文献情報
文献番号
201808034A
報告書区分
総括
研究課題名
3学会合同「がんゲノムネット」を用いた、国民への「がんゲノム医療」に関する教育と正しい情報伝達に関する研究
課題番号
H30-がん対策-一般-008
研究年度
平成30(2018)年度
研究代表者(所属機関)
田村 研治(国立研究開発法人国立がん研究センター 中央病院乳腺科・腫瘍内科)
研究分担者(所属機関)
- 土原 一哉(国立研究開発法人国立がん研究センター 先端医療開発センター ゲノムトランスレーショナルリサーチ分野)
- 高橋 俊二(公益財団法人がん研究会有明病院 総合腫瘍科)
- 古川 洋一(東京大学 医科学研究所)
- 川上 尚人(近畿大学 医学部 腫瘍内科)
- 佐治 重衡(福島県立医科大学 医学部)
- 矢野 聖二(金沢大学 がん進展制御研究所 腫瘍内科)
- 植竹 宏之(東京医科歯科大学大学院 医学部医学科 総合外科学分野)
- 林田 哲(慶應義塾大学 医学部)
- 吉原 弘祐(新潟大学 大学院医歯学総合研究科)
- 清水 千佳子(国立国際医療研究センター 乳腺・腫瘍内科)
- 加藤 雅志(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター がん医療支援部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 がん対策推進総合研究
研究開始年度
平成30(2018)年度
研究終了予定年度
令和2(2020)年度
研究費
10,954,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
患者、患者家族、一般市民を対象に、現状のがんゲノム医療の全体像をまとめアップデートを随時行いながら、ゲノム関連情報の提供を行うことを計画する。各学会に所属する専門家による現状の解説や将来像、現時点では達成できていないことなど負の側面も含めて正確な情報を提供する。情報ツールとしては、3学会のホームページだけではなく、患者会のホームページ、NPOがん関連ネット、メディア企業、医学系出版社、大手のインターネットサイトを用いる。又、各学会の学術集会、市民公開講座、大学のがんプロフェッショナル講座、国立がん研究センター、患者会、他医療従事者向け教育事業などと連携する。3年間の研究期間内に、国民を対象とした「がんゲノムネット」のコンテンツ・体制を整えることを目標とする。
研究方法
3ヶ月に1回程度、班会議を行い研究方針を決定する。インターネットなどを用いた情報配信事業については、情報ツール、コンテンツ及び運営方針を決定し、分担執筆者を選定する。出版事業に関しては、書籍名、内容、項目を決定し、出版社、分担執筆者を選定する。市民向けのゲノム講習会や3学会の学術集会内でのシンポジウム、教育セミナー、市民公開講座にて正しいゲノム情報の開示を行う。事業全般において、分担研究者(清水、加藤)とその研究班などから、がん患者、患者家族に対するコミュ二ケーション方法について情報収集し、情報発信に役立てる。
結果と考察
1) 班会議
2019年度は、関連する班会議を3回施行した。
・「がんゲノム医療ネット」ワーキンググループ会議
・第4回3学会合同ゲノム推進タスクフォース会議
・第5回3学会合同ゲノム推進タスクフォース会議
2) 書籍を用いた情報配信事業
出版事業に関しては、書籍名、内容、項目を決定し、出版社、分担執筆者を選定した。(書籍名:「よくわかるゲノム医療」, 出版社:医科学出版社)。分担執筆者に対して原稿作成の応諾を行い、2019年3月に執筆依頼をした。
3) インターネットを用いた情報配信事業
インターネットなどを用いた情報配信事業については、情報ツール、コンテンツ及び運営方針を決定し、分担執筆者を選定した。又、分担執筆者については、動画配信のための撮影のスケジュールを調整した。又、3学会合同「がんゲノムネット」特設ウェッブサイトを開設し、デザイン、構成を整えた。又、SNSのアドレス登録を終了した。
4) 学術集会での教育シンポジウム、市民向けの教育セミナーで発表した。
2019年度は、関連する班会議を3回施行した。
・「がんゲノム医療ネット」ワーキンググループ会議
・第4回3学会合同ゲノム推進タスクフォース会議
・第5回3学会合同ゲノム推進タスクフォース会議
2) 書籍を用いた情報配信事業
出版事業に関しては、書籍名、内容、項目を決定し、出版社、分担執筆者を選定した。(書籍名:「よくわかるゲノム医療」, 出版社:医科学出版社)。分担執筆者に対して原稿作成の応諾を行い、2019年3月に執筆依頼をした。
3) インターネットを用いた情報配信事業
インターネットなどを用いた情報配信事業については、情報ツール、コンテンツ及び運営方針を決定し、分担執筆者を選定した。又、分担執筆者については、動画配信のための撮影のスケジュールを調整した。又、3学会合同「がんゲノムネット」特設ウェッブサイトを開設し、デザイン、構成を整えた。又、SNSのアドレス登録を終了した。
4) 学術集会での教育シンポジウム、市民向けの教育セミナーで発表した。
結論
患者、患者家族、一般市民を対象に、現状のがんゲノム医療を伝えるには、医療用語をさけ、できる限り平易な文章で書く必要がある。又、日々、変わる情報をタイムリーにアップデートする必要がある。当該研究班は、計画通り進んでいる。今後、患者会を通じて、患者・市民の立場からの校閲作業を行う。出版物の刊行のあとは、内容をベースにインターネットコンテンツに展開する。
公開日・更新日
公開日
2020-08-07
更新日
-