被爆体験者の精神影響に伴う身体症状に関する調査研究

文献情報

文献番号
200401406A
報告書区分
総括
研究課題名
被爆体験者の精神影響に伴う身体症状に関する調査研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
吉川 武彦(中部学院大学大学院)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究費
1,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
「被爆者精神影響等調査研究事業」の運営の適正化を図ることを目的として行った。
研究方法
①ICD-10の精神疾患に関わる「F」項の検討、②1ヶ月間の本事業関係の全レセプト(1195枚)の検討、③無作為抽出した200枚のレセプトの検討を行った。
結果と考察
1)F3,F4、F51は本事業の対象と考えてよいと判断した。
 2)F6,F7、F8については本事業の対象とは考えにくいとした。
 3)F9ではF95に関しては今後の課題となろうと判断した。
 4)ストレスが血管脆弱性や精神脆弱性を惹起した可能性があるが今後の課題とした。
 5)「長崎被爆体験者に対する支援事業の手引き」に例示された精神症状・疾患では本  事業の適正な運営が困難であると判断した。
 6)「被爆体験による不安に起因すると思われる精神疾患・症状のリスト」(別表1)、 「被爆体験による不安に起因すると思われる精神疾患・症状を合併する身体化症状と心 身症のリスト」(別表2)を作成した。
結論
別表1,2の活用により本事業が円滑かつ適正に運用されることが期待されるとした。

公開日・更新日

公開日
2007-04-27
更新日
-