気管支喘息における気道リモデリングの制御についての検討

文献情報

文献番号
200001019A
報告書区分
総括
研究課題名
気管支喘息における気道リモデリングの制御についての検討
課題番号
-
研究年度
平成12(2000)年度
研究代表者(所属機関)
中尾 篤人(順天堂大学医学部アトピー疾患研究センター)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 創薬等ヒューマンサイエンス総合研究事業
研究開始年度
平成12(2000)年度
研究終了予定年度
-
研究費
3,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
T細胞がTGF-βの標的細胞として気管支喘息の気道リモデリング病変に関与しているか否かを検討する。
研究方法
成熟T細胞特異的にTGF-βシグナルの拮抗因子であるSmad7分子を過剰発現したトランスジェニックマウス(成熟T細胞特異的にTGF-βシグナルを阻害したマウス)に、卵白アルブミンを感作後、長期間反復吸入させることで、気道リモデリング病変を誘導し野生型マウスとその病変の程度を比較検討した。
結果と考察
卵白アルブミンの長期間吸入で引き起こされる気道リモデリング病変は上皮基底膜肥厚の程度、肺内ハイドロキシプロリン量のデータからは野生型マウスとトランスジェニックマウスにおいて有意差を認めなかった。
結論
T細胞はTGF-βの標的細胞として気道リモデリングの形成に関与している可能性は低いと考えられた。

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研究報告書(紙媒体)

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