文献情報
文献番号
201721040A
報告書区分
総括
研究課題名
特定機能病院、地域医療支援病院のあり方及び病院第三者評価についての研究
課題番号
H28-医療-指定-033
研究年度
平成29(2017)年度
研究代表者(所属機関)
種田 憲一郎(国立保健医療科学院 国際協力研究部)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成28(2016)年度
研究終了予定年度
平成29(2017)年度
研究費
2,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
平成27年度に厚生労働省が大学附属病院等の医療安全確保に関するタスクフォース(以下、「TF」)を開催し、特定機能病院の医療安全管理の改善策をとりまとめ、平成28年4月から新しい仕組みが順次施行される。また、TFにおいて、医療安全管理体制に止まらず、病院運営全体の意思決定の在り方を含む病院としてのガバナンス体制の再編、整理、強化の必要性を指摘された。そして、地域医療構想(や医療計画上の)等、医療提供体制における特定機能病院の役割や位置付けを検討するべきであるという指摘を受けており、様々な調査・データ分析等を行った上で、位置付けを整理する必要がある。地域医療支援病院についても同様の対応を行う。医療機関の第三者評価を受ける病院数の増加等を行うべきと指摘されているが、受審することの効果やコスト、方法論の差異等について、検討を行う必要がある。本研究において、これらの諸課題について整理する。
研究方法
①日本医療機能評価機構が実施する管理者等の研修内容についてレビューし、研修参加者の一部へのインタビューを実施した。また、研究班メンバーが実際に研修にオブザーバーとして参加し、目指すべき研修の課題等を整理した。
>> ②地図上にデータを示すことを試行した。
>> ③a)専従医師として活動する医師9名から活動に求められる能力(コンピテンシー)やキャリアパスのあり方について意見等を収集・整理した。
>> b)医薬品安全管理責任者等の実態についてはアンケートにてデータを収集・分析した。
>> c)外部監査委員のうち、一般の利用者の代表者の支援となるガイドについて検討した。
>> ②地図上にデータを示すことを試行した。
>> ③a)専従医師として活動する医師9名から活動に求められる能力(コンピテンシー)やキャリアパスのあり方について意見等を収集・整理した。
>> b)医薬品安全管理責任者等の実態についてはアンケートにてデータを収集・分析した。
>> c)外部監査委員のうち、一般の利用者の代表者の支援となるガイドについて検討した。
結果と考察
①管理者等への医療安全研修のガイドラインを完成した。
>> ②特定機能病院の業務報告書などから得られたデータを地図上に示し、基礎資料を作成した。
>> ③医療安全に取り組む専従医師に求められる能力はその医療機関における医療安全の取り組みの歴史や新たに設けられた医療安全管理責任者の役割によっても異なることがわかった。医薬品の安全管理に係る責任者や専従薬剤師についても同様である。また、外部監査の医療を受ける者の支援となるハンドブックを作成した。
>> ②特定機能病院の業務報告書などから得られたデータを地図上に示し、基礎資料を作成した。
>> ③医療安全に取り組む専従医師に求められる能力はその医療機関における医療安全の取り組みの歴史や新たに設けられた医療安全管理責任者の役割によっても異なることがわかった。医薬品の安全管理に係る責任者や専従薬剤師についても同様である。また、外部監査の医療を受ける者の支援となるハンドブックを作成した。
結論
特定機能病院の医療安全管理の新しい仕組みが順次施行される上で、支援となる研修実施のガイドラインやハンドブック、専従医師の役割を検討する基礎資料などを作成した。
公開日・更新日
公開日
2018-06-01
更新日
-