高度先端医療(人工血液)研究事業の企画と評価に関する研究

文献情報

文献番号
199800453A
報告書区分
総括
研究課題名
高度先端医療(人工血液)研究事業の企画と評価に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成10(1998)年度
研究代表者(所属機関)
寺尾 允男(国立医薬品食品衛生研究所)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生科学研究費補助金 先端的厚生科学研究分野 高度先端医療研究事業(人工血液開発研究分野)
研究開始年度
平成9(1997)年度
研究終了予定年度
平成11(1999)年度
研究費
10,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
優れた人工臓器の開発は、従来不治の病とされていた疾病の患者の救命や社会復帰を実現する。輸血用血液は、医療に不可欠ながらヒトからの供給によるため、緊急時の供給量や未知の感染症、免疫反応等の問題を内在しており、人工血液はこれらの問題を解決し得るものとしてその開発が期待される。
高度先端医療技術(人工血液)の研究開発には、多くの分野に渡る要素技術の集積が不可欠であり、基礎的研究から開発段階までの一貫した支援策が必要である。このため、高度先端医療(人工血液)研究においては、研究を総合的に実施し的確な対策を講ずるための研究を行い血液の安全性確保についての社会的要請等に応えるため国際的な動きも視野に入れた総合的かつ計画的な研究を推進することを目的としているもである。したがって、限られた研究資源を有効に活用し、高度先端医療(人工血液)研究を推進するためには、適切な研究課題に対して研究費を適正に配分することが求められる。本研究は、申請者の提出する研究計画書に基づいて研究課題の内容を書面審査を実施することにより、高度先端医療(人工血液)研究の推進に大いに寄与できるものと考える。
研究方法
1年目:「高度先端医療(人工血液)研究の事前評価の実施方法に関する指針」に基づき、平成9年度高度先端医療研究事業:人工血液開発研究の3分野について、それぞれ専門家2名以上を分担研究者として各応募課題につき研究計画書による書面審査を行った。また、行政的評価については、各分野の専門の行政官の協力を得、同様に書面審査を行った。応募課題1につき、専門的・学術的観点からの評価及び行政的観点からの評価にはそれぞれ複数の評価者による審査を行った。
2年目:平成10年度高度先端医療(人工血液)研究の各分野について、1年目と同様に評価を行った。
3年目:平成11年度高度先端医療(人工血液)研究の各分野について、2年目と同様に評価を行う。
結果と考察
結果と考察、高度先端医療(人工血液)研究の各分野の専門家7名と行政官5名からなる評価委員会を設け、平成11年2月中旬から3月にかけて平成11年度の申請課題11課題の研究計画書について、専門的・学術的観点と行政的観点から書面による事前評価を実施し、専門家点順位、行政官順位、総合点順位をつけ平成11年度研究課題採択案、配分額案(3億7千万円)を決定した。
結論

公開日・更新日

公開日
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更新日
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研究報告書(紙媒体)