患者調査における総患者数推計の妥当性の検証と応用に関する研究

文献情報

文献番号
201702008A
報告書区分
総括
研究課題名
患者調査における総患者数推計の妥当性の検証と応用に関する研究
課題番号
H29-統計-一般-003
研究年度
平成29(2017)年度
研究代表者(所属機関)
橋本 修二(藤田保健衛生大学 医学部衛生学講座)
研究分担者(所属機関)
  • 谷原 真一(帝京大学大学院 公衆衛生学研究科)
  • 村上 義孝(東邦大学 医学部社会医学講座医療統計学分野)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(統計情報総合研究)
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
平成30(2018)年度
研究費
2,819,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
総患者数の新しい推計方法について、その妥当性をレセプトデータと保健医療統計データに基づいて検証するとともに、その応用として、総患者率(総患者数/人口)による傷病の特性、総外来患者の平均診療間隔の検討、および、疾病分類表の評価を行う。
研究方法
研究の進め方としては、第1回研究班会議を平成29年6月に開催し、研究計画を具体化するとともに、研究課題に関する意見交換を行った。その後、各研究者が互いに連携しつつ研究を進め、必要に応じて会議を随時開催した。10月末に各研究課題の進捗状況を確認した。第2回研究班会議を平成30年1月に開催し、研究結果を議論した。その議論を踏まえて、各研究結果をまとめるとともに、これらの研究結果を総括した。
結果と考察
本年度は2年計画の初年度として、基礎的検討の実施と本格的検討に向けた準備を中心とした。分担課題「(1) レセプトデータに基づく総患者数推計の妥当性の検証」では、レセプトデータの名寄せを行った上で、高血圧性疾患の受診者数と受診回数の検討、薬物療法を受けた患者数の算出を行った。「(2) 保健医療統計データに基づく総患者数推計の妥当性の検証」では、患者調査の総外来患者数(入院患者を除く総患者)と国民生活基礎調査の総傷病数の相違を、調査年間のずれを考慮して比較・検討した。「(3) 患者調査における総患者数推計の応用」では、1996~2014年の患者調査を統計法第33条による調査票情報の提供を受けて利用し、総患者率(総患者数/人口)の応用、総外来患者の診療間隔の検討、総患者数を用いた脳血管疾患の特性把握を行った。
結論
患者調査における総患者数推計の妥当性の検証と応用について、次年度の研究目的の達成に向けて、当初の計画通り、研究の準備がおおよそ完了したと考えられる。

公開日・更新日

公開日
2018-09-07
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2018-09-07
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201702008Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
3,100,000円
(2)補助金確定額
3,100,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 543,002円
人件費・謝金 314,060円
旅費 653,296円
その他 1,320,259円
間接経費 281,000円
合計 3,111,617円

備考

備考
研究費不足分11,617円を自己資金で補った。

公開日・更新日

公開日
2018-10-24
更新日
-