国、都道府県等において実施する発達障害者診療関係者研修のあり方に関する研究

文献情報

文献番号
201717022A
報告書区分
総括
研究課題
国、都道府県等において実施する発達障害者診療関係者研修のあり方に関する研究
課題番号
H28-精神-一般-001
研究年度
平成29(2017)年度
研究代表者(所属機関)
神尾 陽子(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 児童・思春期精神保健保健研究部)
研究分担者(所属機関)
  • 高橋 秀俊(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 児童・思春期精神保健保健研究部 )
  • 近藤 直司(大正大学 心理社会学部)
  • 立花 良之(国立研究開発法人国立成育医療研究センター こころの診療部)
  • 永田 昌子(産業医科大学産業医実務研修センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害者政策総合研究
研究開始年度
平成28(2016)年度
研究終了予定年度
平成29(2017)年度
研究費
3,100,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
発達障害児者の医療ニーズの拡がりと専門機関の不足を踏まえて、地域の発達障害を専門としないかかりつけ医など医療関係者が発達障害支援の地域内連携で果たす役割を増大させることが必要不可欠である。本研究は、平成28年度から全国自治体で開始された「かかりつけ医等発達障害対応力向上研修」の標準化を目的として、必要最低限な内容をカバーする研修教材を作成することである。

研究方法
H28年度に作成した暫定版スライドをベースに、当該年度は、複数回アップデートおよび修正作業を行い、研修実施者用の解説文を追加し、テキスト第1版を作成した。外部委員(発達障害を専門とする研究者や小児科医、精神科医、発達障害当事者、自治体で研修を担当する地域の指導的な立場にある精神科医や小児科医など、日本精神・神経学会および小児保健協会の内諾済み)の査読コメントをもとに最終版テキストを確定し、NCNPのHP上で公開した。
結果と考察
テキストの主要な目的は、かかりつけ医等が ①「発達障害の人と家族の生活を支える知識と方法を習得する」②「発達障害の早期発見・早期対応の重要性を理解する」③「発達障害の診断、治療・支援、連携に関する基本的な知識を習得する」の3つを主軸として、14人の執筆者によって分担執筆された。幼児から就労までをカバーする内容と、自治体での取り組みの二つのパートから構成された。かかりつけ医という対象の層の広さ、発達障害の専門家でない一般医の発達障害臨床への関心の幅と知識量、経験量のばらつきはきわめて大きいこと、ケースの多様性がきわめて大きいことを考慮すると、テキストが目指す到達点の設定に苦慮した結果、臨床で役立つことを強調する普遍的でないハウツーは極力避け、ミニマムなエビデンスにもとづくハウツーにとどめた。査読の依頼は、こうした判断を問い、内容の妥当性をさまざまな立場の専門家に問うた(① かかりつけ医など発達障害を専門としない医療従事者にとって、診療の有益なガイダンスとなりうるか、② トピックは、適切に取り上げられているか、③ トピックはエビデンスにもとづいて書かれているか)。結果、おおむね適切と評価された。差読者の専門性によって、意見の分かれる箇所も多数あり、発達障害の臨床に関して、ニーズの広さが窺われた。
結論
本研究の成果により、全国で標準的な内容の「かかりつけ医等発達障害対応力向上研修」の実施がすすむことが期待される。

公開日・更新日

公開日
2018-11-21
更新日
-

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

文献情報

文献番号
201717022B
報告書区分
総合
研究課題
国、都道府県等において実施する発達障害者診療関係者研修のあり方に関する研究
課題番号
H28-精神-一般-001
研究年度
平成29(2017)年度
研究代表者(所属機関)
神尾 陽子(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 児童・思春期精神保健保健研究部)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害者政策総合研究
研究開始年度
平成28(2016)年度
研究終了予定年度
平成29(2017)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201717022C

収支報告書

文献番号
201717022Z