長寿科学研究の成果の評価に関する研究

文献情報

文献番号
199800275A
報告書区分
総括
研究課題名
長寿科学研究の成果の評価に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成10(1998)年度
研究代表者(所属機関)
大谷 明(銀杏学園短期大学)
研究分担者(所属機関)
  • 寺澤捷年(富山医科薬科大学)
  • 柳澤勝彦(国立療養所中部病院長寿医療研究センター)
研究区分
厚生科学研究費補助金 総合的プロジェクト研究分野 長寿科学総合研究事業
研究開始年度
平成10(1998)年度
研究終了予定年度
-
研究費
7,785,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
長寿科学における基礎老化、老年病、リハビリテーション、看護・介護、支援機器開発、社会科学及び東洋医学・漢方の6分野について、平成9年度までの全研究活動のなかからその代表的な研究報告を選出し、研究成果を解説し、それに評価を加えて、今後行うべき長寿科学研究の方向を示すことを目的とする。
研究方法
1)長寿科学総合研究事業の主任研究者により提出された研究報告書をもとに、研究成果を分析し、その中から各研究分野ごとに特に優れた研究成果の選出を行った。また研究成果の評価にあたっては長寿科学研究成果検討委員の間での統一した評価基準により評価を行った。
2)各研究分野から選出した研究成果に関しては、その研究を実施した長寿科学総合研究事業の主任研究者による総括ならびに長寿科学研究成果検討委員による解説を行い、いづれも一般の読者にも分りやすい内容と形式にした。
結果と考察
長寿科学総合研究事業の発足時から平成9年度までの8年間に渡る全研究活動の中から、代表的な研究成果を、長寿科学総合研究事業の主任研究者により分りやすく解説を行い、長寿科学研究成果検討委員会の委員による評価も加え「未来を築く長寿科学研究」として製本化した。
これにより老化と免疫、動脈硬化、アルツハイマー病等の発病機構に一段と進展が見られ、高血圧、糖尿病、心筋梗塞等の老人病の治療のガイドライン、高齢者の看護・介護、支援機器の開発、社会の受け入れ体制などの応用面にいたるまでその成果は着実に積み上げられたものと考察される。
結論
以上の成果から本刊行物は今後広く配布し、老年病患者の診療にあたる第一線の臨床の現場や、高齢者を抱える地域社会、福祉の現場で活用されることにより、長寿科学の行うべき方向を示すことになり、今後に効果的な研究事業の実施ができるものと期待する。

公開日・更新日

公開日
-
更新日
-

研究報告書(紙媒体)