文献情報
文献番号
201706036A
報告書区分
総括
研究課題名
製菓衛生師のカリキュラム等の見直しについて
課題番号
H29-特別-指定-036
研究年度
平成29(2017)年度
研究代表者(所属機関)
松井 博司(学校法人大手前学園 大手前大学 総合文化学部)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
平成29(2017)年度
研究費
1,782,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
我が国の製菓衛生師の養成課程は製菓衛生師の資質を向上させ、同時に製菓技術の合理的な発達と公衆衛生の向上及び増進に大きな役割を果たしてきた。しかし、製菓衛生師の養成施設におけるカリキュラム等は平成10年の製菓衛生師養成のあり方検討会による検討結果を踏まえた製菓衛生師施行規則等の改正以降、見直しが行われていない。一方で、製菓に関する企業の多様化、人々の食に対するニーズや、食の安全を巡る環境が変化しているとともに、教育機関の多様化等により、製菓衛生師を目指す学生等のベースとなる知識量等において、ばらつきが見られるなど、前回の見直し以降、製菓衛生師を取り巻く状況は変化している。
本研究は、製菓衛生師を取り巻く状況を踏まえた製菓衛生師のカリキュラム等の見直しを行うことを目的とし、製菓衛生師に関する教科科目、時間数、教員の資格、難易度、施設・設備基準、実習の在り方、単位の(相互)認定の研究を行い、制度改正等の検討に資する報告書を取りまとめる。
本研究は、製菓衛生師を取り巻く状況を踏まえた製菓衛生師のカリキュラム等の見直しを行うことを目的とし、製菓衛生師に関する教科科目、時間数、教員の資格、難易度、施設・設備基準、実習の在り方、単位の(相互)認定の研究を行い、制度改正等の検討に資する報告書を取りまとめる。
研究方法
「製菓衛生師カリキュラム等の見直しについて」の調査研究を進めるに当たり、
下記方法により回答を得て、調査研究をまとめた。
1.調査研究チームによる意見集約
2.製菓衛生師養成施設および企業へのアンケート調査
3.企業および団体ならびに製菓衛生師有資格者へのヒアリング調査
適当な調査内容になるように項目については方法を選択した。
(1)教科科目・・・・・・・・・・1、2
(2)時間数・・・・・・・・・・・1、2
(3)教員の資格・・・・・・・・・1、2
(4)難易度・・・・・・・・・・・1、2
(5)施設・設備基準・・・・・・・1、2
(6)実習のあり方・・・・・・・・1、2
(7)単位のあり方・・・・・・・・1、2
(8)製菓衛生師のあり方・・・・・1、3
本研究は、製菓衛生師養成施設および企業へのアンケート調査と製菓企業、関係団体、製菓企業に勤務する製菓衛生師の有資格者を対象にヒアリングによる調査を実施した。これらの調査と並行して、その結果を分析しながら課題について意見集約を行った。
課題に対する意見集約については、各研究会議ごとにまとめ、研究者と研究協力者による論理的帰結としている。
下記方法により回答を得て、調査研究をまとめた。
1.調査研究チームによる意見集約
2.製菓衛生師養成施設および企業へのアンケート調査
3.企業および団体ならびに製菓衛生師有資格者へのヒアリング調査
適当な調査内容になるように項目については方法を選択した。
(1)教科科目・・・・・・・・・・1、2
(2)時間数・・・・・・・・・・・1、2
(3)教員の資格・・・・・・・・・1、2
(4)難易度・・・・・・・・・・・1、2
(5)施設・設備基準・・・・・・・1、2
(6)実習のあり方・・・・・・・・1、2
(7)単位のあり方・・・・・・・・1、2
(8)製菓衛生師のあり方・・・・・1、3
本研究は、製菓衛生師養成施設および企業へのアンケート調査と製菓企業、関係団体、製菓企業に勤務する製菓衛生師の有資格者を対象にヒアリングによる調査を実施した。これらの調査と並行して、その結果を分析しながら課題について意見集約を行った。
課題に対する意見集約については、各研究会議ごとにまとめ、研究者と研究協力者による論理的帰結としている。
結果と考察
今回の「製菓衛生師のカリキュラムの見直し」の調査結果を踏まえて、直ちに製菓衛生師の在り方について、抜本的に制度改正することは現実的ではない。今後の課題として取り上げた中には、時間をかけて関係者との間で合意形成を図る必要があるものもあれば、製菓衛生師法そのものの改正が必要と考えられるものなどが含まれるためである。
したがって、運用の見直しなどにより対応が可能であると思われる短期的課題と、中長期的(5~10年程度)展望の2つの視座に立ち、整理を行った。短期的課題については、今後の法令改正に資するよう、具体的な数値にまで言及している。
したがって、運用の見直しなどにより対応が可能であると思われる短期的課題と、中長期的(5~10年程度)展望の2つの視座に立ち、整理を行った。短期的課題については、今後の法令改正に資するよう、具体的な数値にまで言及している。
結論
製菓衛生師の資格は長らく制度の見直しが行われることなく、グローバル化など大きく変化した社会に置き去りにされてきた側面が否めない。まずは、製菓衛生師の資格の近代化・合理化を進めるとともに、法に掲げられた社会への要請に応えることができるような資格体系へと見直し、さらに、資格取得後もその社会的要請に応え続けられるような仕組みも合わせて構築することが求められているのではないか。本研究が、見直しの契機又は礎となることを期待する。
公開日・更新日
公開日
2018-07-30
更新日
-