文献情報
文献番号
201805003A
報告書区分
総括
研究課題名
我が国の世界保健総会等における効果的なプレゼンスの確立に関する研究
課題番号
H29-地球規模-一般-002
研究年度
平成30(2018)年度
研究代表者(所属機関)
渋谷 健司(東京大学大学院医学系研究科 国際保健政策学教室)
研究分担者(所属機関)
- 明石 秀親(国立国際医療研究センター 国際医療協力局)
- 三好 知明(国立国際医療研究センター 国際医療協力局)
- 野村 周平(東京大学大学院 国際保健政策学教室)
- 阿部 サラ(国立がん研究センター 社会と健康研究センター)
- Md Mizanur Rahman(エムディー ミジャヌール ラーマン)(東京大学大学院 国際保健政策学教室)
- 齋藤 英子(国立がん研究センター がん統計・統合解析研究部)
- 米岡 大輔(東京大学大学院 国際保健政策学教室)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 地球規模保健課題解決推進のための行政施策に関する研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
令和1(2019)年度
研究費
3,465,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
本研究の目的は、WHO総会を中心に主要会合における討議内容や状況、日本政府代表団の発言を元に、WHO主要会合等における日本のプレゼンスや優位性と弱点、そして、将来像を実証的かつ包括的に分析評価することを主な目的とする。
研究方法
政策分析と定量的分析の2つのアプローチを有機的に用いて、今後のWHO主要会合において我が国がより効果的にイニシアチブを取るための方策を提案する。
1)G7を通じた日本のグローバルヘルスへの貢献に関する分析
2)我が国における医療制度研究
3)ミャンマーにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に関する分析
4)各種国際会議における技術支援及び人材育成
1)G7を通じた日本のグローバルヘルスへの貢献に関する分析
2)我が国における医療制度研究
3)ミャンマーにおけるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に関する分析
4)各種国際会議における技術支援及び人材育成
結果と考察
2018年度
1. Sakamoto H, Ezoe S, Hara K, Hinoshita E, Sekitani Y, Abe K, Inada H, Kato T, Komada K, Miyakawa M, Yamaya H, Yamamoto N, Abe SK, Shibuya K. Japan's contribution to making global health architecture a top political agenda by leveraging the G7 presidency. Journal of Global Health. 2018;8(2).
2. Sakamoto H, Ghaznavi C, Shibuya K. Country Chapter 7 - Japan. In Legido-Quigley H, Asgari-Jirhandeh N, editors. Resilient and people-centred health systems: Progress, challenges and future directions in Asia. New Delhi: World Health Organization, Regional Office for South-East Asia, 2018.
3. Han SM, Rahman MM, Rahman MS, Swe KT, Palmer M, Sakamoto H, Nomura S, Shibuya K. Progress towards universal health coverage in Myanmar: a national and subnational assessment. Lancet Glob Health, 2018, 6(9): e989-e997.
1. Sakamoto H, Ezoe S, Hara K, Hinoshita E, Sekitani Y, Abe K, Inada H, Kato T, Komada K, Miyakawa M, Yamaya H, Yamamoto N, Abe SK, Shibuya K. Japan's contribution to making global health architecture a top political agenda by leveraging the G7 presidency. Journal of Global Health. 2018;8(2).
2. Sakamoto H, Ghaznavi C, Shibuya K. Country Chapter 7 - Japan. In Legido-Quigley H, Asgari-Jirhandeh N, editors. Resilient and people-centred health systems: Progress, challenges and future directions in Asia. New Delhi: World Health Organization, Regional Office for South-East Asia, 2018.
3. Han SM, Rahman MM, Rahman MS, Swe KT, Palmer M, Sakamoto H, Nomura S, Shibuya K. Progress towards universal health coverage in Myanmar: a national and subnational assessment. Lancet Glob Health, 2018, 6(9): e989-e997.
結論
日本の医療制度研究および健康指標の分析から得られた知見は、書籍・論文として広く公開しており、特に高齢化が急増しているアジア諸国にとって、今後UHC達成を目指していく上で疾病構造と人口動態の変化がもたらす医療システムへの影響の対処方法を検討するための有用な資料となる。同時に、我が国が国際会議等の場でUHCをはじめとするグローバルヘルスの主要課題の議論に参画する際の基盤となる知識を提供するものでもある。
今後は、これらの知見を元に、我が国のグローバルヘルス分野における貢献をより良いものへとするための方策について提言を取りまとめていく。
今後は、これらの知見を元に、我が国のグローバルヘルス分野における貢献をより良いものへとするための方策について提言を取りまとめていく。
公開日・更新日
公開日
2019-06-10
更新日
-