医療機関の病床区分や人員配置等に関する研究

文献情報

文献番号
201424007A
報告書区分
総括
研究課題名
医療機関の病床区分や人員配置等に関する研究
課題番号
H26-医療-一般-001
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
松田 晋哉(産業医科大学 医学部・公衆衛生学)
研究分担者(所属機関)
  • 伏見 清秀(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・医療情報システム学)
  • 藤森 研司(東北大学大学院医学系研究科医療管理学分野)
  • 石川 ベンジャミン 光一(国立がんセンターがん対策情報センター情報システム管理課情報システム開発室・医療情報学)
  • 池田 俊也(国際医療福祉大学薬学部薬学科・公衆衛生学、病院管理学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 【補助金】 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成26(2014)年度
研究終了予定年度
平成27(2015)年度
研究費
5,385,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
地域ビジョン策定の前提となる将来需要や、現状を投影した場合の医療資源量の推計方法を検討し、医療ビジョン(地域医療構想)作成のガイドラインを策定するために必要なデータの収集・分析及び整理を行った。
研究方法
1)平成25年度 DPCデータ・NDBデータをもとに二次医療圏あるいは医療計画に規定する圏域ごとに、病床機能別病床数の推計を行う方法論を開発した。2) 平成25年度「DPC導入の影響評価に関する調査」の結果を用いて、二次医療圏ごとの救急およびがんに関する入院の状況を分析するためのプログラムをExcelで作成した。3) 消防庁の救急搬送データを二次医療圏単位で再集計し、平均搬送時間を分析するプログラムをExcelを用いて作成した。4) National Databaseを用いて医療計画策定及び評価のための指標を作成し、それをExcelおよびGISツールで可視化した。5)厚生労働省保険局による平成25年度「DPC導入の影響評価に関する調査」の結果を用いて、主要な傷病の入院治療を行なっている施設までの移動時間別に地域を区分したアクセスマップを作成し、またあわせて地域の人口カバー率を分析した。
結果と考察
今回開発した方法論を用いることで、各都道府県の担当者はデータに基づいた地域医療ビジョン(地域医療構想)を策定することが可能となる。
病床機能報告制度の結果を反映することで、今回開発した方法論の精緻化を図ることが今後課題となる。具体的には被用者保険における患者住所地情報の付与、自賠責・労災・正常分娩情報の連結などである。
結論
本研究で開発した方法論を用いることでデータに基づいて地域医療ビジョン(地域医療構想)を策定することが可能であることが示された。

公開日・更新日

公開日
2017-01-26
更新日
-

研究報告書(PDF)

収支報告書

文献番号
201424007Z