難治性血管炎に関する調査研究

文献情報

文献番号
201911011A
報告書区分
総括
研究課題名
難治性血管炎に関する調査研究
課題番号
H29-難治等(難)-一般-018
研究年度
令和1(2019)年度
研究代表者(所属機関)
針谷 正祥(東京女子医科大学 医学部)
研究分担者(所属機関)
  • 磯部 光章(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科)
  • 要 伸也(杏林大学 医学部)
  • 石津 明洋(北海道大学大学院保健科学研究院)
  • 藤元 昭一(宮崎大学 医学部)
  • 高崎 芳成(順天堂大学大学院医学研究科)
  • 赤澤 宏(東京大学 医学部附属病院)
  • 渥美 達也(北海道大学大学医院医学研究院)
  • 天野 宏一(埼玉医科大学 医学部)
  • 石井 智徳(東北大学大学病院)
  • 猪原登志子(伊藤登志子)(京都府立医科大学附属病院臨床研究推進センター)
  • 内田 治仁(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科)
  • 勝又 康弘(東京女子医科大学 医学部)
  • 川上 民裕(東北医科薬科大学 医学部)
  • 菅野 祐幸(信州大学 学術研究院医学系)
  • 河野 肇(帝京大学 医学部内科学講座)
  • 駒形 嘉紀(杏林大学 医学部)
  • 佐伯 圭吾(公立大学法人奈良県立医科大学 医学部)
  • 佐田 憲映(岡山大学 岡山大学病院)
  • 中村 好一(自治医科大学 地域医療学センター公衆衛生学部門)
  • 新納 宏昭(九州大学 大学院医学研究院)
  • 杉原 毅彦(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科)
  • 杉山 斉(岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科)
  • 高橋 啓(東邦大学 医学部)
  • 竹内 勤(慶應義塾大学 医学部)
  • 田中 榮一(東京女子医科大学 医学部)
  • 種本 和雄(川崎医科大学 心臓血管外科学)
  • 田村 直人(順天堂大学 大学院医学研究科)
  • 土屋 尚之(国立大学法人筑波大学 医学医療系)
  • 土橋 浩章(香川大学 医学部)
  • 長坂 憲治(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科)
  • 中岡 良和(国立研究開発法人国立循環器病研究センター 研究所血管生理学部)
  • 中山 健夫(京都大学 大学院医学研究科 教授)
  • 南木 敏宏(東邦大学 医学部)
  • 長谷川 均(愛媛大学 大学院医学研究科)
  • 原渕 保明(旭川医科大学 医学部)
  • 坂東 政司(自治医科大学 医学部内科学講座呼吸器内科学部門)
  • 藤井 隆夫(和歌山県立医科大学 医学部リウマチ・膠原病科学講座)
  • 古田 俊介(千葉大学 医学部附属病院アレルギー・膠原病内科)
  • 本間 栄(東邦大学 医学部)
  • 前嶋 康浩(東京医科歯科大学 医学部附属病院)
  • 宮崎 龍彦(岐阜大学 医学部附属病院)
  • 吉藤 元(京都大学 医学部附属病院)
  • 和田 隆志(金沢大学 医薬保健研究域医学系)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患政策研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
令和1(2019)年度
研究費
18,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
【研究目的】難治性血管炎疾患の診断基準、重症度分類、診療ガイドライン(CPG)等の作成・評価・改訂に資する研究を実施し、難治性血管炎の医療水準の更なる向上と患者支援体制充実を図る
研究方法
【研究方法】班内に5つの分科会を設置し、各分科会長を中心に2019年度の研究課題を実施した。研究代表者は全体計画策定、進捗管理、各分科会間調整を行い、研究代表者と各分科会長が連携して研究を進めた。レジストリデータ(RD)収集には原則的に臨床系全分担者・協力者が参加した。人を対象とする医学系研究に関する倫理指針を遵守して実施した。
結果と考察
【結果と考察】大型血管炎臨床分科会では、バージャー病の診断基準修正案を作成し、関連学会での承認を依頼した。大型血管炎の前向きレジストリ研究では、高動脈炎70例、巨細胞性動脈炎121例を集積・解析した(AMED血管炎班との共同研究)。全国疫学調査の一次調査結果を集計し、二次調査を実施した。高安動脈炎の患者数は、約5300名(95%信頼区間:4810-5800名)で、診断基準に合致した患者数は4900名(95%信頼区間:4400-5400名)と推計された。また巨細胞性動脈炎の患者数は3200名(95%信頼区間:2800-3600名)で診断基準に合致した患者数は2600名(95%信頼区間:2300-3000名)と推計された(難病疫学班との共同研究)。バージャー病、高安動脈炎の臨床調査個人票データを解析し、前者はCirculation Journalに投稿し改訂中、後者は米国リウマチ学会で発表した。高安動脈炎女性患者と妊娠・出産の実態調査の倫理審査が完了し、13施設から14例が登録された。「小児発症高安動脈炎の子どもと親のためのガイド」の執筆を完了し、出版準備中である。中・小型血管炎臨床分科会では、川崎病性冠動脈瘤の診断基準を作成し、関連学会に承認を得た。結節性多発動脈炎と悪性関節リウマチの臨床調査個人票データ解析、結節性多発動脈炎(PAN)、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)、悪性関節リウマチ(MRA)、抗リン脂質抗体症候群(APS)に関するMinds形式の治療ガイドの策定を行った。 ANCA関連血管炎患者の寛解導入後の寛解維持治療に関する医療経済学的検討では、約半数の症例において、2年以内に再入院を経験していた。再入院症例では、再入院がなかった症例群と比し、約3.5倍 直接医療費がかかっていた。特に血管炎再燃のための再入院、感染症や心血管系の再入院症例において、高額な直接医療費を要していることが明らかとなった。ANCA関連血管炎患者の労働生産性は、ANCA関連血管炎患者における疾患活動性、臓器障害、健康関連QoLと関連することが明らかとなった。また、2019年6月に川崎病診断の手引き(改訂6版)を公開した(川崎病学会との共同研究)。横断研究分科会では研究班webpageでの血管炎に関する情報提供、中難治性血管炎市民公開講座(令和2年2月9日、宮城県仙台市)開催、関連学会の総会・学術集会における合同シンポジウム提案・開催を進めた。臨床病理分科会では、血管炎病理診断コンサルテーションの一般受付を継続し、累計34例(令和元年度は14件)についてコンサルテーション業務を実施した。GCAの大型血管病変の病理学的特徴、AAVの上気道生検組織の病理学的特徴、PANの皮膚病変と皮膚動脈炎の病理学的特徴の相違を解析した。国際研究分科会では、結節性多発動脈炎の疾患フェノタイプに関する国際共同研究への参加、血管炎妊娠レジストリの国際共同研究への参加準備を実施した。厚労省びまん性肺疾患調査研究班と共同でAAVの科々連携およびMPO-ANCA陽性間質性肺炎に関するアンケート調査を実施した。AAV診療の科々連携に関しては、全身性疾患であるAAV診療の主科は膠原病・リウマチ内科で、有症状の間質性肺炎や肺胞出血では呼吸器内科と科々連携が行われている現状が明らかとなった。また、現時点でMPO-ANCA陽性間質性肺炎に関する考え方はAAV診療を担当する各科専門医において十分なコンセンサスは得られていなかった。
結論
【結論】これらの研究成果によって、難治性血管炎の医療水準の均てん化と更なる向上がもたらされることが期待される。

公開日・更新日

公開日
2021-07-01
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2021-07-01
更新日
2021-11-15

研究報告書(紙媒体)

文献情報

文献番号
201911011B
報告書区分
総合
研究課題名
難治性血管炎に関する調査研究
課題番号
H29-難治等(難)-一般-018
研究年度
令和1(2019)年度
研究代表者(所属機関)
針谷 正祥(東京女子医科大学 医学部)
研究分担者(所属機関)
  • 磯部 光章(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科)
  • 要 伸也(杏林大学 医学部)
  • 石津 明洋(北海道大学 大学院保健科学研究院)
  • 藤元 昭一(宮崎大学 医学部)
  • 高崎 芳成(順天堂大学 大学院医学研究科)
  • 赤澤 宏(東京大学 医学部附属病院)
  • 渥美 達也(北海道大学 大学医院医学研究院)
  • 天野 宏一(埼玉医科大学 医学部)
  • 石井 智徳(東北大学 大学病院)
  • 猪原登志子(伊藤登志子)(京都府立医科大学附属病院臨床研究推進センター)
  • 内田 治仁(岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科)
  • 勝又 康弘(東京女子医科大学 医学部)
  • 川上 民裕(東北医科薬科大学 医学部)
  • 菅野 祐幸(信州大学 学術研究院医学系)
  • 河野 肇(帝京大学 医学部内科学講座)
  • 駒形 嘉紀(杏林大学 医学部)
  • 佐伯 圭吾(公立大学法人奈良県立医科大学 医学部)
  • 佐田 憲映(岡山大学 岡山大学病院)
  • 中村 好一(自治医科大学 地域医療学センター公衆衛生学部門)
  • 新納 宏昭(九州大学 大学院医学研究院)
  • 杉原 毅彦(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科)
  • 杉山 斉(岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科)
  • 高橋 啓(東邦大学 医学部)
  • 竹内 勤(慶應義塾大学 医学部)
  • 田中 榮一(東京女子医科大学 医学部)
  • 種本 和雄(川崎医科大学 心臓血管外科学)
  • 田村 直人(順天堂大学 大学院医学研究科)
  • 土屋 尚之(国立大学法人筑波大学 医学医療系)
  • 土橋 浩章(香川大学 医学部)
  • 長坂 憲治(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科)
  • 中岡 良和(国立研究開発法人国立循環器病研究センター 研究所血管生理学部)
  • 中山 健夫(京都大学 大学院医学研究科)
  • 南木 敏宏(東邦大学 医学部)
  • 長谷川 均(愛媛大学 大学院医学研究科)
  • 原渕 保明(旭川医科大学 医学部)
  • 坂東 政司(自治医科大学 医学部内科学講座呼吸器内科学部門)
  • 藤井 隆夫(和歌山県立医科大学 医学部リウマチ・膠原病科学講座)
  • 古田 俊介(千葉大学 医学部附属病院アレルギー・膠原病内科)
  • 本間 栄(東邦大学 医学部)
  • 前嶋 康浩(東京医科歯科大学 医学部附属病院)
  • 宮崎 龍彦(岐阜大学 医学部附属病院)
  • 吉藤 元(京都大学 医学部附属病院)
  • 和田 隆志(金沢大学 医薬保健研究領域医学系)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患政策研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
令和1(2019)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
【研究目的】難治性血管炎疾患の診断基準、重症度分類、診療ガイドライン(CPG)等の作成・評価・改訂に資する研究を実施し、難治性血管炎の医療水準の更なる向上と患者支援体制充実を図る
研究方法
【研究方法】班内に5つの分科会を設置し、各分科会長を中心に2017年度から2019年度の3年度の研究課題を実施した。研究代表者は全体計画策定、進捗管理、各分科会間調整を行い、研究代表者と各分科会長が連携して研究を進めた。レジストリデータ(RD)収集には原則的に臨床系全分担者・協力者が参加した。人を対象とする医学系研究に関する倫理指針を遵守して実施した。
結果と考察
【結果と考察】「血管炎診療ガイドライン2017」を2018年3月に日本循環器学会で公表し、日本循環器学会、日本リウマチ学会を含む13団体の承認を得た(日本循環器学会との共同研究)。当研究班が担当する指定難病の診断基準、重症度分類が関連学会で承認された。大型血管炎臨床分科会では、高安動脈炎の厚労省診断基準を修正し、指定難病検討会で承認された。バージャー病の診断基準修正案を作成し、関連学会での承認を依頼した。大型血管炎の前向きレジストリ研究では、高動脈炎70例、巨細胞性動脈炎121例を集積・解析し(AMED血管炎班との共同研究)、全国疫学調査の一次調査結果を集計した(難病疫学班との共同研究)。バージャー病、高安動脈炎の臨床調査個人票データを解析した。高安動脈炎女性患者と妊娠・出産の実態調査の倫理審査が完了し、13施設から14例が登録された。「小児発症高安動脈炎の子どもと親のためのガイド」の執筆を完了した。中・小型血管炎臨床分科会では、川崎病性冠動脈瘤の診断基準を作成し、関連学会に承認を得た。川崎病診断の手引き(診断基準)改訂第6版を公表した(川崎病学会との共同研究)。ANCA関連血管炎診療ガイドライン2017の評価がMindsで実施され、Mindsのwebsiteに同ガイドラインが掲載された。同ガイドラインの完成以降に発表された顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症の文献検索を行い、ガイドライン改訂準備を進めた。好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、結節性多発動脈炎、悪性関節リウマチ、抗リン脂質抗体症候群のMinds準拠の診療の手引きを作成し、推奨および解説を執筆した。PANおよびMRAに関しては、臨床調査個人票を解析し、人口統計学的特徴、臨床的特徴、治療内容、重症度分類などについて解析した。ANCA関連血管炎患者の寛解導入後の寛解維持治療に関する医療経済学的検討を保険データベースを用いて行い、同疾患患者の医療費の実態を明らかにした。AAV患者のQOL検討では、ANCA関連血管炎患者92名が参加し、ANCA関連血管炎患者の労働生産性は、ANCA関連血管炎患者における疾患活動性、臓器障害、健康関連QoLと関連することを明らかにした。小児本疾患におけるアフェレシス療法のエビデンスに関する文献的レビューを実施した。また、2019年6月に川崎病診断の手引き(改訂6版)を公開した(川崎病学会との共同研究)。横断研究分科会では研究班webpageでの血管炎に関する情報提供、中難治性血管炎市民公開講座(合計4回、東京都千代田区、福岡県福岡市、大阪市梅田、宮城県仙台市)開催、関連学会の総会・学術集会における合同シンポジウム提案・開催を多数実施した。臨床病理分科会では、血管炎病理診断コンサルテーションの一般受付を継続し、累計34例(2019年度は14件)についてコンサルテーション業務を実施した。巨細胞性動脈炎の大型血管病変を検討し、典型的な高安動脈炎の組織像とは異なることを見出した。AAVの上気道生検組織の病理学的特徴の解析では、ANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)の組織学的パラメーターを抽出し、GPA, MPAとの異同を含む病理診断基準の策定を検討した。人工知能はテストデータのPAN(全身型)とCA(皮膚限局型)の皮膚生検画像を正解率85%で鑑別した。国際研究分科会では、DCVAS、PEXIVAS、肺限局型血管炎の検討(びまん性肺疾患に関する調査研究班との共同研究)、結節性多発動脈炎の疾患フェノタイプに関する国際共同研究への参加、PLV working group国際会議の開催、肺限局型血管炎に関するアンケート調査(びまん性肺疾患に関する調査研究班との共同研究)、血管炎妊娠レジストリの国際共同研究への参加準備を実施した。
結論
【結論】これらの研究成果によって、難治性血管炎の医療水準の均てん化と更なる向上がもたらされることが期待される。

公開日・更新日

公開日
2021-07-01
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201911011C

成果

専門的・学術的観点からの成果
関連学会等との合同シンポジウムを3年間で合計14回開催した。大型血管炎患者レジストリ研究の解析結果を、Arthritis Research & Therapy 2020;22(1):72、米国リウマチ学会で発表した。難病疫学班と連携し、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎の全国疫学調査を実施した。肺限局型血管炎ワーキンググループを立ち上げ(びまん性肺疾患に関する調査研究班との共同研究)、Specks博士 とFlores-Suarez博士を招請し、PLV working group国際会議を東京で開催した。
臨床的観点からの成果
血管炎病理診断コンサルテーションの一般受付を2017年4月から開始し、合計34件(2019年度は14件)についてコンサルテーション業務を実施した。ウェブ版血管炎病理アトラスの画像使用について6件許諾した。AAV患者のQOL検討では、ANCA関連血管炎患者92名が参加し、ANCA関連血管炎患者の労働生産性は、ANCA関連血管炎患者における疾患活動性、臓器障害、健康関連QoLと関連することを明らかにした。ANCA関連血管炎患者の医療経済学的検討を保険データベースを用いて行い、学会発表した。
ガイドライン等の開発
「ANCA関連血管炎診療ガイドライン2017」(2014-2016年度難治性血管炎に関する調査研究班で作成)の承認が関連学会から得られた。「血管炎診療ガイドライン2017」を日本循環器学会で公表し、関連13団体の承認を得た。好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、結節性多発動脈炎、悪性関節リウマチ、抗リン脂質抗体症候群のMinds準拠の診療の手引きを作成し、推奨及び解説を執筆した。川崎病学会と共同で川崎病診断の手引き(診断基準)改訂第6版を公表した。指定難病4疾患の治療の手引きを2020年に刊行した。
その他行政的観点からの成果
「小児発症高安動脈炎の子どもと親のためのガイド」の執筆を完了し、2020年に出版予定である。当班が担当する指定難病9疾患の診断基準および重症度分類が関連11学会で承認された。高安動脈炎診断基準の修正が指定難病検討委員会で承認された。市民公開講座を3年間で合計4回開催し、そのビデオを研究班webpageで公開し、血管炎疾患の啓発に努めた(大阪市、東京都千代田区、福岡市、仙台市)。
その他のインパクト
難病プラットフォームを用いた血管炎患者レジストリ研究「JPVAS血管炎前向きコホート研究【RADDAR-J [22]】」をAMED班と共同で立ち上げた。関連学会等との合同シンポジウムを3年間で合計14回開催した。

発表件数

原著論文(和文)
2件
原著論文(英文等)
133件
その他論文(和文)
68件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
95件
学会発表(国際学会等)
12件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
13件
ホームページ作成、市民公開講座

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
Hara A, Wada T, Sada KE, Amano K, et.al
Risk Factors for Relapse of Antineutrophil Cytoplasmic Antibody-associated Vasculitis in Japan: A Nationwide, Prospective Cohort Study
J Rheumatology , 45 (4) , 521-528  (2018)
10.3899/jrheum.170508
原著論文2
Watanabe H, Sada KE, Matsumoto Y, et.al
Association between reappearance of myeloperoxidase-antineutrophil cytoplasmic antibody and relapse in antineutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitis: Subgroup analysis of nationwide prospective cohort studies.
Arthritis Rheumatol , 70 (10) , 1626-1633  (2018)
10.1002/art.40538
原著論文3
Walsh M, Merkel PA, Peh CA, et.al
Plasma exchange and glucocorticoids for severe ANCA-associated vasculitis
N Engl J Med , 382 , 622-631  (2020)
10.1056/NEJMoa1803537
原著論文4
Watanabe H, Sada KE, Matsumoto Y, et.al
Rationale of concomitant cyclophosphamide for remission-induction in patients with antineutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitis: A propensity score-matched analysis of two nationwide prospective cohort studies
Mod Rheumatol , 1-9  (2020)
10.1080/14397595.2019.1707997
原著論文5
Morishita M, Watanabe H, Yan M,et.al
Azathioprine Intolerance in Japanese Patients with Antineutrophil Cytoplasmic Antibody-associated Vasculitis
Internal Medicine , 56 , 1645-1650  (2017)
10.2169/internalmedicine.56.8287
原著論文6
Nagasaka K, Harigai M, Hagino N,et.al
Systematic Review and Meta-analysis for 2017 Clinical Practice Guidelines of the Japan Research Committee of the Ministry of Health, Labour, and Welfare for Intractable Vasculitis for the Management of ANCA-associated Vasculitis.
Mod Rheumatol. , 29 , 119-129  (2019)
10.1080/14397595.2018.1500111
原著論文7
Watanabe H, Sada KE, Matsumoto Y,et.al
Association between reappearance of myeloperoxidase-antineutrophil cytoplasmic antibody and relapse in antineutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitis: Subgroup analysis of nationwide prospective cohort studies.
Arthritis Rheumatol. , 70 , 1626-1633  (2018)
10.1002/art.40538
原著論文8
Morishita M, Sada KE, Matsumoto Y,et.al
Risk factors for cytomegalovirus infection in patients with antineutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitis.
PLoS One , 14 (7)  (2019)
10.1371/journal.pone.0218705
原著論文9
Fukui S, Kuwahara-Takaki A, Ono N,et.al
Serum levels of fibroblast growth factor-2 distinguish Takayasu arteritis from giant cell arteritis independent of age at diagnosis.
Sci Rep. , 9 , 688-  (2019)
10.1038/s41598-018-36825-y
原著論文10
Suzuki A, Sakamoto S, Kurosaki A,et.al
Chest High-Resolution CT Findings of Microscopic Polyangiitis: A Japanese First Nationwide Prospective Cohort Study.
Am J Roentgenol. , 213 , 104-114  (2019)
原著論文11
Miyamae T, Tani Y, Kishi T,et .al
Updated version of Japanese Childhood Health Assessment Questionnaire (CHAQ).
Mod Rheumatol. , 19 , 1-5  (2019)
10.1080/14397595.2019.1660027
原著論文12
Nagasawa T, Miura K, Kaneko N,et.al
Updated version of JLong-term outcome of renal transplantation in childhood-onset anti-neutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitis.
Pediatric Transplantation  (2019)
https://doi.org/10.1111/petr.13656
原著論文13
Nakano N, Mori M, Umebayashi H,et.al
Characterustics and outcome of intractable vasculitis syndrome in children; Nationwide survey in Japan.
Mod Rheumatol. , 27  (2017)
10.1080/14397595.2017.1404700
原著論文14
Abe Y, Yamaji K, Endo Y,et.al
Plasma exchange therapy to reduce mortality in japanese patients with diffuse alveolar hemorrhage and microscopic polyangiitis
Ther Apher Dial , 24 (2) , 208-214  (2019)
10.1111/1744-9987.12939
原著論文15
Abe Y, Harada M, Tada K,et.al
Elevated cerebrospinal fluid levels of total protein in patients with secondary central nervous system vasculitis and giant cell arteritis.
Mod Rheumatol , 24 , 1-6  (2019)
10.1080/14397595.2019.1679974
原著論文16
Nakaoka Y, Isobe M, Tanaka Y,et.al
Long-term efficacy and safety of tocilizumab in refractory Takayasu arteritis: final results of the randomised controlled phase 3 TAKT study.
Rheumatology (Oxford). , 1-8  (2020)
10.1093/rheumatology/kez630
原著論文17
Nakaoka Y, Isobe M, Takei S,et.al
Efficacy and safety of tocilizumab in patients with refractory Takayasu arteritis: results from a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial in Japan (the TAKT study).
Ann Rheum Dis. , 77 (3) , 348-354  (2018)
10.1136/annrheumdis-2017-211878
原著論文18
Harabuchi Y, Kishibe K, Tateyama K
Clinical features and treatment outcomes of otitis media with antineutrophil cytoplasmic antibody (ANCA)-associated vasculitis (OMAAV): A retrospective analysis of 235 patients from a nationwide survey in Japan
Mod Rheumatol. , 27 , 87-94  (2017)
doi.org/10.1080/14397595.2016.1177926
原著論文19
Yamagata K, Usui J, Nagata M,et.al
Histopathological classification of anti-neutrophil cytoplasmic antibody-associated glomerulonephritis in a nationwide Japanese prospective 2-year follow-up cohort study
Clin Exp Nephrol.  (2018)
10.1007/s10157-018-1656-1
原著論文20
Ishizu A, Tomaru U, Masuda S
Prediction of response to remission induction therapy by gene expression profiling of peripheral blood in Japanese patients with microscopic polyangiitis.
Arthritis Research & Therapy  (2017)
10.1186/s13075-017-1328-7

公開日・更新日

公開日
2021-06-07
更新日
2024-05-23

収支報告書

文献番号
201911011Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
23,400,000円
(2)補助金確定額
23,170,000円
差引額 [(1)-(2)]
230,000円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 4,508,792円
人件費・謝金 957,598円
旅費 4,952,600円
その他 7,351,336円
間接経費 5,400,000円
合計 23,170,326円

備考

備考
自己資金326円

公開日・更新日

公開日
2021-05-10
更新日
-