医療・介護のデータの利活用の推進のための、NDB・介護DBの連結可能性および活用可能性の評価に関する研究

文献情報

文献番号
201901019A
報告書区分
総括
研究課題名
医療・介護のデータの利活用の推進のための、NDB・介護DBの連結可能性および活用可能性の評価に関する研究
課題番号
19AA2006
研究年度
令和1(2019)年度
研究代表者(所属機関)
加藤 源太(京都大学医学部附属病院 診療報酬センター)
研究分担者(所属機関)
  • 黒田 知宏(京都大学医学部附属病院 医療情報企画部)
  • 大寺 祥佑(京都大学医学部附属病院 医療情報企画部)
  • 今村 知明(奈良県立医科大学 公衆衛生学講座)
  • 野田 龍也(奈良県立医科大学 公衆衛生学講座)
  • 康永 秀生(東京大学大学院医学系研究科)
  • 田宮 菜奈子(筑波大学医学医療系 ヘルスサービス開発研究センター)
  • 杉山 雄大(国立国際医療研究センター研究所 糖尿病情報センター)
  • 中山 健夫(京都大学大学院医学研究科 健康情報学分野)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(政策科学推進研究)
研究開始年度
令和1(2019)年度
研究終了予定年度
令和2(2020)年度
研究費
22,154,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、レセプト情報等データベース(NDB)、および要介護認定情報・介護レセプト等情報(介護DB)の両者のデータ連結について技術的検証を行うとともに、両者が連結データとして活用できる環境が整った際に、保健医療分野における政策や研究のエビデンスを導き出せる質量を備えることができるのか、その場合はどういった課題やテーマに対して強みを発揮できるのかを評価するものである。今回の研究は2019年度、2020年度の2年にわたり実施する予定で、「医療・介護の連結データの利活用を具体的にイメージして実現させる」ため、主に以下二つの課題、①連結可能性の評価:NDBと介護DBとを連結させることが技術的に可能か否か、どの程度の作業負荷が発生するのか、②利用可能性の評価:NDBと介護DBとが連結された場合、そのデータは、具体的にどういった分析が新たに可能となり、どういった政策の立案に寄与できるのかについて、解決していくことを目標とする。
研究方法
本研究は、NDBと介護DBのデータ連結について、連結可能性の評価と利用可能性の評価を行うものである。連結可能性の評価については、これまで日本医療研究開発機構(AMED)による平成28年~29年度臨床研究等ICT基盤構築研究事業「新たなエビデンス創出のための次世代NDBデータ研究基盤構築に関する研究」、平成30年度臨床研究等ICT基盤構築・人工知能実装研究事業「NDBデータによる理想的な健康医療ビッグデータ活用モデルの確立に関する研究」で構築、活用したNDBデータ分散処理基盤を活用し、すでに格納されている2014年、2015年度分NDBデータに加える形で2014年度、2015年度分の介護DBデータを受領し、NDBデータのIDをランダムに介護DBデータに付与した上でNDBと介護DBを形式的に連結できる仕組みを構築する。そのうえで、両データを連結した際の操作性、抽出速度等を調査して連結可能性を評価する。この作業は操作性を見ることが目的であり、まったく別人のNDB・介護DBの連結が行われるので、これまでの各種ガイドラインにて禁止されているようなデータの連結には当たらないと考えている。利用可能性の評価については、NDBと介護DBとが連結された場合、そのデータは、具体的にどういった分析が新たに可能となり、どういった政策の立案に寄与できるのかを評価する。これまでのAMED研究開発事業で推進している汎用性の高いNDBのDM作成の延長線上に本研究を位置づけ、汎用性の高い分析用DMをNDBと介護DBが連結可能な形式で作成できれば、それを「ダミー解析」して評価を行うこととする。
結果と考察
2019年度は2014年~15年度分の介護DBの入手を行った。そのうえで、既存NDB分散処理基盤に1か月分の介護DBデータでの試行的なDWH構築及び課題の洗い出しを行った。具体的にはデータ読み込み、DWH作成、NDB介護DB連結キーの作成、DM作成、データ出力および残り23か月分のデータのNASへのファイルコピーを行った。今後は、残り23か月分のデータのDWH作成、連結キーの作成、DM作成、データ出力、連結可能となった介護DBデータを使った試行的操作、介護DBデータの特徴を生かした研究者向けDMの作成を進めていく。
結論
NDBと介護DBの両者のデータ連結について技術的検証を行うことを目的に、2014年度、2015年度のNDBデータと介護DBデータを用い、連結キーを用いて両データをランダムに連結し、そこからDMを作成する作業を行った。2020年度はNDB解析基盤への介護DBの取り込み作業を加速させ、両データを連結利用した際の有用性の評価を行うとともに、連結データについて取り込みや名寄せ、基本的集計についてのインプット件数、アウトプット件数や処理時間等の評価を行っていく予定である。

公開日・更新日

公開日
2020-10-19
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2020-10-22
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201901019Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
28,800,000円
(2)補助金確定額
28,800,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 668,308円
人件費・謝金 3,952,082円
旅費 720,590円
その他 16,813,020円
間接経費 6,646,000円
合計 28,800,000円

備考

備考
-

公開日・更新日

公開日
2021-02-19
更新日
-