健康危機担当職員の資質向上のための研修プログラム開発に関する研究(総括研究報告書)

文献情報

文献番号
200300078A
報告書区分
総括
研究課題名
健康危機担当職員の資質向上のための研修プログラム開発に関する研究(総括研究報告書)
課題番号
-
研究年度
平成15(2003)年度
研究代表者(所属機関)
稲葉 英夫(金沢大学大学院医学系研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 中田康城(鳥取大学医学部)
  • 島津岳士(大阪大学大学院医学系研究科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究費
7,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
健康危機発生時に現場で対応を行う都道府県等の保健所及び地方衛生研究所における健康危機管理担当者の健康危機対応能力の向上を図り、健康危機発生時の迅速かつ適切な対応体制の拡充強化を目的とし、具体的には、突然の危機事態の発生に対応することを可能とする国際的に対応できるマニュアルの作成を目標とする。
研究方法
健康危機発生時に現場で対応を行う都道府県等の保健所及び地方衛生研究所における健康危機管理担当者の健康危機対応能力の向上を図り、健康危機発生時の迅速かつ適切な対応体制の拡充強化を目的とし、国際的にも通用する代表的研修及び対応Text Bookである、イギリスの「Major Incident Medical Management and Support」(以下、「MIMMS」という。)及びスウェーデンの「Center for Teaching and Research in Disaster Medicine and Traumatology [Katastrofmedicinsk Centrum]」(以下、「KMC」という。)の2つの研修及びText Bookに関して日本語化及び日本版の作成を行い、危機対応現場における対応を可能とするガイドブックを作成する。
結果と考察
国際的にも通用する代表的研修及び対応Text Boookである、イギリスの「Major Incident Medical Management and Support」(以下、「MIMMS」という。)及びスウェーデンの「Center for Teaching and Research in Disaster Medicine and Traumatology [Katastrofmedicinsk Centrum]」(以下、「KMC」という。)の2つの研修及びText Bookに関して日本語化及び日本版の作成を行った。翻訳に際しては、リストを作成して日本集団災害医学会の用語委員会と整合性をとるよう留意した。研究期間中に開催されたMIMMS の講習会へ参加した。MIMMS ならびに KMC に関する講演会ならびに講習会を開催した。
結論
KMCで利用されている机上シミュレーション法であるエマルゴ・トレイン・システムとMIMMS を組み合わせることにより、わが国における危機管理担当者に対する効果的学習システムの構築が可能であると結論した。

公開日・更新日

公開日
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更新日
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