硬膜移殖後プリオン病に対する進行阻止法の開発に関する基礎研究(総括研究報告書)

文献情報

文献番号
200100872A
報告書区分
総括
研究課題名
硬膜移殖後プリオン病に対する進行阻止法の開発に関する基礎研究(総括研究報告書)
課題番号
-
研究年度
平成13(2001)年度
研究代表者(所属機関)
金子 清俊(国立精神・神経センター神経研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 川原信隆(東京大学脳神経外科)
  • 西島正弘(国立感染症研究所)
  • 武田伸一(国立精神・神経センター神経研究所)
研究区分
厚生科学研究費補助金 先端的厚生科学研究分野 特定疾患対策研究事業
研究開始年度
平成13(2001)年度
研究終了予定年度
平成15(2003)年度
研究費
34,200,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
ヒト硬膜移植後プリオン病を含むプリオン病に対する進行阻止法の開発である。
研究方法
組換え防御型プリオン蛋白外来投与によるPrPSc産生抑制効果の検討やウイルスベクター系等を用いた遺伝子導入法による防御型プリオン蛋白発現系の検討を施行している。
結果と考察
組換え防御型プリオン蛋白の外来投与での効果を、PrPSc感染培養細胞系で検討した結果、組み換え防御型プリオン蛋白の外来投与による効果を確認し、本アプローチがプリオン病治療法開発に有用である可能性が示唆された。さらに、レトロウイルスベクター発現系を用い防御型プリオン蛋白高発現自家線維芽細胞の移植の有効性検討のため、レトロウイルスベクターに防御型プリオン蛋白を組み込んだコンストラクトを作成した。
結論
組み換え防御型プリオン蛋白の外来投与によるアプローチが、プリオン病治療法開発に有用である可能性が示唆された。今後、プリオン抗体療法等を組み合わせた治療法について、検討していく。

公開日・更新日

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研究報告書(紙媒体)

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