自己免疫疾患に関する調査研究

文献情報

文献番号
201415118A
報告書区分
総括
研究課題名
自己免疫疾患に関する調査研究
課題番号
H26-難治等(難)-一般-083
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
住田 孝之(筑波大学 医学医療系)
研究分担者(所属機関)
  • 山本 一彦(東京大学大学院医学系研究科内科学専攻アレルギー・リウマチ学)
  • 上阪 等(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科膠原病・リウマチ内科学)
  • 竹内 勤(慶應義塾大学医学部リウマチ内科)
  • 田中 良哉(産業医科大学医学部第一内科学講座)
  • 渥美 達也(北海道大学大学院医学研究科 内科学講座・第二内科)
  • 三森 明夫(国立国際医療研究センター 膠原病科)
  • 山田 亮(京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センター統計遺伝学分野)
  • 天野 浩文(順天堂大学膠原病・リウマチ内科)
  • 石井 智徳(東北大学大学院医学系研究科血液免疫学分野)
  • 三森 経世(京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床免疫学)
  • 神田 隆(山口大学大学院医学系研究科神経内科学教室)
  • 藤本 学(筑波大学医学医療系皮膚科学)
  • 砂田 芳秀(川崎医科大学医学部・神経内科学)
  • 川口 鎮司(東京女子医科大学リウマチ科)
  • 室 慶直(名古屋大学大学院医学系研究科皮膚結合組織病態学分野、皮膚科学)
  • 太田 晶子(埼玉医科大学医学部公衆衛生学教室)
  • 神人 正寿(熊本大学大学院生命科学研究部皮膚病態治療再建学分野)
  • 川上 純(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座)
  • 佐野 統(兵庫医科大学内科学講座リウマチ膠原病科)
  • 坪田 一男(慶應義塾大学医学部眼科学教室)
  • 斎藤 一郎(鶴見大学歯学部口腔病理学講座)
  • 中村 誠司(九州大学大学院歯学研究院)
  • 高村 悦子(東京女子医科大学医学部医科学 眼科)
  • 田中 真生(金沢医科大学血液免疫内科学)
  • 坪井 洋人(筑波大学 医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー))
  • 三村 俊英(埼玉医科大学リウマチ膠原病科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 【補助金】 難治性疾患等克服研究(難治性疾患克服研究)
研究開始年度
平成26(2014)年度
研究終了予定年度
平成28(2016)年度
研究費
24,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
自己免疫疾患診療の標準化、医療の質の向上・患者のQOLの改善を目指すために、1)実践的かつ国際的視野に立った診断基準の検定・改訂、2)重症度分類の確立、3)臨床調査個人票案の提唱、4)臨床現場で活用できる診療ガイドラインの作成を目的とする。自己免疫疾患の医療の向上、患者のQOLの改善を目指すために必要不可欠な研究プロジェクトである。
研究方法
(1)SLE分科会(山本リーダー):1)アメリカリウマチ学会基準とNIH基準を検定した、2)重症度分類としてSLEDAIを提唱した、3)改訂臨床調査個人票案(新規)(更新)を提唱した、4)診療ガイドライン作成に向けてCQを抽出中。(2)PM/DM分科会(上阪リーダー):1)国際診断基準のを検定した、2)重症度分類を新しく提唱した、3)改訂臨床調査個人票案(新規)(更新)を提唱した、4)治療ガイドラインを作成した。(3)SS分科会(住田リーダー):1)旧厚生省改訂基準が最も優れていることを検証した、2)重症度分類としてESSDAIを提唱した、3)新たに臨床調査個人票案(新規)(更新)を提唱した、4)32個のCQを抽出し診療ガイドライン作成を進めた。(4)AOSD分科会(三村リーダー):1)診断基準の検証を進めた、2)新たに重症度分類を提唱した、3)臨床調査個人票案(新規)(更新)を新たに提唱した、4)25個のCQを抽出し診療ガイドライン作成を進めた。
結果と考察
1)SLE分科会:ACR基準とNIH基準に関して、日本人SLE患者を対象として解析中である。結論がでるまでは、現行のACR基準を日本における診断基準として採用することとした。重症度分類はSLEDAIを用いて評価することとし、それに基づいた臨床調査個人票を作成した。H28年度をゴールとして診療ガイドラインの作成をスタートした。
2)PM/DM分科会:ADMの診断が可能な診断基準に改訂した。重症度は新規に作成し、それらに基づき臨床調査個人票を作成した。Mindsに沿った治療ガイドラインを作成し公表した。
3)SS分科会:旧厚労省改訂基準を日本の診断基準とし重症度はESSDAIを提案した。それに基づく臨床調査個人票を提唱した。診療ガイドライン作成をスタートした。
4)AOSD分科会:診断基準の改訂に関する議論を進めた。重症度分類は新規に提案し、それらに基づく臨床調査個人票を提唱した。診療ガイドライン作成に着手した。
結論
2)PM/DM分科会:ADMの診断が可能な診断基準に改訂した。重症度は新規に作成し、それらに基づき臨床調査個人票を作成した。Mindsに沿った治療ガイドラインを作成し公表した。
1)SLE分科会、3)SS分科会、4)AOSD分科会については、診療ガイドライン作成中である。

公開日・更新日

公開日
2015-06-26
更新日
-

収支報告書

文献番号
201415118Z