新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の総合的推進に関する研究

文献情報

文献番号
201919024A
報告書区分
総括
研究課題名
新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の総合的推進に関する研究
課題番号
H29-新興行政-指定-004
研究年度
令和1(2019)年度
研究代表者(所属機関)
大澤 英司(国立感染症研究所)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
令和1(2019)年度
研究費
5,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業において実施する研究課題の評価及び企画の実施、研究成果や感染症に関する情報の活用、研究推進の支援方法、評価方法の検討・改善について研究することで、本研究事業のより円滑かつ適切な実施と総合的推進に資することを目的とする。また、その研究成果を、新興・再興感染症等の行政・国民ニーズに即した感染症関連研究の一層の推進に役立てることで、新興・再興感染症等の脅威から、国民の健康や生活を守ることにつながると期待される。
研究方法
本研究では、新興・再興感染症及び予防接種政策研究事業の各研究班会議に出席し、研究の進捗状況の把握、評価委員への情報提供を行い、感染症研究の専門家(評価委員)による適切な研究課題の評価を支援するほか、以下を実施する。(1)適切な企画・評価と研究事業の効率的な実施(①新規公募課題応募者に対してヒアリングを実施、② 研究成果発表会の開催、③評価支援システムの運用)
(2)研究者への支援(①研究班会議に参加し、評価委員の助言を各研究班が取り入れ、研究の推進に役立てられるよう進捗管理・アドバイス・調整、② 評価委員、プログラムオフィサー(PO)の助言等に基づく研究デザインの整理 、③POとの情報共有を促進するための会議などの開催、班会議情報共有システム等の運用)
結果と考察
(1)「研究評価支援システム」を用いた各評価委員への評価依頼:評価委員からのコメントに基づき、これまで開発・運用してきた「研究評価支援システム」を積極的に活用し、評価入力、集計等を行い、評価業務を効率化かつ適正に行った。
(2)「班会議情報共有システム」の運用:POと厚生労働省担当者と共に班会議の情報を共有するための、インターネットを利用した「班会議情報共有システム」を積極的に活用し、当事務局で得た班会議開催情報をこのシステムから、PO、厚生労働省担当者に発信することにより、三者間の情報共有、情報交換が効率化され、各班会議により迅速に対応した。また、POからいただいたご意見等も考慮し、本システムのさらなる改善を検討した。
(3)ヒアリング、研究成果発表会の開催:事前評価委員会開催前に、来年度新規応募課題に対して「ヒアリング(プレゼンテーション+質疑応答)」を実施し、事前評価委員が公募課題の内容をより深く理解することを支援した。同様に、中間・事後評価委員会開催前に、「研究成果発表会」を開催し、中間・事後評価委員、POが研究内容をより深く理解することを支援した。
(4)「研究成果概要」の取りまとめ:中間・事後評価委員会開催前に、各研究班に対し「研究成果概要」の提出を依頼し、書面評価のための資料として中間・事後評価委員へ送付し、中間・事後評価委員が事前に各研究班の研究内容に対する理解を深められるよう支援することで、書面審査の効率的な実施に貢献した。(5)班会議への専門家の参加:オブザーバーとして、研究代表者やPOが班会議に出席し、各班の研究内容に関して情報収集を行うと共に、研究班へのアドバイスを行った。また、班会議出席後にPOが作成した報告書を取りまとめた上で評価委員へ評価の参考資料として提供することで、評価委員による適切な評価を支援し、研究事業の質の担保や研究の円滑な実施に貢献した。
(6)国際的な動向に関する情報収集:感染症政策研究の企画や効果的かつ総合的な推進のため、研究協力者が、世界保健機関西太平洋事務局のワクチン接種に関する技術委員会(マニラ)、世界保健機関西太平洋事務局のアジア・太平洋の新興感染症戦略に関する技術委員会(マニラ)、生物学的製剤の標準化に係る専門家会議(ジュネーブ)、実地疫学専門家ネットワーク会議(クアラルンプール、アトランタ)、新型インフルエンザに関する国際会議(ローマ)等の国際会議に参加し、国際的な新興・再興感染症関連施策や関連する情報収集を行った。
結論
本研究を通じて開発・改良された一連の研究班会議の情報共有及び研究評価手順に関するシステムは、新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の一層の推進を目的として、今後の本研究事業における運営ならびに企画と評価において活用される。

公開日・更新日

公開日
2022-01-05
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

文献情報

文献番号
201919024B
報告書区分
総合
研究課題名
新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の総合的推進に関する研究
課題番号
H29-新興行政-指定-004
研究年度
令和1(2019)年度
研究代表者(所属機関)
大澤 英司(国立感染症研究所)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
令和1(2019)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業において実施する研究課題の評価及び企画の実施、研究成果や感染症に関する情報の活用、研究推進の支援方法、評価方法の検討・改善について研究することで、本研究事業のより円滑かつ適切な実施と総合的推進に資することを目的とする。また、その研究成果を、新興・再興感染症等の行政・国民ニーズに即した感染症関連研究の一層の推進に役立てることで、新興・再興感染症等の脅威から、国民の健康や生活を守ることにつながると期待される。
研究方法
本研究では、新興・再興感染症及び予防接種政策研究事業の各研究班会議に出席し、研究の進捗状況の把握、評価委員への情報提供を行い、感染症研究の専門家(評価委員)による適切な研究課題の評価を支援するほか、以下を実施する。(1)適切な企画・評価と研究事業の効率的な実施(①新規公募課題応募者に対してヒアリングを実施、② 研究成果発表会の開催、③評価支援システムの運用)
(2)研究者への支援(①研究班会議に参加し、評価委員の助言を各研究班が取り入れ、研究の推進に役立てられるよう進捗管理・アドバイス・調整、② 評価委員、プログラムオフィサー(PO)の助言等に基づく研究デザインの整理 、③POとの情報共有を促進するための会議などの開催、班会議情報共有システム等の運用)
結果と考察
(1)「研究評価支援システム」を用いた各評価委員への評価依頼:評価委員からのコメントに基づき、これまで開発・運用してきた「研究評価支援システム」を積極的に活用し、評価入力、集計等を行い、評価業務を効率化かつ適正に行った。
(2)「班会議情報共有システム」の運用:POと厚生労働省担当者と共に班会議の情報を共有するための、インターネットを利用した「班会議情報共有システム」を積極的に活用し、当事務局で得た班会議開催情報をこのシステムから、PO、厚生労働省担当者に発信することにより、三者間の情報共有、情報交換が効率化され、各班会議により迅速に対応した。また、POからいただいたご意見等も考慮し、本システムのさらなる改善を検討した。
(3)ヒアリング、研究成果発表会の開催:事前評価委員会開催前に、来年度新規応募課題に対して「ヒアリング(プレゼンテーション+質疑応答)」を実施し、事前評価委員が公募課題の内容をより深く理解することを支援した。同様に、中間・事後評価委員会開催前に、「研究成果発表会」を開催し、中間・事後評価委員、POが研究内容をより深く理解することを支援した。
(4)「研究成果概要」の取りまとめ:中間・事後評価委員会開催前に、各研究班に対し「研究成果概要」の提出を依頼し、書面評価のための資料として中間・事後評価委員へ送付し、中間・事後評価委員が事前に各研究班の研究内容に対する理解を深められるよう支援することで、書面審査の効率的な実施に貢献した。(5)班会議への専門家の参加:オブザーバーとして、研究代表者やPOが班会議に出席し、各班の研究内容に関して情報収集を行うと共に、研究班へのアドバイスを行った。また、班会議出席後にPOが作成した報告書を取りまとめた上で評価委員へ評価の参考資料として提供することで、評価委員による適切な評価を支援し、研究事業の質の担保や研究の円滑な実施に貢献した。
(6)国際的な動向に関する情報収集:感染症政策研究の企画や効果的かつ総合的な推進のため、研究協力者が、世界保健機関等が主催する国際会議に参加し、国際的な新興・再興感染症関連施策や関連する情報収集を行った。
(7)感染症に係る広報活動:国立感染症研究所の「知の市場」等の場を活用し、本事業の研究に関連するアウトリーチ活動を行い、新興・再興感染症等に関して国民及び社会の理解の増進を図った。
結論
本研究を通じて開発・改良された一連の研究班会議の情報共有及び研究評価手順に関するシステムは、新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の一層の推進を目的として、今後の本研究事業における運営ならびに企画と評価において活用される。

公開日・更新日

公開日
2022-01-05
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201919024C

成果

専門的・学術的観点からの成果
新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の適切かつ円滑な実施を図るため、これらの研究に関する情報の収集及び本研究事業において実施される研究の評価・進捗管理の支援を行った。事前評価前にヒアリング、中間・事後評価前に研究成果発表会を開催し、専門家による議論を深めることは、評価の充実とともに研究の質的向上に役立つと考えられた。
臨床的観点からの成果
新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の適切かつ円滑な実施を図るため、これらの研究に関する情報の収集及び本研究事業において実施される研究の評価・進捗管理の支援を行った。事前評価前にヒアリング、中間・事後評価前に研究成果発表会を開催し、専門家による議論を深めることは、評価の充実とともに研究の質的向上に役立つと考えられた。
ガイドライン等の開発
なし
その他行政的観点からの成果
オブザーバーとして、研究代表者並びにプログラムオフィサー(PO)が各研究班会議に出席し、各班の研究内容に関して情報収集、アドバイスを行った。また、班会議出席後、POの報告書を取りまとめた上で、評価委員へ評価の参考資料として提供することで、評価委員による適切な評価を支援し、研究事業の質の担保や研究の円滑な実施に寄与した。各研究班の研究成果概要を取りまとめ、厚生労働省へ提供することにより、行政施策への反映に貢献した。
その他のインパクト
なし

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
0件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2021-06-01
更新日
-

収支報告書

文献番号
201919024Z