文献情報
文献番号
201809015A
報告書区分
総括
研究課題名
地域・職域連携の推進による生活習慣病予防等に関する研究
課題番号
H29-循環器等-一般-007
研究年度
平成30(2018)年度
研究代表者(所属機関)
荒木田 美香子(国際医療福祉大学 小田原保健医療学部)
研究分担者(所属機関)
- 柴田 英治(愛知医科大学 医学部)
- 巽 あさみ(浜松医科大学 医学部)
- 横山 淳一(名古屋工業大学 しくみ領域社会工学専攻)
- 前田 秀雄(公益財団法人東京都医学総合研究所)
- 鳥本 靖子(国際医療福祉大学大学院)
- 松田 有子(国際医療福祉大学大学院)
- 竹中 香名子(国際医療福祉大学 小田原保健医療学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
令和1(2019)年度
研究費
7,650,000円
研究者交替、所属機関変更
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研究報告書(概要版)
研究目的
地域・職域連携推進事業の活性化に役立てるための地域・職域活性化プロクラムの開発の一環として、地域・職域連携推進事業ハンドブックVer.1(以下、ハンドブック)及び、地域・職域連携推進事業活性化ツールVer.1(課題明確化ツールと連携事業開発ツール)を開発した。さらに、このツール(以下、活性化ツール)を実際に使用してその活用可能性、修正点を明らかにするために8地域にてモデル事業を行なった。2019年2月に初期集合研修を行い、活性化ツールの活用可能性及び修正点について意見を聴取したので、これらを報告する。さらに、2017年度に実施した地域・職域連携推進事業の関係機関に対する調査の再検討を行ったので、一部修正し、掲載した。
研究方法
2017年度の質問紙及び聞き取り調査の結果を踏まえ、本研究班会議での検討を通して、連携推進事業の活性化につなげるためのハンドブック及び活性化ツールのVer.1を作成した。モデル事業については、2018年に全国二次医療圏域の保健所にモデル事業への参加希望募集案内を送付し、最終的に8保健所の参加を得た。
結果と考察
ハンドブックVer.1は、5部構成(第1部 ハンドブックの使い方と構成、第2部 地域・職域連携推進事業における連携機関、第3部 地域・職域連携推進事業の効果的な進め方、第4部 地域・職域連携推進事業の具体例、第5部 活性化ツールの考え方と構成)からなる。また、活性化ツールは6目的群、16目標を柱とし、目的に応じたターゲット・連携先を選択することで、具体的な事業例と評価項目例が提示される構成とした。さらに、自地域に合わせて、事業や評価項目を修正・編集できるようにした。モデル事業参加者からは使い方が理解できた、興味があるという意見があり、活用可能性が示唆された。また、初期集合研修に参加することで活性化ツールの活用方法の理解に役立った、協議会の進め方を振り返る機会を提供する内容であったという意見も多かった。
結論
2019年度の個別指導の中で、さらに意見を聴取し、2019年度作成予定のハンドブックと活性化ツールの公開版に向けて、改良を続けていく予定である。
公開日・更新日
公開日
2019-09-18
更新日
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