文献情報
文献番号
201405031A
報告書区分
総括
研究課題名
健康寿命の国内と海外の現状把握と分析評価に関する研究
課題番号
H26-特別-指定-029
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
橋本 修二(藤田保健衛生大学 医学部衛生学講座)
研究分担者(所属機関)
- 尾島 俊之(浜松医科大学 健康社会医学講座)
- 齋藤 安彦(日本大学大学院 総合科学研究科)
- 村上 義孝(東邦大学 医学部社会医学講座)
- 遠又 靖丈(東北大学大学院 医学系研究科社会医学講座公衆衛生学分野)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 【補助金】 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
平成26(2014)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究費
4,428,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
研究目的としては、健康寿命の算定状況について、「日常生活に制限のない期間の平均」(健康日本21(第二次)の主要な目標の指標)などの国内の現状および海外の現状を把握するとともに、その相違と特徴を分析評価することとした。それを通して、国際的な状況からみた、日本の主要な指標の妥当性を確認し、健康寿命の国際比較に向けた論点整理を目指した。
研究方法
研究の進め方としては、第1回研究班会議を平成26年9月に開催し、研究計画を具体化するとともに、国際ワークショップの企画などの意見交換を行った。10月に国際ワークショップを開催した。その後、各研究者が互いに連携しつつ研究を進め、必要に応じて会議を随時開催した。12月半ばに各研究課題の進捗状況を確認した。第2回研究班会議を平成27年2月に開催し、研究結果を議論・総括した。
結果と考察
分担研究課題の「健康寿命の海外の現状把握と分析評価」に関して、「海外の現状把握と分析評価の概要」、「アメリカにおける健康寿命の推移:1970年から2010年」と「健康寿命国際ワークショップの概要」の3研究報告にまとめた。「健康寿命の国内の現状把握と分析評価」に関して、「国内の現状把握と分析評価の概要」と「慢性疾患に関する指標」の2研究報告にまとめた。「健康寿命の国際比較に向けた論点整理」に関して、健康寿命の日本、欧州と米国の代表的な指標について、算定方法と算定結果などをまとめるとともに、国際比較に向けて、指標の国際的な状況、現在の日本と海外の指標の比較性、今後の国際比較に向けた課題の3つの論点に整理した。
「健康寿命の海外の現状把握と分析評価」と「健康寿命の国内の現状把握と分析評価」の2つの面から、健康寿命に関する海外と日本の分析評価が実施され、その比較検討を通して、いくつかの重要な知見が導かれた。とくに、日本の主要な指標の「日常生活に制限のない期間の平均」と「自分が健康であると自覚している期間の平均」は国際的な状況からみて妥当性を有することが確認された。論点整理の結果によって、国際比較に向けた今後の日本の研究と活動の方向性に対して、一定の示唆が与えられたと想定され、当初の研究目的をおおよそ達成したと考えられた。
「健康寿命の海外の現状把握と分析評価」と「健康寿命の国内の現状把握と分析評価」の2つの面から、健康寿命に関する海外と日本の分析評価が実施され、その比較検討を通して、いくつかの重要な知見が導かれた。とくに、日本の主要な指標の「日常生活に制限のない期間の平均」と「自分が健康であると自覚している期間の平均」は国際的な状況からみて妥当性を有することが確認された。論点整理の結果によって、国際比較に向けた今後の日本の研究と活動の方向性に対して、一定の示唆が与えられたと想定され、当初の研究目的をおおよそ達成したと考えられた。
結論
健康寿命の海外と国内の現状把握と分析評価を行った。その研究成果を総括し、健康寿命における指標の国際的な状況、現在の日本と海外の指標の比較性、今後の国際比較に向けた課題の3つの論点に整理した。以上により、研究目的をおおよそ達成したと考えられた。
公開日・更新日
公開日
2015-05-21
更新日
-