患者調査に基づく受療状況の解析と総患者数の推計に関する研究

文献情報

文献番号
201602001A
報告書区分
総括
研究課題名
患者調査に基づく受療状況の解析と総患者数の推計に関する研究
課題番号
H27-統計-一般-001
研究年度
平成28(2016)年度
研究代表者(所属機関)
橋本 修二(藤田保健衛生大学 医学部衛生学講座)
研究分担者(所属機関)
  • 野田 龍也(奈良県立医科大学 公衆衛生学講座)
  • 谷原 真一(帝京大学大学院 公衆衛生学研究科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(統計情報総合研究)
研究開始年度
平成27(2015)年度
研究終了予定年度
平成28(2016)年度
研究費
1,945,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
患者調査に基づいて傷病別の外来患者の診療間隔や入院患者の入院期間などの詳細な受療状況の年次変化を解析し、レセプトデータを用いて複数の医療施設・傷病の受療状況を解析するとともに、総患者数の推計方法と副傷病の取り扱い方法を検討することを目的とした。これらの検討結果を総括し、患者調査への提言をまとめることを目指した。本研究は平成27年度と28年度の2年計画における最終年度のものであった。
研究方法
研究の進め方としては、第1回研究班会議を平成28年6月に開催し、研究計画を具体化するとともに、研究課題に関する意見交換を行った。その後、各研究者が互いに連携しつつ研究を進め、必要に応じて会議を随時開催した。10月末に各分担課題の進捗状況を確認した。第2回研究班会議を平成29年1月に開催し、研究結果を議論した。その議論を踏まえて、各研究結果を総括し、患者調査への提言をまとめた。
結果と考察
本年度は2年計画の最終年度として、昨年度のデータ解析の基礎的検討と課題の整理の結果を踏まえて本格的な検討を行い、研究目的の達成を目指した。分担課題「患者調査データの解析」では、平均診療間隔の分布と再来外来患者数の変化および入院期間の調査結果を示した。「レセプトデータの解析」では、国民健康保険被保険者と後期高齢者医療制度対象者における高血圧による受診状況および被用者保険被保険者・被扶養者の糖尿病による受診状況の分析結果を示した。「患者調査の方法の検討」では、総患者数の推計方法に関する課題の検討結果、副傷病の取り扱い方法に関する課題の検討結果、および、診療状況の年次推移に関する検討結果を示した。患者調査に対して、総患者数の推計方法、および、副傷病の取り扱い方法に関する提言を行った。
結論
患者調査に基づく受療状況の解析と総患者数の推計について、当初の研究目的をおおよそ達成したと考えられた。

公開日・更新日

公開日
2017-08-03
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2017-08-03
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

文献情報

文献番号
201602001B
報告書区分
総合
研究課題名
患者調査に基づく受療状況の解析と総患者数の推計に関する研究
課題番号
H27-統計-一般-001
研究年度
平成28(2016)年度
研究代表者(所属機関)
橋本 修二(藤田保健衛生大学 医学部衛生学講座)
研究分担者(所属機関)
  • 野田 龍也(奈良県立医科大学 公衆衛生学講座)
  • 谷原 真一(帝京大学大学院 公衆衛生学研究科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(統計情報総合研究)
研究開始年度
平成27(2015)年度
研究終了予定年度
平成28(2016)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
患者調査に基づいて傷病別の外来患者の診療間隔や入院患者の入院期間などの詳細な受療状況の年次変化を解析し、レセプトデータを用いて複数の医療施設・傷病の受療状況を解析するとともに、総患者数の推計方法と副傷病の取り扱い方法を検討することを目的とした。これらの検討結果を総括し、患者調査への提言をまとめることを目指した。本研究は平成27年度と28年度の2年計画であった。
研究方法
研究の進め方としては、平成27年度と28年度とも第1回研究班会議を6月頃に開催し、研究計画の詳細を確認・具体化するとともに、研究課題に関する意見交換を行った。第1回研究班会議後、各研究者が互いに連携しつつ研究を進め、必要に応じて会議を随時開催した。10月末に各研究課題の進捗状況を確認した。第2回研究班会議を1月頃に開催し、研究結果を議論した。その議論を踏まえて、各年度の研究結果をまとめた。最終年度にすべての研究結果を総合した。
結果と考察
平成27年度は2年計画の初年度として、データ解析の基礎的検討と課題の整理を中心とし、28年度は最終年度として本格的な検討を行った。分担課題「患者調査データの解析」では、1996~2014年における平均診療間隔の分布、再来外来患者数の変化と入院期間の調査結果を示した。「レセプトデータの解析」では、大規模レセプトデータ(健康保険組合と国保・高齢者医療)を用いて、受療傷病数、糖尿病の受療医施設数および糖尿病と高血圧による年間の受療月数を示した。「患者調査の方法の検討」では、総患者数の推計方法、副傷病の取り扱い方法と診療状況の年次推移に関する検討結果を示した。患者調査に対して、総患者数の推計方法、および、副傷病の取り扱い方法に関する提言を行った。
結論
患者調査に基づく受療状況の解析と総患者数の推計について、平成27年度と28年度の研究によって、当初の研究目的をおおよそ達成したと考えられた。

公開日・更新日

公開日
2017-08-03
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201602001C

収支報告書

文献番号
201602001Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
1,945,000円
(2)補助金確定額
1,945,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 595,196円
人件費・謝金 497,100円
旅費 419,818円
その他 449,551円
間接経費 0円
合計 1,961,665円

備考

備考
研究費不足分16,665円を自己資金で補った。

公開日・更新日

公開日
2017-11-06
更新日
-