看護師の特定行為に係る研修制度の普及等に関する研究

文献情報

文献番号
201620027A
報告書区分
総括
研究課題名
看護師の特定行為に係る研修制度の普及等に関する研究
課題番号
H28-医療-一般-018
研究年度
平成28(2016)年度
研究代表者(所属機関)
神野 正博(公益社団法人全日本病院協会)
研究分担者(所属機関)
  • 春山 早苗(自治医科大学 看護学部)
  • 江村 正(佐賀大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成28(2016)年度
研究終了予定年度
平成28(2016)年度
研究費
5,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本制度が医療現場に普及し特定行為が円滑に実施されるためには、本研修における効果的な指導の実施を推進するとともに、本研修の修了者が手順書により特定行為を実施する体制の整備として、特定行為の実施に係る手順書が各医療現場で適切に作成されることが必要である。
このため本研究では、本研修の修了者が医療現場で円滑に特定行為を実践するための方策を検討する。
研究方法
①指導者育成の充実に向けた指導者講習会の実施に係るプログラムの検討
平成28年度に実施された指導者講習会のアンケート結果の2次分析により、参加者の属性による評価の差を明らかにし、指導者講習会に参加後の指導者に対して指導者講習会受講後の指導者における課題、学ぶべき事項等を質問紙調査を行い明らかにする。また、指導者講習会における講師に対して質問紙調査を行い、教授する際の課題を明らかにする。これら調査を合わせ、専門家会議において協議し、指導者講習会の実施に係るプログラム及び講師の要件のとりまとめる。
②特定行為の実施に係る手順書の作成に関する研究
平成28年の特定行為研修の修了者に対して、質問紙調査により、手順書の活用実態を調査する。またインタビューにより、手順書の作成と運用のプロセス及びそのプロセスにおける課題と工夫、必要な支援等を明らかにし手順書の作成と運用のヒント集を作成する。
結果と考察
①においては、指導者育成の充実に向けた指導者講習会の実施に係るプログラムを検討し、より充実したプログラムの改訂案を提示し、②においては、手順書を活用した現場での活動実態を明らかにし、またそのためのヒント集を作成した。
これらにより、看護師の特定行為研修制度の普及の一助となることが考えられる。
結論
①においては、指導者育成の充実に向けた指導者講習会の実施に係るプログラムを検討し、より充実したプログラムの改訂案を提示した。
②においては、手順書を活用した現場での活動実態を明らかにし、またそのためのヒント集を作成した。

公開日・更新日

公開日
2018-06-05
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2018-06-05
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201620027C

収支報告書

文献番号
201620027Z