レセプト情報・特定健診等情報データベースを利用した医療需要の把握・整理・予測分析および超高速レセプトビックデータ解析基盤の整備

文献情報

文献番号
201603004A
報告書区分
総括
研究課題名
レセプト情報・特定健診等情報データベースを利用した医療需要の把握・整理・予測分析および超高速レセプトビックデータ解析基盤の整備
課題番号
H27-政策-戦略-014
研究年度
平成28(2016)年度
研究代表者(所属機関)
満武 巨裕(一般財団法人 医療経済研究・社会保険福祉協会 医療経済研究機構 研究部)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(臨床研究等ICT基盤構築研究)
研究開始年度
平成27(2015)年度
研究終了予定年度
平成28(2016)年度
研究費
11,819,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(紙媒体)

文献情報

文献番号
201603004B
報告書区分
総合
研究課題名
レセプト情報・特定健診等情報データベースを利用した医療需要の把握・整理・予測分析および超高速レセプトビックデータ解析基盤の整備
課題番号
H27-政策-戦略-014
研究年度
平成28(2016)年度
研究代表者(所属機関)
満武 巨裕(一般財団法人 医療経済研究・社会保険福祉協会 医療経済研究機構 研究部)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(臨床研究等ICT基盤構築研究)
研究開始年度
平成27(2015)年度
研究終了予定年度
平成28(2016)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究の目的は、超高速レセプトビッグデータ解析基盤を利用することにより、レセプト情報・特定健診等情報データベース(以下、NDB)のデータ及び保険者から収集した医療・介護データを利用して、地域(都道府県・市町村)や保険者ごとの性別・年齢別・疾患別医療費および罹患率を把握し、都道府県・全保険者の医療・介護支出目標を精密に設定する推計方法を開発し、増大する国民医療費の適正化対策としての施策導入を目指すことである。また、複数年データを活用して時間経過に伴い新たに作成したデータ項目と医療・介護供給体制の情報とリンクさせて、需要および供給体制を把握し、現実のデータの変遷に合わせた予測が可能な先進的なヘルスケアビッグデータサービスを実現する。
研究方法
採択額及び研究期間を考慮し、研究内容を重点化し、以下とした。1) 4医学会と連携したNDBレセプトデータから生活習慣病の発症数・合併症数・重症群の定義を確立を通し、わが国の生活習慣病・癌等の複数疾患の診療の実態を明らかにし、診療エビデンス・パフォーマンスの分析・公開、2) 国・都道府県・市町村レベルで、医療費・介護費支出の目標を設定する方法論の確立、3)レセプト情報と介護レセプトを活用し訪問診療をはじめとする在宅医療の実態を明らかにするとともに、疾病予防・医療・介護の連携の実態把握。
結果と考察
今回、研究の採択額及び研究期間を考慮し、研究内容を重点化した。高速保険レセプト解析基盤の実行性能比較では、従来型と比べて約100倍となる高速化を実現できた。薬剤の処方傾向の分析では、主要抗うつ薬と湿布薬の年間点数合計と処方日数、高血圧治療薬の処方件数と併用薬・併用禁忌の実態等を示した。生活習慣病の分析結果は、例えば慢性腎臓病(CKD)の患者数について約22.5万人を抽出した。透析患者については、診療行為名称を特定したところ、NDBから推計した全国の透析患者数は、約22万人であった。三重県の全ての国民健康保険と後期高齢者のデータ利用し、供給データ(医療機関・介護施設・介護サービス事業所の基本的属性)と組み合わせることで、医療と介護サービスの連携でどのような使われ方をしているか、個人単位で可視化することができた。
結論
種々のデータを組み合わせて医療や介護の実態を可視化することで、現在進行中の医療介護総合改革等の推進等に資するエビデンスを作成できることを示した。

公開日・更新日

公開日
2018-06-07
更新日
-

研究報告書(PDF)

総合研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
その他
その他
その他
研究成果の刊行に関する一覧表

公開日・更新日

公開日
2018-06-07
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201603004C

収支報告書

文献番号
201603004Z