感染症対策に係る国際協力の人材育成に関する研究(総括研究報告書)

文献情報

文献番号
200100135A
報告書区分
総括
研究課題名
感染症対策に係る国際協力の人材育成に関する研究(総括研究報告書)
課題番号
-
研究年度
平成13(2001)年度
研究代表者(所属機関)
大山 卓昭(国立感染症研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 倉根一郎(国立感染症研究所)
  • 丸井英二(順天堂大学医学部)
  • 五十嵐章(九州保健福祉大学)
研究区分
厚生科学研究費補助金 行政政策研究分野 社会保障国際協力推進研究事業
研究開始年度
平成11(1999)年度
研究終了予定年度
平成13(2001)年度
研究費
3,600,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
いまだ感染症は、世界の多くの国々にとって重要な健康問題であり、脅威でもある。また、感染症対策においては、一国のみでなく地球規模の対応が効果的であり、そのためには、国際的な感染症対策に係わる人材の確保が不可欠である。わが国では、平成11年9月より実地疫学専門家養成コース(FETP)が開始され、国内での感染症対策において重要な役割を担いつつある。それにも増して、近年の国際交流の活発化により、危機管理の観点から感染症対策の国際協力が求められるようになってきた。
本研究は、これらの背景のもと、わが国独自の有効な人材育成システム・プログラムを確立するためのものである。
研究方法
平成13年度は、国内において地方自治体・都道府県が独自に行う感染症危機管理研修会、学会・セミナーなど情報を収集して研究を実施した。国外においては、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどの人事養成プログラムと情報交換をおこなった。
結果と考察
国内での地方自治体・都道府県による研修会において使用する教材及びそのカリキュラムを確立するために、様々な過去の教材を収集することができた。また、海外のFETPと同様な人材養成プログラムの教材を得てそれを解析した。それらを組みなおしたり、情報を更新したりして、現在の日本の状況に合うように教材・カリキュラムとして整理することができた。
結論
この研究を始めて3年目だが、国際的なフィールドで活躍できる人材を養成するための教材・カリキュラム作成のため、国内外からさまざまな情報を収集して、その原型を形作ることができた。そのひとつの成果であるFETPの活動を通して、国際的な感染症対策に貢献していきたい。

公開日・更新日

公開日
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更新日
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研究報告書(紙媒体)