2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会における救急・災害医療提供体制に関する研究

文献情報

文献番号
201821043A
報告書区分
総括
研究課題名
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会における救急・災害医療提供体制に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
H30-医療-指定-005
研究年度
平成30(2018)年度
研究代表者(所属機関)
横田 裕行(日本医科大学 大学院医学研究科 救急医学分野)
研究分担者(所属機関)
  • 木村 昭夫(国立国際医療研究センター 救命救急センター)
  • 川前 金幸(山形大学医学部 麻酔科学講座)
  • 小井土 雄一(独立行政法人国立病院機構災害医療センター 臨床研究部)
  • 須崎 紳一郎(武蔵野赤十字病院 救命救急センター)
  • 齋藤 大蔵(防衛医科大学校防衛医学研究センター 外傷研究部門)
  • 坂本 哲也(帝京大学 医学部)
  • 森村 尚登(東京大学 医学部附属病院)
  • 山口 芳裕(杏林大学 医学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成30(2018)年度
研究終了予定年度
令和2(2020)年度
研究費
5,130,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
 2020年に本邦で開催される国際的イベントある東京オリンピック・パラリンピック(以後、東京オリパラ)が開催され、競技場内や開催会場周辺の救急医療体制の整備を検討することは極めて重要である。一方、国外におけるテロに関する情勢も考慮し、東京オリパラにおける救急・災害医療体制整備についても検討し、救急医療体制のモデル案や各種マニュアル(テキストやリーフレットを含む)を提示することも必要である。また、東京オリパラ後に行なわれでる様々な大規模イベント、mass gathering eventの医療体制構築の資料として本研究班の成果物が活用可能(いわゆるlegacy)となるような成果物を作成することも必要である。上記の体制構築や成果物作成することを目的とした。
研究方法
 本研究班と連携して議論をし、本研究班の実質的な活動組織でもあるコンソーシアムのホームページ(HP)に随時アップロードしている(http://2020ac.com/)。また、同HPには本研究班のフォルダーがあり、議事録やニュースレターも随時同HPに掲載をしている。同時に各研究班の成果物、コンソーシアムの成果物や様々な情報は本HPのアップロードしている。全体の進捗としては東京オリパラ開催を1年後に向けて時間的な余裕は必ずしも十分ではないが、大規模イベントに対する救急医療に関連する各種マニュアル、テキスト、リーフレット、及び人材育成プログラム、教材作成に関しては順調に作業が進んでいる。
結果と考察
 上記の目的を達成するために、関連学会や委員会で重要な役割を担っている研究者を本研究班の構成員(研究代表者、分担研究者)とした。横田班(研究代表、日本救急医学会)は医療機関がテロ攻撃を受けた場合の病院BCP、また攻撃を受けにくい病院の対応についてリーフレット作成とテキスト化の作業を行っている。木村班(日本外傷学会)は銃創・爆傷への対応マニュアルを作成し、HPでの公表、さらに救急現場で使用できる小冊子作成に向けての作業を開始している。川前班(日本集中治療学会)は多数傷病者に対するICUの対応についてのガイダンスを作成し、公表した。小井土班(日本災害医学会)は標準的診療録(J-SPEED)採用に向けた活動、CBERNテロを想定した検討を行っている。須崎班(日本中毒学会)は前年度行った会場周辺の主として化学テロ対応の医療機関調査の集計し解析を行った。また、救急現場で使用することを想定したリーフレット作成に向けての議論を行っている。また、斎藤班(日本熱傷学会)で最新の熱傷治療の医療資源調査と発生が危惧される電撃症対応マニュアル作成を行い、公表した。坂本班(日本臨床救急医学会)では熱中症ガイドライン作成と公表、ファーストレスポンダーの教育プログラム作成と教材作成作業開始、競技場内の医療スタッフ教育について教材を含めて検討作業に入っている。さらに山口班はロンドンオリンピックで医療体制を調査し、東京オリパラに向けて医療体制について提言を行っている。
結論
 研究2年目の本年度は、上記の様に大規模イベントに対する救急医療に関連する各種マニュアル、テキスト、リーフレットがほぼ完成しつつある。また、令和元年度の研究に向けては人材育成プログラム、教材を完成させ、実際の大会に備えることとする。本研究班の成果物が東京オリパラ以後に開催されるであろう大規模国際イベント、Mass Gathering Eventにおける医療体制構築の際に有用な資料(legacy)としても活用されることを想定し、研究班の責任を果たしたいと考えている。

公開日・更新日

公開日
2019-11-22
更新日
-

研究報告書(PDF)

研究成果の刊行に関する一覧表
その他
倫理審査等報告書の写し

公開日・更新日

公開日
2021-06-02
更新日
2021-11-09

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201821043Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
6,669,000円
(2)補助金確定額
5,861,000円
差引額 [(1)-(2)]
808,000円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 949,757円
人件費・謝金 250,153円
旅費 1,113,971円
その他 2,008,978円
間接経費 1,539,000円
合計 5,861,859円

備考

備考
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公開日・更新日

公開日
2021-06-02
更新日
-