レセプトデータを活用した患者調査統計報告の手法に関する研究

文献情報

文献番号
201602008A
報告書区分
総括
研究課題名
レセプトデータを活用した患者調査統計報告の手法に関する研究
課題番号
H28-統計-一般-002
研究年度
平成28(2016)年度
研究代表者(所属機関)
伊藤 澄信(独立行政法人国立病院機構本部 総合研究センター)
研究分担者(所属機関)
  • 井高 貴之(独立行政法人国立病院機構本部 総合研究センター 診療情報分析部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(統計情報総合研究)
研究開始年度
平成28(2016)年度
研究終了予定年度
平成29(2017)年度
研究費
2,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
厚生労働省の基幹統計である患者調査は、医療施設を利用した患者の傷病や受療の状況等の実態を明らかにするための調査として3年に1回実施されている。しかしながら、医療施設における記入者負担も大きく、調査の支援・負担軽減を図ることが喫緊の課題となっている。3年毎に実施されている厚生労働省の基幹調査である患者調査の入力負担を軽減するために、レセプトデータが利用できるかどうかを平成26年患者調査結果と同時期の国立病院機構病院のレセプトデータを突合し、レセプトデータの利活用可能性を検討することを目的とする.
研究方法
平成26年患者調査、平成26年医療施設静態調査の調査票情報について二次利用申請のうえ、国立病院機構に所属する143病院が報告した患者調査データを抽出し、当機構が全国143病院から収集・データベース化を行っている同時期のレセプトデータ等と病院ごとに患者単位で突合して比較・分析を行う。なお、国立病院機構臨床研究中央倫理審査委員会で審議の上、国立病院機構ホームページに研究概要を公示した。
結果と考察
患者調査から抽出されたデータは外来奇数票15,111件、入院奇数票19,609件、病院退院票 47,902件であったがそれぞれ1,762件(11.7%)、 276件(1.4%)、4,436件(9.3%)が施設・性別・生年月日が一致し、病名も430(2.8%)、60(0.3%)、2,737(5.7%)が重複していた。国立病院機構のレセプトデータと突合可能であったデータは外来奇数票13,312件(88.1%)、入院奇数票18,189件(92.8%)、病院退院票44,029件(91.9%)であり、患者調査と同じICDコード化したレセプト病名がレセプトにみられたのは10,688
件(80.3%)、15,011件(82.5%)、36,344件(82.5%)であった。
結論
生年月日・性別での突合率は約9割であった。突合可能であった調査票にあった病名のうち8割はレセプトに記載されており、患者調査票病名のうち少なくとも8割はレセプトから転記可能であると示唆された。外来奇数票では複数診療科受診で主たる病名を同じにしている可能性、病院退院票では1か月間に複数回入院・退院を繰り返している人が含まれている可能性があり、レセプトデータから抽出可能な患者調査の項目候補の検討等と共に現に保持しているデータを個人単位で突合し、活用にむけて今後の検討が必要である。

公開日・更新日

公開日
2017-08-03
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2017-08-03
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201602008Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
2,000,000円
(2)補助金確定額
2,000,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 196,178円
人件費・謝金 2,380,242円
旅費 0円
その他 0円
間接経費 0円
合計 2,576,420円

備考

備考
研究費不足分の576,420円は自己資金で補った。

公開日・更新日

公開日
2017-08-03
更新日
2017-10-04