介護保険制度実施過程におけるケアマネジメント支援情報システムの評価研究(総括研究報告書)

文献情報

文献番号
200000027A
報告書区分
総括
研究課題名
介護保険制度実施過程におけるケアマネジメント支援情報システムの評価研究(総括研究報告書)
課題番号
-
研究年度
平成12(2000)年度
研究代表者(所属機関)
高橋 紘士(立教大学)
研究分担者(所属機関)
  • 森本佳樹(立教大学)
  • 生田正幸(龍谷大学短期大学部)
研究区分
厚生科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学推進研究事業
研究開始年度
平成12(2000)年度
研究終了予定年度
平成13(2001)年度
研究費
2,300,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
ケアマネジメント支援情報システムを中心に事例を検討して、これらのシステムが課題をあきらかにし、そのうえでケアマネジメント支援情報システムが備えるべき機能等を評価する項目と枠組の検討を行う。
研究方法
現在提供されているケアマネジメント支援情報システムの現況を調査し、またいくつかの地域で導入されている事例を調査しケアマネジメント支援情報システムの検討課題を抽出した。
結果と考察
介護保険制度導入のなかで情報システムは大きく保険者である市町村(広域連合等をふくむ)で運用される介護保険制度運用に関わる情報システムと介護支援事業者が運用するケアプラン作成支援システム、サービス事業者が運用するサービス提供支援システムに大別される。
介護保険制度ではサービス利用者とサービス事業者の間でケアアセスメント、ケアプラン作成、サービス担当者会議の開催、モニタリングと介護給付上限管理、介護報酬請求事務等の多岐にわたる業務を担う介護支援専門員の役割がきわめて大きいが、この介護支援専門員の業務を支援するために開発されているのがケアマネジメント支援情報システムである。これらは開発業者からさまざまなソフトウェアが提供されているが、現在のところ、各社がそれぞれの仕様で開発をすすめており、その内容は多岐であり、機能も多様であり、用語やえられた情報についての取り扱いはそれぞれのシステムの独自仕様に委ねられている。
今後、介護保険制度の居宅サービスにおいては、一人の要介護者に複数のサービス事業者がかかわることになる。したがって、複数の事業者間と介護支援専門員との情報共有等についての課題が多々存在する。
結論
ケアマネジメント支援情報システムの現況をふまえ次年度にこれらの評価システムを構築することを目標に研究を継続したい。

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研究報告書(紙媒体)

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