文献情報
文献番号
201523018A
報告書区分
総括
研究課題名
C型肝炎救済のための調査研究及び安全対策等に関する研究
課題番号
H27-医薬-指定-012
研究年度
平成27(2015)年度
研究代表者(所属機関)
山口 照英(日本薬科大学 薬学部)
研究分担者(所属機関)
- 八橋 弘(国立病院機構長崎医療センター 臨床研究センター)
- 正木 尚彦(国立国際医療研究センター 中央検査部門)
- 岡田 義昭(埼玉医科大学 医学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究
研究開始年度
平成27(2015)年度
研究終了予定年度
平成29(2017)年度
研究費
50,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
肝炎診療連携拠点病院や国立病院機構肝疾患専門医療施設を中心してこれらの医療機関に通院しているC型肝炎患者へアプローチし、C型肝炎の原因がフィブリノゲンや特定凝固因子製剤(特定製剤;特別措置法の対象製剤)やそれ以外の要因による可能性がどの程度推定されるのか、さらに特定製剤等の投与を受けた可能性のある患者さんがどの程度カルテ調査をしてこられたのかを明らかにすることを目的とし、検討を行った。
研究方法
1次調査として、医療機関に通院加療中のC型肝炎患者を対象に、①C型肝炎の感染経路の実態、②フィブリノゲン等の血液製剤でC型肝炎に感染した患者の実態、以上の2点を明らかするためアンケート調査を実施した。
結果と考察
今回解析をおこなった3,700人中、感染経路が輸血・血液製剤による人は1,226人(33.1%)、今後カルテ等の調査を希望する人は437人(11.8%)、過去にカルテ等の調査を依頼したことがある人は230人(6.2%)であった。
このことから、現在、わが国の医療機関に現在通院加療していると考えられるC型肝炎患者数を50万人と仮定した場合、感染経路が輸血・血液製剤による人は17万人、今後カルテ等の調査を希望する人は5.9万人、過去にカルテ等の調査を依頼したことがある人は3.1万人と推測した。
このことから、現在、わが国の医療機関に現在通院加療していると考えられるC型肝炎患者数を50万人と仮定した場合、感染経路が輸血・血液製剤による人は17万人、今後カルテ等の調査を希望する人は5.9万人、過去にカルテ等の調査を依頼したことがある人は3.1万人と推測した。
結論
現在、わが国の医療機関に現在通院加療していると考えられるC型肝炎患者数を50万人と仮定した場合、感染経路が輸血・血液製剤による人は17万人、今後カルテ等の調査を希望する人は5.9万人、過去にカルテ等の調査を依頼したことがある人は3.1万人と推測した。
公開日・更新日
公開日
2019-10-18
更新日
-