アレルギー疾患に対する保健指導マニュアル開発のための研究

文献情報

文献番号
201806022A
報告書区分
総括
研究課題名
アレルギー疾患に対する保健指導マニュアル開発のための研究
課題番号
H30-特別-指定-021
研究年度
平成30(2018)年度
研究代表者(所属機関)
足立 雄一(富山大学大学院医学薬学研究部小児科学講座)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
平成30(2018)年度
研究終了予定年度
平成30(2018)年度
研究費
5,379,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201806022C

成果

専門的・学術的観点からの成果
80%の自治体で乳児湿疹/アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのアレルギー疾患について保健指導が行われていたが、保護者から聞かれる内容は実に多岐にわたっているにもかかわらず、70%近くの自治体では指導する際の手引きとなる資料・資材がなく、保健師の負担や指導の効率などの問題点があると思われた。また、アレルギー疾患の予防という観点で重要な妊婦への指導は約40%の自治体でしか実施されておらず、災害の備えについての指導は10%弱という現状も見えてきた。
臨床的観点からの成果
アレルギー疾患の発症予防ならびに発症後の二次予防(増悪防止)には早期からの介入が必要であるが、発症予防や乳幼児期のアレルギー疾患に対する治療に関するエビデンスがまだまだ不十分であることが明らかになった。今後は、より良いマニュアルを作成するためには、より良いエビデンスを構築していくことが必要である。
ガイドライン等の開発
本研究で得られた乳幼児に対する保健指導の実態を受けて、アレルギー疾患の指導をする際に活用できる資材「小児アレルギー疾患 保健指導の手引き」を作成した。
その他行政的観点からの成果
本研究結果から作成された「小児アレルギー疾患 保健指導の手引き」を各都道府県の関係部署に配布すると共に、アレルギーポータルから無料ダウンロードできるようにした。その後、保健指導に携わる方々から「大変使いやすい」「エビデンスに基づいた情報が盛り込まれていて良い」などのご意見をいただいている。
その他のインパクト
2019年5月21日版 公明新聞 朝刊6面の「ウイメンズなう」という欄において、本研究成果から作成された「小児アレルギー疾患 保健指導の手引き」が紹介された。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
0件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2022-05-26
更新日
-

収支報告書

文献番号
201806022Z