地域医療構想を見据えた救急医療提供体制の構築に関する研究

文献情報

文献番号
201922045A
報告書区分
総括
研究課題名
地域医療構想を見据えた救急医療提供体制の構築に関する研究
課題番号
19IA2015
研究年度
令和1(2019)年度
研究代表者(所属機関)
山本 保博(一般財団法人救急振興財団)
研究分担者(所属機関)
  • 小井土 雄一(独立行政法人国立病院機構災害医療センター)
  • 横田 裕行(日本医科大学)
  • 坂本 哲也(帝京大学)
  • 浅利 靖(北里大学)
  • 高山 隼人(長崎大学病院)
  • 織田 順(東京医科大学)
  • 野田 龍也(奈良県立医科大学)
  • 田邉 晴山(救急救命東京研修所)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
令和1(2019)年度
研究終了予定年度
令和3(2021)年度
研究費
3,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医師の過重労働を改善しながら、増大する救急医療需要への対応が迫られている。この難題への対応には、疾病の発症から消防機関を中心とした救急搬送、救急医療機関による受入れと診療、その後の地域社会への復帰までのそれぞれについて、効率的・効果的な体制強化が求められる。
本研究では、消防機関、救急医療機関における救急医療体制の現状について分析し、医師の労務環境の改善も含めた、効率的、効果的な救急医療体制への改善策について提案することを目的とした。
研究方法
各研究分担者は、厚生労働省、消防庁、自治体等の公表資料、研究班で実施するアンケート調査などを分析するとともに、会議形式の議論などを中心に研究を推進した。3分野7研究を実施した。
結果と考察
【① 病院前医療の課題】として、(ア)ドクターカーの類型と、効率的・効果的な運用に関するに関する研究(高山、野田)、(イ)病院前と病院到着後のデータの統合に関する研究(織田)を行い、【②救急医療機関の課題】として(ウ)二次救急医療機関の現状と評価に関する研究(浅利)(エ)救命救急センターの現状と評価に関する研究(坂本)、(オ)災害医療体制と救急医療体制の関連のあり方に関する研究(小井土)(カ)救急医療に関わる医師の働き方に関する研究(横田)【③両者の連携を支援する体制】として、(キ)救急救命士と救急救命処置に関する研究(田邉)を実施した。
結論
本研究は、消防機関、救急医療機関における救急医療体制の現状について分析し、医師の労務環境の改善も含めた、効率的、効果的な救急医療体制への改善策について提案することを目的として、救急搬送と医療機関の受入れ体制を ①消防機関による搬送、病院前救護などの病院前医療の課題 ②搬送された患者を受け入れる救急医療機関の課題 ③両者の連携に関する課題 の3分野7研究を推進した。

公開日・更新日

公開日
2022-07-05
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2022-07-05
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201922045Z