医療機関の病床区分や人員配置等に関する研究

文献情報

文献番号
201620049A
報告書区分
総括
研究課題名
医療機関の病床区分や人員配置等に関する研究
課題番号
H28-医療-指定-029
研究年度
平成28(2016)年度
研究代表者(所属機関)
松田 晋哉(産業医科大学 医学部・公衆衛生学)
研究分担者(所属機関)
  • 伏見 清秀(東京医科歯科大学大学院・医療政策情報学分野)
  • 藤森 研司(東北大学大学院 医学系研究科・社会医学講座 医療管理学分野 )
  • 石川 ベンジャミン 光一(国立がんセンター社会と健康研究センター・臨床経済研究室)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成28(2016)年度
研究終了予定年度
平成30(2018)年度
研究費
2,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
平成28年度よりレセプトシステムに病棟コードが組み込まれているが、この病棟コードを病床機能報告制度にも反映させ、病棟単位での報告制度になることとしている。この病棟毎に報告されたデータを分析し、今後のあるべき病床の機能分化連携に資する施策に落とし込んでいく。また、病床機能報告制度と合わせ、DPCデータおよびレセプトデータを用いた病床の機能分化を実現するための基準試案を作成することを目的とする。
研究方法
1)福岡県の平成27年度病床機能報告のデータを用いて、病床機能選択のための基準設定に関する検討を各病院の入退院経路をクラスタ分析によって行った。2) 平成27年度「DPC導入の影響評価に関する調査」の結果を用いて、二次医療圏ごとの救急およびがんに関する入院の状況を分析するためのプログラムをExcelで作成した。3) 平成26年度消防庁の救急搬送データを二次医療圏単位で再集計し、平均搬送時間を分析するプログラムをExcelで作成した。4) NDBを用いて医療計画策定及び評価のための指標を作成し、それをExcelおよびGISツールで可視化した。
結果と考察
病床機能報告のデータを分析することで機能選択のための基準が策定できる可能性が示された。また、今回開発した方法論を用いることで、各都道府県の担当者はデータに基づいた地域医療構想の検討を行うことが可能となる。
考察:病床機能報告のデータを用いて機能選択のための定量基準を作成する検討を行った。また、NDBとDPCデータを用いて地域医療構想策定のためのツールを作成した。
結論
我々が開発した方法論を用いることでデータに基づいて病床機能選択のための基準の策定や地域医療構想を議論するための方法論が策定できる可能性が示された。

公開日・更新日

公開日
2018-05-29
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2018-05-29
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201620049Z