宮城県の神経難病ネットワーク医療と地域の保健福祉行政の連携による神経難病医療の施策推進に関わる研究

文献情報

文献番号
199900007A
報告書区分
総括
研究課題名
宮城県の神経難病ネットワーク医療と地域の保健福祉行政の連携による神経難病医療の施策推進に関わる研究
課題番号
-
研究年度
平成11(1999)年度
研究代表者(所属機関)
望月 廣(国立療養所宮城病院)
研究分担者(所属機関)
  • 糸山泰人(東北大学医学部神経内科)
  • 斎藤 博(国立療養所西多賀病院)
研究区分
厚生科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学推進研究事業
研究開始年度
平成10(1998)年度
研究終了予定年度
平成12(2000)年度
研究費
1,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は,神経難病に関して地域の保健福祉の実効性のある施策を提案現実化し,神経難病のネットワーク医療としての病院医療システムと在宅医療システムを構築することが目的である。
研究方法
1.宮城県神経難病医療協議会への参加と活動 2.宮城県神経難病ネットワーク協議会の開催。3.パーキンソン病の外科ネットワークの構築。4.宮城県神経難病ネットワークのホームページの拡充と更新。5.宮城県神経難病ネットワークによる患者啓蒙活動などへの講師派遣事業
結果と考察
1.宮城県神経難病医療協議会では,宮城県神経難病医療ネットワーク整備事業,神経難病患者個人ネットワーク形成事業,在宅ALS等患者介助人派遣事業を実施する実働部隊として活動した。神経難病患者のデータベースの構築,これをもとにした神経難病患者手帳「サポート」の発行を実施した。2.第6回宮城県神経難病ネットワーク協議会を1999年11月24日に開催し,医療・行政・患者団体の75名が参加した。今回は,多くの各地保健所保健婦の参加が得られた。3.パーキンソン病の外科ネットワークを構築した。この結果,1998年度11月から1999年11月までの手術患者数は35名,手術件数は39例に上った。4.宮城県神経難病ネットワークのホームページを3回更新した。5.宮城県神経難病ネットワークは2回の患者啓蒙活動に講師9名を派遣した。
結論
前年度に答申した宮城県における神経難病に関して実効性のある施策が,本年度は宮城県神経難病医療協議会により実行された。この協議会に,研究者は,会長,幹事長および委員として参加し活動した。他方,民間的な活動として宮城県神経難病ネットワークは,医療サイド・行政・患者団体の相互理解と協力を推進し,神経難病医療の拡充を推進した。

公開日・更新日

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