災害時における在宅療養患者の安全確保のための調査

文献情報

文献番号
201906031A
報告書区分
総括
研究課題名
災害時における在宅療養患者の安全確保のための調査
課題番号
19CA2032
研究年度
令和1(2019)年度
研究代表者(所属機関)
山中 崇(東京大学 医学部付属病院)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
令和1(2019)年度
研究終了予定年度
令和1(2019)年度
研究費
2,100,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201906031C

成果

専門的・学術的観点からの成果
本研究により、災害時に支援を要する在宅療養患者への対応について、避難行動要支援者名簿等の活用による安否確認や避難行動支援に関する個別支援計画策定にかかる実態等を把握した。また、先進的な地域における避難行動支援者名簿等の活用による安否確認や避難行動支援に関する個別支援計画策定等の実態を示すことにより、平時と災害時の支援の連続性を重視した災害時支援体制を提言した。
臨床的観点からの成果
災害時に在宅療養患者の安全を確保するために、日常の支援を行う専門職による個別支援計画の作成やそれを実現するための体制整備、医療専門職と福祉専門職の連携、自ら避難するのが困難な人を移送する手段の確保、在宅人工呼吸療法患者などにおける電源確保の整備に関する課題と方策などについて明らかにした。また、平時と災害時の支援の連続性を重視した災害時支援体制を検討し、組織横断的な対策や地域との橋渡しができる人材の育成、地域住民に対する自助、共助の啓発の必要性を提言した。
ガイドライン等の開発
本研究においてガイドラインは作成していないが、災害時に在宅療養患者の安全を確保することを目指し、平時からの備え、および災害時の支援活動に関する提言を行った。
その他行政的観点からの成果
災害時に支援を要する在宅療養患者への対応について、避難行動要支援者名簿等の活用による安否確認や避難行動支援に関する個別支援計画策定にかかる実態等を把握することにより、安全確保策や医療体制の整備に向けた施策の検討に資するデータの収集及び分析を行った。また、先進的な地域における避難行動支援者名簿等の活用による安否確認や避難行動支援に関する個別支援計画策定等の実態を示すことにより、市区町村が個別支援計画策定を促進するために必要な要素について明らかにした。
その他のインパクト
学会発表や論文発表を行い本研究の成果を発信することにより、研究成果を社会に還元できると考えられる。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
0件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2022-05-26
更新日
2023-05-29

収支報告書

文献番号
201906031Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
2,730,000円
(2)補助金確定額
2,730,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 65,736円
人件費・謝金 0円
旅費 469,524円
その他 1,564,740円
間接経費 630,000円
合計 2,730,000円

備考

備考
-

公開日・更新日

公開日
2021-11-17
更新日
-