医療機関の病床区分や人員配置等に関する研究

文献情報

文献番号
201721038A
報告書区分
総括
研究課題名
医療機関の病床区分や人員配置等に関する研究
課題番号
H28-医療-指定-029
研究年度
平成29(2017)年度
研究代表者(所属機関)
松田 晋哉(産業医科大学 医学部・公衆衛生学)
研究分担者(所属機関)
  • 伏見清秀(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・医療政策情報学)
  • 藤森研司(東北大学大学院医学系研究科医学部医療管理学分野・医療システム学)
  • 石川ベンジャミン光一(国立がんセンター社会と健康研究センター・臨床経済研究室・医療情報学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成28(2016)年度
研究終了予定年度
平成30(2018)年度
研究費
2,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
地域医療構想の実現に当たっては、各構想区域でデータに基づいた議論を 行うことが求められる。本研究ではその基礎となる資料集を作成する。また、合 わせて病床機能報告等のデータを活用して、自施設の機能を検討するための基準 作成に関する検討を行う。
研究方法
1)秋田県の平成 27 年度病床機能報告のデータを用いて、病床機能につい て検討するための可視化ツールを作成した。2) 平成 28 年度「DPC導入の影響 評価に関する調査」の結果を用いて、二次医療圏ごとの救急およびがんに関する 入院の状況を分析するためのプログラムを Excel で作成した。3) 平成 27 年度消 防庁の救急搬送データを二次医療圏単位で再集計し、平均搬送時間を分析するプ ログラムを Excel で作成した。4) NDB を用いて医療計画策定及び評価のための指 標を作成し、それを Excel および GIS ツールで可視化した。
結果と考察
病床機能報告のデータを可視化することで、地域における各施設の機能について、他施設との比較も踏まえて具体的に検討することが可能になる。今年度の研究においても、病床機能報告データ、救急搬送データ、DPC公開データ、NDBデータを可視化するツールの作成を行い、それを地域医療構想策定のための資料集としてまとめた。これらの各種データ及びツールを用いることで、各都道府県の担当者は地域医療構想の 検討を具体的に行うことが可能となる。
結論
本研究で開発した方法論を用いることでデータに基づいて病床機能選択のための基準の策定や地域医療構想の進捗状況の検討が可能になる。

公開日・更新日

公開日
2021-11-16
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201721038Z