症候性脳放射線壊死に対する核医学的診断とベバシズマブの静脈内投与による治療

文献情報

文献番号
201409005A
報告書区分
総括
研究課題名
症候性脳放射線壊死に対する核医学的診断とベバシズマブの静脈内投与による治療
課題番号
H24-臨研推-一般-006
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
宮武 伸一(大阪医科大学 がんセンター)
研究分担者(所属機関)
  • 寺坂 俊介(北海道大学 医学研究科、脳神経外科学教室)
  • 井内 俊彦(千葉県がんセンター 脳神経外科)
  • 成相 直(東京医科歯科大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 露口 尚弘 (大阪市立大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 別府 高明(岩手医科大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 荒川 芳輝(京都大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 成田 善孝(独立行政法人国立がん研究センター中央病院・脳脊髄腫瘍科)
  • 田部井 勇助(日本赤十字社医療センター・脳神経外科)
  • 中村 英夫(熊本大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 坪井 康次(筑波大学、陽子線医学利用研究センター、放射線腫瘍学教室)
  • 永根 基雄(杏林大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 篠田 淳(木沢記念病院・脳神経外科)
  • 古瀬 元雅(大阪医科大学 医学部、外科学講座、脳神経外科学教室)
  • 杉山 一彦(広島大学大学院医歯薬学総合研究科・がん化学療法科)
  • 阿部 竜也(佐賀大学 医学部 脳神経外科学教室)
  • 武笠 晃丈(東京大学医学部、脳神経外科学教室)
  • 寺崎 瑞彦(久留米大学医学部、脳神経外科学教室)
  • 隈部 俊宏(北里大学 医学部、脳神経外科学教室)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 【補助金】 医療技術実用化総合研究
研究開始年度
平成24(2012)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究費
9,900,000円
研究者交替、所属機関変更
[研究者交替]  木沢記念病院 脳神経外科 三輪和弘 退職により、同病院 篠田淳 に交替。 [所属機関変更] 阿部竜也 大分大学 から 佐賀大学 に異動。

研究報告書(概要版)

研究目的
近年、強度変調放射線治療、各種粒子線等の高線量放射線治療が悪性グリオーマをはじめとする頭蓋内悪性腫瘍に適応され、また転移性脳腫瘍に対しては定位放射線治療による積極的加療により、これら腫瘍に対して優れた成績を残している。一方で高線量放射線治療により生存期間が延長し、脳放射線壊死に遭遇する機会が増加してきた。脳放射線壊死は周囲に強い脳浮腫を呈し、機能予後や、時には生命予後も悪化させることも多い。脳放射線壊死に対しては試験的にステロイド、抗凝固薬、ビタミンE、高圧酸素療法なども試されてきたが、十分ナ効果は得られていない。
われわれは放射線壊死による浮腫の発生機序が脆弱な血管新生にあり、血管内皮増殖因子(VEGF)が大きく関与していることを自験例より明らかとし、抗VEGF抗体であるベバシズマブの効果が期待できることを報告してきた。これらの観察を基に実際にベバシズマブ(商品名アバスチン)を症候性脳放射線壊死に投与するという臨床研究を行ったところ、全例で著効を得た。
以上の知見をもとに、アミノ酸トレーサーによるPET診断をも含めて、「神経症状を呈する脳放射線壊死に対する核医学診断及びベバシズマブ静脈内投与療法」を平成23年1月17日に高度医療に申請し、第3項先進医療として2011年4月1日付けの官報で公示され、最終的には薬事承認を目指した多施設臨床試験として開始している。治験に準じた高品質の臨床試験を行うには、信頼のおけるデータマネージメントが可能なデータセンターの支援が必要であり、そのために本厚生労働科学研究費を活用し、質の高い臨床試験を行い、良好な結果を得られれば、各種学会より学会要望を提出し、治験を経ずして、公知申請により本治療の薬事承認を目指すことがこの臨床試験の目的である。
研究方法
本臨床研究の骨子は、既存の内科的治療にて効果不十分である症候性脳放射線壊死に対し、ベバシズマブの静脈内投与の有用性を検討するものである。対象は原発性および転移性脳腫瘍もしくは隣接組織の腫瘍に対する放射線治療後3ヵ月以上経過した後に脳放射線壊死を生じた症候性脳放射線壊死であり壊死巣除去術が困難な症例とする。アミノ酸PET(F-BPAもしくはC-Met)にて進行する脳浮腫の原因が放射線壊死と診断され、症候の原因として活動性の原因疾患(腫瘍再発)が否定されていることが条件である。
治療は、ベバシズマブとして1回5mg/kgを2週ごとに6回投与し、主要評価項目として画像上の浮腫の改善(奏効)、副次評価項目として、安全性、ステロイドの減量、臨床症状の改善、放射線壊死の再発、画像上の造影域の縮小を検討する。
症例数は40症例の登録を目標としていたが、最終症例がほぼ同時期に2例の登録があり、41例が登録された。各症例は1年間の経過観察を行う。
症例の登録等のデータマネージメントや臨床試験の進捗案内、統計解析等は臨床研究情報センター(TRI)に業務委託している。
本臨床試験に係る費用は、患者に使用するベバシズマブ原末購入費用の半分を当研究代表者を中心とした研究会組織が本科学研究費を持って負担している。
以上の施設拡大に伴い、症例登録は順調に進行し、平成25年2月を持って目標症例数を越える41例が登録を終え、今後経過観察を行い、平成26年度に成果を公表し、論文化の予定である。
結果と考察
現在までに解析が終了している試験結果
A)主要評価項目であるBVによる浮腫の軽減効果:有効性解析集団(FAS)38例、プロトコルに適合した対象集団(PPS)21例において、上記「奏功」と判定できた患者はFASで78.9%, PPSで90.5%であり、いずれもプロトコルで規定した20%を大きく上回り、本治療の有効性を示す結果であった。
B)副次評価項目である、安全性、ステロイドの減量、臨床症状の改善、放射線壊死の再発、画像上の造影域の縮小について述べる。
本試験を遂行する妨げとなり、中止を余儀なくされるようなSAEは認めなかった。多くの症例で、ステロイドの減量、臨床症状の改善を認めた。残念ながらFASで78.9%, PPSで90.5%の患者が脳放射線壊死の再発(最良時のresponse より25%以上の浮腫の増大を再発と定義)を観察期間内に認めた。このことは治療の継続もしくは再開が必要になる可能性を示している。
結論
研究結果欄に示した如く、プロトコルに規定した予想成績を凌駕する結果が主要、副次評価項目双方で得られ、本治療の有用性を示すことができた。今後は論文の公表、各種学会要望を添えて、公知申請から薬事承認を目指したい。

公開日・更新日

公開日
2015-06-01
更新日
-

研究報告書(PDF)

総括研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
研究成果の刊行に関する一覧表

公開日・更新日

公開日
2016-01-28
更新日
-

文献情報

文献番号
201409005B
報告書区分
総合
研究課題名
症候性脳放射線壊死に対する核医学的診断とベバシズマブの静脈内投与による治療
課題番号
H24-臨研推-一般-006
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
宮武 伸一(大阪医科大学 がんセンター)
研究分担者(所属機関)
  • 寺坂 俊介(北海道大学 医学研究科、脳神経外科学教室)
  • 井内 俊彦(千葉県がんセンター 脳神経外科 )
  • 成相 直(東京医科歯科大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 露口 尚弘(大阪市立大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 別府 高明(岩手医科大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 荒川 芳輝(京都大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 成田 善孝(独立行政法人国立がん研究センター中央病院・脳脊髄腫瘍科)
  • 田部井 勇助(日本赤十字社医療センター・脳神経外科 )
  • 中村 英夫(熊本大学 医学部、脳神経外科学教室 )
  • 坪井 康次(筑波大学、陽子線医学利用研究センター、放射線腫瘍学教室 )
  • 永根 基雄(杏林大学 医学部、脳神経外科学教室)
  • 篠田 淳(木沢記念病院・脳神経外科)
  • 古瀬 元雅(大阪医科大学 医学部、外科学講座、脳神経外科学教室)
  • 杉山 一彦(広島大学大学院医歯薬学総合研究科・がん化学療法科)
  • 阿部 竜也 (佐賀大学 医学部 脳神経外科学教室)
  • 武笠 晃丈(東京大学医学部、脳神経外科学教室)
  • 寺崎 瑞彦(久留米大学医学部、脳神経外科学教室)
  • 隈部 俊宏(北里大学 医学部、脳神経外科学教室 )
  • 三輪 和弘(木沢記念病院・脳神経外科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 厚生科学基盤研究分野 【補助金】 医療技術実用化総合研究
研究開始年度
平成24(2012)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究者交替、所属機関変更
[研究者交替]  木沢記念病院 脳神経外科 三輪和弘 に加え、同病院 篠田淳 に加わって頂い        た。 [所属機関変更] 阿部竜也 大分大学 から、 2014年佐賀大学 に異動。

研究報告書(概要版)

研究目的
近年、強度変調放射線治療、各種粒子線等の高線量放射線治療が悪性グリオーマをはじめとする頭蓋内悪性腫瘍に適応され、また転移性脳腫瘍に対しては定位放射線治療による積極的加療により、これら腫瘍に対して優れた成績を残している。一方で高線量放射線治療により生存期間が延長し、その後の経過をみる期間も延長されてきたため、脳放射線壊死に遭遇する機会が増加してきた。脳放射線壊死は周囲に強い脳浮腫を呈し、症候性となり、患者の機能予後や、時には生命予後も悪化させることも多い。脳放射線壊死に対してはステロイドが慣習的に使用されてきたが、充分な効果はなく、明らかなエビデンスもない。また試験的に抗凝固薬、ビタミンE、高圧酸素療法なども試されてきたが、患者が満足を得るような効果は得られていない。
われわれは放射線壊死による浮腫の発生機序が脆弱な血管新生にあり、血管内皮増殖因子(VEGF)が大きく関与していることを自験例より明らかとし、抗VEGF抗体であるベバシズマブの効果が期待できることを報告してきた。これらの観察を基に実際にベバシズマブ(商品名アバスチン)を症候性脳放射線壊死に投与するという臨床研究を行ったところ、全例で著効を得た。
以上の知見をもとに、アミノ酸トレーサーによるPET診断をも含めて、「神経症状を呈する脳放射線壊死に対する核医学診断及びベバシズマブ静脈内投与療法」を平成23年1月17日に高度医療に申請し、同25日「適」の評価を得た。第3項先進医療として2011年4月1日付けの官報で公示され、最終的には薬事承認を目指した多施設臨床試験として開始している。本臨床試験を遂行する上での問題点はアバスチンの薬剤費が高額であり、我々の研究費では不十分であること。また、治験に準じた高品質の臨床試験を行うには、信頼のおけるデータマネージメントが可能なデータセンターの支援が必要であり、そのために本厚生労働科学研究費を活用し、質の高い臨床試験を行い、良好な結果を得られれば、各種学会より学会要望を提出し、治験を経ずして、公知申請により本治療の薬事承認を目指すことがこの臨床試験の概略である。
研究方法
本臨床研究の骨子は、既存の内科的治療にて効果不十分である症候性脳放射線壊死に対し、ベバシズマブの静脈内投与の有用性を検討するものである。対象は原発性および転移性脳腫瘍もしくは隣接組織の腫瘍に対する放射線治療後3ヵ月以上経過した後に脳放射線壊死を生じた症候性脳放射線壊死であり壊死巣除去術が困難な症例とする。アミノ酸PET(F-BPAもしくはC-Met)にて進行する脳浮腫の原因が放射線壊死と診断され、症候の原因として活動性の原因疾患(腫瘍再発)が否定されていることが条件であり、トレーサーとしてF-BPAを使用する場合、病変/正常脳(L/N)比2.5以下、トレーサーとしてC-Metを使用する場合、L/N 1.8以下で適応とする。転移性脳腫瘍が原因疾患である場合は、諸検査で原発巣も含めて全身に活動性病変のない事の確認も必要としている。
治療は、ベバシズマブとして1回5mg/kgを2週ごとに6回投与し、主要評価項目として画像上の浮腫の改善(奏効:投与前と比較して浮腫が30%以上縮小した状態が1月以上持続すること)、副次評価項目として、安全性、ステロイドの減量、臨床症状の改善、放射線壊死の再発、画像上の造影域の縮小を検討する。
症例数は40症例の登録を目標としていたが、最終症例がほぼ同時期に2例の登録があり、41例が登録された。各症例は1年間の経過観察を行った。
結果と考察
現在までに解析が終了している試験結果
A)主要評価項目であるBVによる浮腫の軽減効果:有効性解析集団(FAS)38例、プロトコルに適合した対象集団(PPS)21例において、上記「奏功」と判定できた患者はFASで78.9%, PPSで90.5%であり、いずれもプロトコルで規定した20%を大きく上回り、本治療の有効性を示す結果であった。
B)副次評価項目である、安全性、ステロイドの減量、臨床症状の改善、放射線壊死の再発、画像上の造影域の縮小について述べる。
本試験を遂行する妨げとなり、中止を余儀なくされるようなSAEは認めなかった。多くの症例で、ステロイドの減量、臨床症状の改善を認めた。残念ながらFASで78.9%, PPSで90.5%の患者が脳放射線壊死の再発(最良時のresponse より25%以上の浮腫の増大を再発と定義)を観察期間内に認めた。このことは治療の継続もしくは再開が必要になる可能性を示している
結論
研究結果欄に示した如く、プロトコルに規定した予想成績を凌駕する結果が主要、副次評価項目双方で得られ、本治療の有用性を示すことができた。今後は論文の公表、各種学会要望を添えて、公知申請から薬事承認を目指したい。

公開日・更新日

公開日
2015-06-01
更新日
-

研究報告書(PDF)

総合研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
研究成果の刊行に関する一覧表

公開日・更新日

公開日
2016-01-28
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2016-05-13
更新日
-

行政効果報告

文献番号
201409005C

成果

専門的・学術的観点からの成果
脳放射線壊死に対してベバシズマブを用いた治療効果に関する論文発表は増えてきたが、脳放射線壊死の診断に疑問が残る報告が多い。本臨床試験は始めてアミノ酸トレーサを診断基準に加え、一定の治療効果が得られたことに意義があると思われる。今後アミノ酸トレーサによるPETの薬事申請、承認に繋がることが予想される。本成果を元に下記国際誌に結果を報告している。
臨床的観点からの成果
脳放射線壊死に対してベバシズマブを用いた治療効果に関する論文発表は増えてきたが、その治療効果の継続期間や、最増悪の割合等は報告がなく、治療継続期間の推定に寄与する報告もない。その意味では、本臨床試験がこれらの疑問に答える唯一の臨床試験であり、この結果を用いた今後の薬事申請に寄与するところが大きいと思われる。
ガイドライン等の開発
「脳放射線壊死の診療ガイドライン」を作成するため、日本脳神経外科学会、日本放射線腫瘍学会、日本核医学会、日本定位放射線学会、日本医学放射線学会よりガイドライン作成委員を選出いただき、「症候性放射線脳壊死診療ガイドライン」を作成し、脳神経外科ジャーナル26:287-306, 2017に公開している。
その他行政的観点からの成果
製薬企業とも協議を重ね、論文公表後のPMDAとの折衝、公知申請の準備を行っている。本研究の成果を元に、、日本脳神経外科学会、日本放射線腫瘍学会、日本核医学会、日本定位放射線学会より、「症候性脳放射線壊死に対するベバシズマブの静脈内投与による治療」を「未承認薬適応外薬」の要望を提出し、2018年3月23日「医療上の高い未承認薬・適応外薬検討会議」が開催され、「医療上の必要性が高い」と判断すると報告された。現在メーカーに開発要請が発せられた段階である。
その他のインパクト
TBS夢の扉+、2015年5月3日放送でわれわれの取り組みが一部紹介された。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
7件
その他論文(和文)
5件
その他論文(英文等)
2件
学会発表(国内学会)
13件
学会発表(国際学会等)
3件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
Furuse M, Nonoguchi N, Kuroiwa T. et al.
A prospective multicenter single-arm clinical trial of bevacizumab for patients with surgically untreatable symptomatic brain radiation necrosis
Neuro-Oncology Practice , 3 ((4)) , 272-280  (2016)
10.1093/nop/npv064

公開日・更新日

公開日
2015-06-16
更新日
2018-05-24

収支報告書

文献番号
201409005Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
12,870,000円
(2)補助金確定額
12,870,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 31,647円
人件費・謝金 505,662円
旅費 798,540円
その他 8,564,151円
間接経費 2,970,000円
合計 12,870,000円

備考

備考
-

公開日・更新日

公開日
2016-01-28
更新日
-