文献情報
文献番号
201432010A
報告書区分
総括
研究課題名
再生医療支援人材育成コンソーシアム構築
課題番号
-
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
赤澤 智宏(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科)
研究分担者(所属機関)
- 澤 芳樹(大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科学)
- 足立 壮一(京都大学医学研究人間健康科学系専攻)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 【委託費】 再生医療実用化研究
研究開始年度
平成26(2014)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究費
7,700,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
H26年11月25日、再生医療安全確保法と医薬品医療機器等法が施行された。医療倫理、安全性を熟知し細胞培養技術を習得した人材の育成が急務となっている。我が国では、幹細胞の培養・加工等に従事する人材を体系的に教育・育成するシステムは未整備である。本研究は、医科歯科大、阪大、京大の保健学科を舞台に、新たなキャリアパスとして幹細胞の培養・加工等に従事する再生医療実務・業務職と、リーダーシップを備えた新たな人材育成に従事する再生医療上級専門職の育成を行う事を目的とした。(233文字)
研究方法
本研究の初年度であるH26年度は一般市民向けのワークショップを開催し、再生医療支援人材育成に対する認知度を高めることを行った。また、一般市民対象のアンケート調査を実施した。また、再生医療支援人材育成に用いるカリキュラム策定においては、初級(再生医療実務・業務職)を念頭に置き、3大学で整合性、一貫性のとれたものを策定した。また、次年度に向けてe-learning教材作成を開始した。(180文字)
結果と考察
【結果】1.一般市民向けのワークショップ「iPS細胞を医療につなぐ~支える人材を教え、育てる~」を平成26年10月17日(金)東京医科歯科大学鈴木章夫講堂で開催した(主催:「再生医療支援人材育成コンソーシアム準備委員会」、共催:(社)日本再生医療学会、(独)科学技術振興機構)。一般来場者は396名であった。
2.一般参加者に対して記述式のアンケートを実施した。
3.平成26年度は初級(再生医療実務・業務職)のカリキュラムを策定した(結果:別紙??)。
4.e-learning教材の作成に着手した。
【考察】一般市民向けのワークショップの反響は大きく、終了後、事務局に問い合わせが殺到した。とりわけ、学生、大学院生など若い世代の関心が高かった。また、アンケート結果をみると、再生医療の人材育成に国の支援や企業の参画を必要と思う声が97%と高かった事は特記すべき事である。今後、よりいっそうの支援が求められるとこである。山中教授の講演の中で、人材育成の三つの柱は、教育・雇用・資格であると強調されていた。本事業においてもどのような形で資格化の道筋をつけるのか、また、安定的な雇用につなげていくのかを検討する必要があると考えられる。(499文字)
2.一般参加者に対して記述式のアンケートを実施した。
3.平成26年度は初級(再生医療実務・業務職)のカリキュラムを策定した(結果:別紙??)。
4.e-learning教材の作成に着手した。
【考察】一般市民向けのワークショップの反響は大きく、終了後、事務局に問い合わせが殺到した。とりわけ、学生、大学院生など若い世代の関心が高かった。また、アンケート結果をみると、再生医療の人材育成に国の支援や企業の参画を必要と思う声が97%と高かった事は特記すべき事である。今後、よりいっそうの支援が求められるとこである。山中教授の講演の中で、人材育成の三つの柱は、教育・雇用・資格であると強調されていた。本事業においてもどのような形で資格化の道筋をつけるのか、また、安定的な雇用につなげていくのかを検討する必要があると考えられる。(499文字)
結論
本研究は、医科歯科大、阪大、京大の保健学科を舞台に、新たなキャリアパスとして幹細胞の培養・加工等に従事する再生医療実務・業務職と、リーダーシップを備えた新たな人材育成に従事する再生医療上級専門職の育成を行う事を目的とした。平成26年度は、一般市民向けのワークショップを開催し、再生医療支援人材育成に対する認知度を高めることを行った。また、一般市民対象のアンケート調査を実施し、本事業の重要性が一定程度認知されている事が明らかになった。また、再生医療支援人材育成に用いるカリキュラム策定においては、初級(再生医療実務・業務職)を念頭に置き、3大学で整合性、一貫性のとれたものを策定した。また、次年度に向けてe-learning教材作成を開始した。(313文字)
公開日・更新日
公開日
2015-06-09
更新日
-