地域医療連携の全国普及を目指した地理的境界や職種の境界を超えた安全な情報連携に関する研究

文献情報

文献番号
201325031A
報告書区分
総括
研究課題
地域医療連携の全国普及を目指した地理的境界や職種の境界を超えた安全な情報連携に関する研究
課題番号
H24-医療-一般-032
研究年度
平成25(2013)年度
研究代表者(所属機関)
田中 博(東京医科歯科大学 難治疾患研究所 生命情報学)
研究分担者(所属機関)
  • 原 量宏(香川大学 医学部附属病院)
  • 水野 正明(名古屋大学 先端医療・臨床研究支援センター)
  • 武藤 真祐(祐ホームクリニック)
  • 飯原 なおみ(徳島文理大学 薬学部)
  • 江口 有一郎(佐賀大学 肝臓・糖尿病・内分泌内科)
  • 辰巳 治之(札幌医科大学 生体情報形)
  • 柏木 賢治(山梨大学 眼科学)
  • 岡本 悦司(国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部)
  • 清水 宏明((財)広南会広南病院 脳神経外科)
  • 中谷 純(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成24(2012)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究費
6,300,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
地理的境界や職種の境界を超えた情報連携を実現するため、現状を調査し、必要な技術面等の課題を明らかにし、その解決方法を検証し提言を行い地域医療連携の全国的普及に向けて貢献することを目的とする。
研究方法
今年度は「医療福祉クラウド分科会」において、1年目の研究で有効な方式として提案された「医療福祉仮想サーバー」の有効性について検証を、7月に運用が開始された「石巻・気仙沼医療圏システム」において実施した。また「糖尿病重症化予防分科会」において、(1)『疾病管理MAP』と多職種協働による糖尿病重症化防止の取り組みと成果、(2)糖尿病疾病管理への国保データベース(KDB)の具体的活用法について研究を行った。これらのフィールド検証をふまえ、「多職種連携分科会」と「圏域連携分科会」においては1年目に提案された解決方針の修正を行った。
結果と考察
医療福祉クラウド分科会では、「医療福祉仮想サーバー」が地理的境界や職種の境界を超えた安全な情報連携の実現において有効なシステムあることを実証した。糖尿病重症化予防分科会では「疾病管理MAP」が慢性疾患患者の重症化防止で優先介入する患者群の層別抽出に極めて有用であることが分かった。多職種連携分科会では、医療施設と介護・福祉の現場との情報共有項目を運動、食事、排せつ機能と認知症の程度の把握と提示であるとした。圏域連携分科会では、圏域超えの連携を行うには、システム間連携という技術的な問題と運用面の問題があり、運用面の問題についても、事前に周到な準備は必要であり、それらの問題点の抽出と、解決策の提示が行うことができた。
結論
本研究は、地域医療連携の接続・統合における課題を解決し、本研究で提示される解決策を通して地域医療連携の全国普及への基盤を整備することを目指したものであるが、今後活用・提供が可能である解決策を示すことができた。

研究報告書(PDF)

文献情報

文献番号
201325031B
報告書区分
総合
研究課題
地域医療連携の全国普及を目指した地理的境界や職種の境界を超えた安全な情報連携に関する研究
課題番号
H24-医療-一般-032
研究年度
平成25(2013)年度
研究代表者(所属機関)
田中 博(東京医科歯科大学 難治疾患研究所 生命情報学)
研究分担者(所属機関)
  • 原 量宏(香川大学 医学部附属病院)
  • 水野 正明(名古屋大学 先端医療・臨床研究支援センター)
  • 武藤 真祐(祐ホームクリニック)
  • 飯原 なおみ(徳島文理大学 薬学部)
  • 江口 有一郎(佐賀大学 肝臓・糖尿病・内分泌内科)
  • 辰巳 治之(札幌医科大学 生体情報形)
  • 柏木 賢治(山梨大学 眼科学)
  • 岡本 悦司(国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部)
  • 清水 宏明((財)広南会広南病院 脳神経外科)
  • 中谷 純(東北大学 東北メディカル・メガバンク機構)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成24(2012)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医師不足や慢性疾患の増大による医療ケアの長期化などが原因となって、これまでの「病院完結型医療」が実質的に破綻に瀕し、新たな医療の枠組みとして「地域連携型医療」の実現が進んでいる。主に2次医療圏域から始まった地域医療連携であるが、近年ではその地理的圏域を広げると共に、医療以外に介護・健康・生活支援を含み包括化しつつある。本研究では、地理的境界や職種の境界を超えた情報連携を実現するため、現状を調査し、必要な技術面等の課題を明らかにし、その解決方法を検証した。
研究方法
研究には、代表的な地域医療情報連携の推進者を集め、研究班を「多職種連携分科会」、「圏域連携分科会」、「医療福祉クラウド分科会」、「糖尿病重症化予防分科会」に分けて各課題の検討と解決案作成を遂行した。
結果と考察
多職種連携分科会では検討の結果、疾患の三次予防における多職種連携(糖尿病透析予防指導管理に代表される慢性疾患の重症化予防)と、地域包括ケアにおける医療・看護・福祉・行政の連携とでは課題が異なり、個別的検討が必要であることが分かった。
圏域連携分科会では、検討の結果、地理的境界における地域医療連携の融合と、二次医療圏を超えた地域医療連携の全県的統合のそれぞれについて、検討が必要であることが分かった。
結論
多職種間の情報連携については、医療の三次予防における多職種連携と、地域包括ケアにおける多職種連携を層別化し、多職種間の有効なコミュニケーション形態を検討する必要がある。疾患の三次予防における多職種連携においては、糖尿病における地域医療連携のミニマルデータセットに倣い、脳卒中においては維持期ケアにおける連携が重要であるとし、維持期ケアにおける共通内容を設定する。
圏域を超えた連携については、全県域サーバと県域共通IDをベースにした医療福祉クラウドの構築を検討する必要がある。

研究報告書(PDF)

行政効果報告

文献番号
201325031C

収支報告書

文献番号
201325031Z