各国の国際保健政策の分析を踏まえた、日本の国際保健分野への戦略的・効果的な介入の開発研究

文献情報

文献番号
201805006A
報告書区分
総括
研究課題名
各国の国際保健政策の分析を踏まえた、日本の国際保健分野への戦略的・効果的な介入の開発研究
課題番号
H30-地球規模-一般-001
研究年度
平成30(2018)年度
研究代表者(所属機関)
渋谷 健司(東京大学大学院医学系研究科 国際保健政策学教室)
研究分担者(所属機関)
  • 明石 秀親(国立国際医療研究センター)
  • 三好 知明(国立国際医療研究センター)
  • 野村 周平(東京大学大学院医学系研究科 国際保健政策学教室)
  • 阿部 サラ(国立がん研究センター)
  • Md Mizanur Rahman(エムディー ミジャヌール ラーマン)(東京大学大学院医学系研究科 国際保健政策学教室)
  • 杉下 智彦(東京女子医科大学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 地球規模保健課題解決推進のための行政施策に関する研究
研究開始年度
平成30(2018)年度
研究終了予定年度
令和2(2020)年度
研究費
4,004,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究の目的は各国の国際保健関連政策や民間セクター・市民社会における政策・援助動向を分析することで、国際社会情勢を踏まえ、グローバル・ヘルス分野において日本がよりプレゼンスを高められる戦略的・効果的な介入を提言することを目的とする。
研究方法
1)我が国における援助資金動向の整理
2)民間セクターにおける援助動向の整理
3)G20主要課題における最近の議論の整理
4)UHC Day イベントの開催
結果と考察
1)我が国における資金援助動向の整理
我が国における2012年から2016年における国際保健分野における我が国の資金動向に関する分析を行った。その成果についてはJapan Trackerという名前でNCGMのホームページに公開(https://japan-tracker.org)。平成31年度は、顧みられない熱帯病や栄養などに焦点を当てた保健分野への投資額の傾向を詳細に分析。
2)民間セクターにおける援助動向の整理
現在国際保健分野における最重要ドナーとも言えるゲイツ財団との協働の元で、ゲイツ財団の国際保健政策に関して分析を行った。平成31年度はJapan Trackerに民間セクターにおける資金動向の分析結果も掲載予定。
3)G20主要課題における最近の議論の整理
主にHealth Security 、AMR(薬剤耐性)、結核に関してG7を中心とする議論の動向について分析・整理を行った。
4)UHC Day イベントの開催
タイ、中国、日本、JICA及びゲイツ財団から専門家を招聘し一般向けの公開イベントを実施、当日は約130名が参加。
結論
本研究は、G7伊勢志摩サミットに向けて我が国の国際保健外交政策の政策指針をまとめた実績のある研究者が中心となり実施されるため、研究成果が確実に期待できる。

本研究の成果は、日本で開催される2019年G20や2020年栄養サミットなどへ向け、我が国のグローバル・ヘルスにおけるプレゼンスと知的貢献の強化に直接資するものであり、我が国の国際保健外交戦略や過去G7等で打ち出してきた各種イニシアチブとも合致した内容である。

公開日・更新日

公開日
2019-07-01
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2019-07-01
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201805006Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
5,200,000円
(2)補助金確定額
5,200,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 364,535円
人件費・謝金 721,573円
旅費 1,515,894円
その他 1,401,998円
間接経費 1,196,000円
合計 5,200,000円

備考

備考
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公開日・更新日

公開日
2019-07-01
更新日
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