地域特性に応じた保健活動推進ガイドラインの開発

文献情報

文献番号
201625012A
報告書区分
総括
研究課題名
地域特性に応じた保健活動推進ガイドラインの開発
課題番号
H28-健危-一般-003
研究年度
平成28(2016)年度
研究代表者(所属機関)
麻原 きよみ(聖路加国際大学 大学院看護学研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 佐伯 和子(北海道大学 大学院保健科学研究院)
  • 大森 純子(東北大学 大学院医学系研究科)
  • 永田 智子(東京大学 大学院医学系研究科)
  • 鵜飼 修(滋賀県立大学 地域共生センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 健康安全・危機管理対策総合研究
研究開始年度
平成28(2016)年度
研究終了予定年度
平成30(2018)年度
研究費
4,583,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、「地域における保健師の保健活動に関する指針(平成25年4月、厚生労働省健康局長)」に基づく保健師の保健活動が推進されるためのガイドラインとその運用に活用できるツールを開発することを目的とする。今年度は、ガイドラインの構成と内容の検討、研究班の組織化、および研究枠組みの構築を行い、研究実施内容の検討と準備を行った。
研究方法
研究枠組みとして、1.知識基盤の構築(用語の定義、地区活動の実態調査)、2.実践的方法論の開発と評価(地域診断と評価のモデルおよびツール)、3.ガイドライン推進のための普及方法の開発で構成し、本年度は1~2について、具体的な研究実施内容と方法を文献・資料等を基に研究者間で検討した。
結果と考察
1.知識基盤の整備に関する研究では、活動指針に示される主要用語の定義とデルファイ調査のための準備備を行い、調査を実施する段階まで進めた。地区活動に関する実態調査では研究枠組みと方法を検討した。2.実践的方法論の開発と評価では、地域診断法の文献的検討を行い、地区カルテ、地域診断ツールおよび評価ツールを作成した。これらについては実用化に向けて保健師からのヒヤリング等による更なる検討と評価研究が必要である。また、本研究では、エコロジカルプランニングによる地域診断法を保健師活動に活用するための実用的な地域診断手法を開発することとし、文献検討、ヒヤリング等から地域資源を活用したつながりの形成、地域資源を活用した交流の促進、地域資源を活かした運動の促進のための地域まちづくりワークショップが考えられた。
結論
地域における保健師の保健活動を推進するためのガイドラインとその運用に活用できるツールを開発することを目的として、ガイドラインの構成・研究枠組みを構築し、研究実施計画とスケジュール、組織体制を明確化した。研究枠組みに基づき、地域における保健活動の主要用語の定義案の作成、地区活動の実態調査の検討、地域診断モデルと評価モデルの検討、ツール案を検討し、次年度研究実施のための準備を行った。今後は、調査実施に向けた具体的な準備とスムーズな運用が必要である。

公開日・更新日

公開日
2017-06-23
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201625012Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
5,500,000円
(2)補助金確定額
5,372,000円
差引額 [(1)-(2)]
128,000円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 647,181円
人件費・謝金 2,231,113円
旅費 1,382,449円
その他 195,020円
間接経費 917,000円
合計 5,372,763円

備考

備考
-

公開日・更新日

公開日
2018-02-16
更新日
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