェアエクササイズと健康太極拳による介入プログラム作成と短期的変化について、2年目にはプログラムの見直しと長期的変化について検討する。加えてこれまでの申請者らが行ってきた65歳以上高齢者全員の長期縦断研究を継続することで、高齢者全体の日常生活機能を追跡する。
研究方法
 本年度は研究1年のため、まず既存のプログラムの問題を把握し、以下のような対策を立てた。
1.相良村における22の地域のうち、8地域をチェアエクササイズによる介入を行なう地域、4地域を健康太極拳による介入を行う地域、10地域をコントロール地域とした。
2.チェアエクササイズと健康太極拳プログラム化し、これまでの運動の実施に加え、在宅で運動の継続が可能なようにイラストで動作の手順を示すポスターを配布した。
3.介入の回数や、在宅での運動の回数を運動カレンダーを用いて測定する。
4.運動非介入群と介入群において慢性疾患、性別、年齢をマッチさせた介入効果の評価を介入半年後と1年後に実施する。
結果と考察
 現在(2005年3月)は、介入プログラムプログラムの実施段階にある。プログラムは、健康教室で介入対象高齢者にインストラクターによる実施指導を行っている。その結果、65歳以上のチェアエクササイズの参加者数は103名、太極拳の参加者は54名、コントロール137名であり、今回の主な介入であるチェアエクササイズの参加者は目標の100名を超えた。
結論
 現在研究プログラムに沿って、順調に介入が進み、2005年4月に半年後の、2005年10月に介入1年後の効果測定を行なう予定である。

公開日・更新日

公開日
2005-05-10
更新日
-