免疫性神経疾患に関する調査研究

文献情報

文献番号
201324020A
報告書区分
総括
研究課題名
免疫性神経疾患に関する調査研究
課題番号
H23-難治-一般-017
研究年度
平成25(2013)年度
研究代表者(所属機関)
楠 進(近畿大学 医学部(神経内科))
研究分担者(所属機関)
  • 池田修一(信州大学医学部内科学(脳神経内科、リウマチ・膠原病内科))
  • 出雲周二(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科附属難治ウイルス病態制御研究センター)
  • 大原義朗(金沢医科大学生体感染防御学)
  • 荻野美恵子(北里大学医学部神経内科学)
  • 梶 龍兒(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部感覚情報医学講座臨床神経科学分野)
  • 神田 隆(山口大学大学院医学系研究科脳神経病態学・神経内科学)
  • 吉良潤一(九州大学大学院医学研究院神経内科学分野)
  • 桑原 聡(千葉大学大学院医学研究院神経内科学)
  • 高 昌星(信州大学医学部保健学科生体情報検査学)
  • 郡山達男(広島市立広島市総合リハビリテーションセンター リハビリテーション病院)
  • 清水 潤(東京大学医学部附属病院神経内科)
  • 清水優子(東京女子医科大学神経内科)
  • 鈴木則宏(慶應義塾大学医学部神経内科)
  • 錫村明生(名古屋大学環境医学研究所神経免疫学)
  • 園生雅弘(帝京大学医学部神経内科学)
  • 祖父江元(名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学)
  • 田中正美(国立病院機構宇多野病院神経内科)
  • 中辻裕司(大阪大学大学院医学系研究科神経内科)
  • 中村龍文(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科感染免疫学講座)
  • 新野正明(国立病院機構北海道医療センター神経内科)
  • 西澤正豊(新潟大学脳研究所臨床神経科学部門神経内科学)
  • 野村恭一(埼玉医科大学総合医療センター神経内科)
  • 原 寿郎(九州大学大学院医学研究院成長発達医学分野小児科学)
  • 藤井義敬(名古屋市立大学大学院医学研究科腫瘍・免疫外科学)
  • 藤原一男(東北大学大学院医学系研究科多発性硬化症治療学寄附講座)
  • 松井 真(金沢医科大学神経内科学)
  • 松尾秀徳(国立病院機構長崎川棚医療センター神経内科)
  • 水澤英洋(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学)
  • 本村政勝(長崎総合科学大学医療電子コース)
  • 山村 隆(国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部)
  • 吉川弘明(金沢大学保健管理センター)
  • 渡邊 修(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科神経病学講座神経内科・老年病学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患等克服研究(難治性疾患克服研究)
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究費
59,231,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
多発性硬化症(MS)、重症筋無力症(MG)、ギラン・バレー症候群(GBS)、フィッシャー症候群(FS)、慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)、多巣性運動ニューロパチー(MMN)、単クローン抗体を伴う末梢神経炎(クロウ・フカセ症候群)、HTLV-Ⅰ関連脊髄症(HAM)の8指定対象疾患、並びに関連のある免疫性神経疾患について全国的な調査研究班を組織して、1)全国臨床疫学調査に基づき日本人における疫学的特徴、現状の治療成績などを明らかにすること、2)全国調査結果と実験室での分子神経免疫学的研究成果を結びつけて発症機序を解明すること、3)発症機序と病態に立脚した新しい治療法を開発すること、および、4)疾患感受性遺伝子や環境要因の解析を通じて発症予防法を見出すことを目的とする。
研究方法
患者の臨床検査データやサンプルの使用、治療薬の投与など、すべての臨床研究において、各施設の倫理委員会の承認後、十分なインフォームドコンセントを得て行った。さらに、臨床疫学調査では患者のプライバシーの保護に十分配慮し、個人情報が流出しないように細心の注意を払った。動物を使用する研究は動物愛護の観点より各施設の動物実験に関する指針・マニュアルを遵守した。
結果と考察
MS/NMOは、病態解析の手段として、髄膜におけるリンパ類似濾胞構造、軸索への栄養供給、アストロサイト、ミクログリア、BBB由来内皮細胞、プラズマブラストなどを解析し様々な知見がもたらされた。これらの結果からMS/NMOには多様な病態が混ざっていることが想定され、抗MOG抗体、Sema4A、TCRα鎖コピー数多型、11C酢酸PETなどの病態識別マーカーが今後も続々と登場し、疾患がより細分化されてゆくものと思われる。そして、病態によって治療法が選択され、抗IL-6受容体抗体、免疫修飾薬OCH、フィンゴリモドなどの薬剤が適切に投与されることが期待される。動物モデルEAEの研究では、TPB2、プロテオグリカン、PIR-B、HCA3551などの新規治療標的候補も続々報告されており今後の発展が期待される。自己免疫性脳炎は、抗GAD抗体、抗NMDAR抗体、抗LGI-1抗体、抗NAE抗体などの自己抗体関連脳炎の病態や臨床像の解析が進展した。
 HAMは、CXCL10、 N-アセチルラクトサミンによる糖鎖修飾、CCL1など病態に関連する因子が規定されてきた。今後はこれらを標的にした治療法の開発も必要である。
 MGは、多施設共同研究にて臨床像の解析、PSLや免疫抑制薬の長期使用例の解析など、貴重なデータが示された。今後もさらなる症例の蓄積が求められる。
 GBS/FSは、インフルエンザ先行感染例、治療前後の血清IgG値による重症度予測、新たな標的抗原などの治験が得られたが、これらの症例蓄積とともに、さらに新たな因子の発見も求められる。抗ganglionic AChR抗体陽性症例の臨床像はかなり明らかになったが、解析の継続が必要である。
 CIDP/MMNは、病態解析や診断方法の確立が遅れており、神経超音波検査のような新たな検査方法やTAG-1欠損マウスのような動物モデルでの研究成果が期待される。
 クロウ・フカセ症候群は、サリドマイドの医師主導型治験を継続しており、その結果が期待される。
 筋炎は、様々な原因や病態の疾患が混同しており、その病態解析や診断方法の確立が求められる。
結論
MS/NMOの病態には感染、液性免疫、細胞性免疫などが複雑に関与しており、各々の作用部位を標的とした治療薬が開発されており、すでに臨床応用がはじまった薬剤もある。また、病態や治療反応性を分類するためのマーカーが蛋白レベル、遺伝子レベルでも解析が進み、ある一定の成果が得られた。NMO全国疫学調査が終了した。
 自己免疫性脳炎は、抗GAD抗体、抗NMDAR抗体、抗NAE抗体などの自己抗体と脳炎脳症の臨床像や病態が徐々に明らかになった。
 HAMは、慢性炎症病巣形成の病態解析や治療薬についての新たな知見があった。また、患者ネットワーク「HAMねっと」の構築も進んだ。
 MGは、多施設共同研究にて治療薬の長期投与に関する情報が得られ、抗MuSK抗体陽性例の診断方法や病態解析について成果が得られた。
 GBS/FSは、先行感染や抗糖脂質抗体に関する新たな知見が得られ、抗ganglionic AChR抗体陽性症例の臨床像が明らかになった。
 CIDP/MMNは、臨床的特徴や神経超音波検査を用いた検査方法などが報告された。
 クロウ・フカセ症候群は、サリドマイドの医師主導型治験を継続している。
 筋炎は、免疫学的病態や悪性腫瘍との関連などが報告された。

公開日・更新日

公開日
2015-06-30
更新日
-

研究報告書(PDF)

文献情報

文献番号
201324020B
報告書区分
総合
研究課題名
免疫性神経疾患に関する調査研究
課題番号
H23-難治-一般-017
研究年度
平成25(2013)年度
研究代表者(所属機関)
楠 進(近畿大学 医学部(神経内科))
研究分担者(所属機関)
  • 池田修一(信州大学医学部内科学(脳神経内科、リウマチ・膠原病内科))
  • 出雲周二(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科附属難治ウイルス病態制御研究センター)
  • 大原義朗(金沢医科大学生体感染防御学)
  • 荻野美恵子(北里大学医学部神経内科学)
  • 梶 龍兒(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部感覚情報医学講座臨床神経科学分野)
  • 神田 隆(山口大学大学院医学系研究科脳神経病態学・神経内科学)
  • 吉良潤一(九州大学大学院医学研究院神経内科学分野)
  • 桑原 聡(千葉大学大学院医学研究院神経内科学)
  • 高 昌星(信州大学医学部保健学科生体情報検査学)
  • 郡山達男(広島市立広島市総合リハビリテーションセンター リハビリテーション病院)
  • 清水 潤(東京大学医学部附属病院神経内科)
  • 清水優子(東京女子医科大学神経内科)
  • 鈴木則宏(慶應義塾大学医学部神経内科)
  • 錫村明生(名古屋大学環境医学研究所神経免疫学)
  • 園生雅弘(帝京大学医学部神経内科学)
  • 祖父江元(名古屋大学大学院医学系研究科神経内科学)
  • 田中正美(国立病院機構宇多野病院神経内科)
  • 中辻裕司(大阪大学大学院医学系研究科神経内科)
  • 中村龍文(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科感染免疫学講座)
  • 新野正明(国立病院機構北海道医療センター神経内科)
  • 西澤正豊(新潟大学脳研究所臨床神経科学部門神経内科学)
  • 野村恭一(埼玉医科大学総合医療センター神経内科)
  • 原 寿郎(九州大学大学院医学研究院成長発達医学分野小児科学)
  • 藤井義敬(名古屋市立大学大学院医学研究科腫瘍・免疫外科学)
  • 藤原一男(東北大学大学院医学系研究科多発性硬化症治療学寄附講座)
  • 松井 真(金沢医科大学神経内科学)
  • 松尾秀徳(国立病院機構長崎川棚医療センター神経内科)
  • 水澤英洋(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科脳神経病態学)
  • 本村政勝(長崎総合科学大学医療電子コース)
  • 山村 隆(国立精神・神経医療研究センター神経研究所免疫研究部)
  • 吉川弘明(金沢大学保健管理センター)
  • 渡邊 修(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科神経病学講座神経内科・老年病学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患等克服研究(難治性疾患克服研究)
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
指定対象疾患である多発性硬化症(MS)、重症筋無力症(MG)、ギラン・バレー症候群(GBS)、フィッシャー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)、多巣性運動ニューロパチー(MMN)、単クローン抗体を伴う末梢神経炎(クロウ・フカセ症候群)、HTLV-Ⅰ関連脊髄症(HAM)、並びに関連のある免疫性神経疾患について、1)疫学的特徴、臨床像、免疫遺伝学的背景、現状の治療成績を明らかにすること、2)病態および発症機序の解明をすること、3)診断・治療ガイドラインを作成して新規治療法を開発すること、及び 4)発症予防法を発見することを目的とする。
研究方法
患者の臨床検査データやサンプルの使用、治療薬の投与などすべての臨床研究において十分なインフォームドコンセントを得た。疫学調査では患者のプライバシーの保護に十分配慮した。また、それぞれの施設内での倫理委員会での許可を得て研究を行った。動物を使用する研究は、動物愛護の観点より各施設の動物実験に関する指針・マニュアルを遵守した。
結果と考察
臨床疫学調査、病態解明、診断・治療ガイドライン作成、新しい画期的な治療法の開発などを目的とした研究を行い、以下のような多くの成果を得た。
 全国疫学調査では小児NMO有病率は小児人口10万人当たり0.07人、脱髄性疾患における小児NMOの割合は4.9%と推計された。NMO全国疫学調査ではNMO患者は約2500名、不全型を含めると約4500名と推計され、地域差は西日本に多い傾向があった。GBS疫学調査では軸索型GBSおよびFisher症候群の頻度は欧米より高かった。BBE疫学調査では発症は約100名/年と推算された。MMN全国疫学調査では発生率は100万人に対して0.5-0.7人であると推定された。
 MSの遺伝子バンクを基盤研と共同で立ち上げ、疾患感受性遺伝子の解析が始まった。NMOは抗AQP4抗体産生細胞であるplasmablasts増加が病態バイオマーカーになることが示され、これらの知見を基に難治性NMOに対する抗IL-6受容体抗体トシリズマブの臨床治験が始まった。さらに、抗MOG抗体、Sema4A、TCRα鎖コピー数多型、11C酢酸PETなどの病態識別マーカー候補が続々と登場した。動物モデルEAEの研究では、TPB2、プロテオグリカン、PIR-B、HCA3551などの新規治療標的候補が続々と報告された。自己免疫性脳炎は、抗GAD抗体、抗NMDAR抗体、抗LGI-1抗体、抗NAE抗体などの自己抗体と病態との解析が進んだ。
 HAMはCXCL10、 N-アセチルラクトサミンによる糖鎖修飾、CCL1など病態に関連する因子が規定された。HAM患者登録システム(HAMねっと)が稼働した。
 MGは、多施設共同研究にて臨床像の解析、PSLや免疫抑制薬の長期使用例の解析などが示された。また、抗AChR-MIR抗体は重症度を予見でき、抗Kv1.4抗体は胸腺腫再発やMG再燃の指標となることが明らかになった。
 GBS/FSは、インフルエンザ先行感染例、治療前後の血清IgG値による重症度予測、新たな標的抗原などの成果が得られた。抗ganglionic AChR抗体陽性症例の臨床像がより詳細に明らかになった。ガングリオシド複合体抗体陽性GBSの解析にGM1-GD1a hybrid dimerが有用であることが示された。
 CIDP/MMNは、神経超音波検査による新たな検査方法の開発やTAG-1欠損マウスを用いた病態解析が進んだ。
 クロウ・フカセ症候群は、サリドマイドの医師主導型治験を継続している。病態ではIL-12が重要であることが示された。抗MAG抗体陽性ニューロパチーに対しては早期Rituximab療法が試みられた。
 筋炎は、様々な原因や病態の疾患が混同している。抗Jo-1抗体陽性筋炎の筋症状は軽微で筋外症状が主体の症例が多い。炎症性筋疾患で悪性腫瘍合併は約3割であり、臓器は胃、乳房が多く、組織型では腺癌が多かった。
結論
(1)NMO全国疫学調査は二次調査を終え、患者数は西日本にやや多い傾向があった。
(2)難治性NMOに対する抗IL-6受容体抗体トシリズマブの医師主導型試験が継続されている。
(3)HAMは患者登録システム「HAMねっと」の運用が始まった。
(4)MGはより細やかな病態解析や治療評価などが報告された。
(5)GBSは疫学調査で軸索型およびFisher症候群の頻度は欧米より高かった。自律神経障害を示す例と抗galactocerebroside抗体や抗ganglionic AChR抗体との関連についての解析が進んだ。
(6)CIDP、MMNにおいても、より詳細な病態解析がなされた。
(7)自己免疫性筋疾患の臨床的特徴と診断マーカーの相関が報告された。

公開日・更新日

公開日
2015-06-30
更新日
-

研究報告書(PDF)

行政効果報告

文献番号
201324020C

成果

専門的・学術的観点からの成果
NMOはアストロサイト自体が分泌する炎症性サイトカインが傷害をきたすこと、抗AQP4抗体産生細胞であるplasmablasts増加が病態マーカーになることが明らかになった。さらに抗MOG抗体、Sema4A、などの病態識別検査が続々と登場した。
HAMはプロスルチアミン、抗gp46抗体、抗CCR4抗体などが新規治療薬となる可能性が示された。
MGは抗AChR-MIR抗体、抗Kv1.4抗体などが重症度や再燃の指標となることが示された。
CIDPはTAG-1欠損による持続性の運動障害が示された。
臨床的観点からの成果
難治性NMOに対する抗IL-6受容体抗体トシリズマブの臨床治験が始まった。
MGは、多施設共同研究にて臨床像、PSLや免疫抑制薬の長期使用例の解析などが示された。
GBSで、抗galactocerebroside抗体や抗ganglionic AChR抗体が自律神経障害と関連する可能性が示された。
クロウ・フカセ症候群は、サリドマイドの医師主導型治験を継続している。筋炎は、抗ミトコンドリア抗体陽性の心合併例は重篤不整脈が多いことや悪性腫瘍合併皮膚筋炎の臨床的特徴について示された。
ガイドライン等の開発
CIDP・MMN診療ガイドライン2013(日本神経学会)、および、GBS・FS診療ガイドライン2013(日本神経学会)は、当研究班が協力機関として作成した。また、MS治療ガイドライン追加情報2012・2013(日本神経学会)、標準的神経治療ガイドライン:NMO(日本神経治療学会)、標準的神経治療ガイドライン:高齢発症MG(日本神経治療学会)については、当研究班の班員が中心となって作成された。
その他行政的観点からの成果
対象疾患の疫学調査が行われ、行政的観点から貴重なデータが集積された。NMO全国疫学調査が初めて実施され、患者数は約2500人と推計され、西日本にやや多い傾向があった。また、小児NMO有病率は小児人口10万人当たり0.07人、脱髄性疾患における小児NMOの割合は4.9%と推計された。GBSの疫学調査では軸索型GBSおよびFisher症候群の頻度は欧米より多かった。MMNの全国疫学調査では有病率が100万人に対して0.5-0.7人と推計された。
その他のインパクト
HAMは、患者登録システム(HAMねっと)が構築され、患者への有用な情報提供がなされた。

発表件数

原著論文(和文)
128件
原著論文(英文等)
384件
その他論文(和文)
240件
その他論文(英文等)
68件
学会発表(国内学会)
760件
学会発表(国際学会等)
295件
その他成果(特許の出願)
4件
その他成果(特許の取得)
4件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

特許の名称
脱髄疾患の治療薬および予防薬
詳細情報
分類:
特許番号: PCT/JP2012/076746
発明者名: 中辻裕司、木下允、オノラ ジョセフ アーチー、佐古田三郎
出願年月日: 20111011
特許の名称
多発性硬化症、炎症性腸疾患の治療薬
詳細情報
分類:
発明者名: 中辻裕司、高田和城、奥野龍禎、甲田亨、佐古田三郎、荻原幸一郎、武井雅也、冨田孝之
出願年月日: 20130306
特許の名称
HTLV-I 関連脊髄症の予防または治療剤
詳細情報
分類:
特許番号: PCT/ JP2012/076400
発明者名: 中村龍文、松本 正
特許の名称
排尿障害の予防・治療剤
詳細情報
分類:
特許番号: PCT/ JP2012/067984
発明者名: 中村龍文、松尾朋博、酒井英樹
特許の名称
再発寛解型多発性硬化症(RRMS)患者の治療予後予測方法、及び新規治療適応判断方法
詳細情報
分類:
特許の名称
胸腺腫合併重症筋無力症の診断方法
詳細情報
分類:
特許番号: 4734647
発明者名: 吉川 弘明 外2名
取得年月日: 20110513
特許の名称
レビー小体型認知症の判定方法、判定装置並びにプログラム
詳細情報
分類:
特許番号: 5252345
発明者名: 丸田 高広 外2名
出願年月日: 20100526
取得年月日: 20130426
特許の名称
心筋障害の検査方法
詳細情報
分類:
特許番号: 5370969
発明者名: 吉川 弘明 外4名
出願年月日: 20100223
取得年月日: 20130927

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
7. Mitsui Y, Kusunoki S, Arimura K,et al.
A multicenter prospective study of Guillain-Barré syndrome in Japan: a focus on the incidence of subtypes.
J Neurol Neurosurg Psychiatry  (2013)
10.1136/jnnp-2013-306509
原著論文2
Tachibana N, Kinoshita M, Saito Y, et al.
Identification of the N-Methyl-D-Aspartate Receptor (NMDAR)-Related Epitope, NR2B, in the Normal Human Ovary: Implication for the Pathogenesis of Anti-NMDAR Encephalitis.
Tohoku J Exp Med , 230 , 13-16  (2013)
原著論文3
Shimizu F, et al.
Sera from patients with multifocal motor neuropathy disrupt the blood-nerve barrier.
J Neurol Neurosurg Psychiatry  (2013)
原著論文4
Shimizu F, Sano Y, Takahashi T,et al.
Sera from neuromyelitis optica patients disrupt the blood-brain barrier.
J Neurol Neurosurg Psychiatry , 83 , 288-297  (2012)
原著論文5
Isobe N, Yonekawa T, Matsushita T,et al.
Quantitative assays for anti-aquaporin-4 antibody with subclass analysis in neuromyelitis optica.
Mult Scler , 18 (11) , 1541-1551  (2012)
原著論文6
Kawamura N, et al.
Anti-neurofascin antibody in patients with combined central and peripheral demyelination.
Neurology , 81 , 714-722  (2013)
原著論文7
Kuwabara S, Yuki N.
Axonal Guillain-Barré syndrome: concepts and controversies.
Lancet Neurol , 12 , 1180-1188  (2013)
原著論文8
Niino M, Mifune N, Kohriyama T,et al.
Apathy/depression, but not subjective fatigue, is related with cognitive dysfunction in patients with multiple sclerosis.
BMC Neurol , 14 (1) , in press-  (2014)
原著論文9
Koga M, Kusunoki S, Kaida K,et al.
Nationwide survey of patients in Japan with Bickerstaff brainstem encephalitis: epidemiological and clinical characteristics.
J Neurol Neurosurg Psychiatry , 83 (12) , 1210-1215  (2012)
原著論文10
Maeda MH, Tsuji S, Shimizu J.
Inflammatory myopathies associated with anti-mitochondrial antibodies.
Brain , 135 , 1767-1777  (2012)
原著論文11
Suzuki S, Nishimoto T, Kohno M,et al.
Clnical and immunological predictors of prognosis for Japanese patients with thymoma-associated myasthenia gravis.
J Neuroimmunol , 258 , 61-66  (2013)
原著論文12
Sonobe Y, Li H, Jin S,et al.
Midkine inhibits inducible regulatory T cell differentiation by suppressing the development of tolerogenic dendritic cells.
J. Immunol , 188 (6) , 2602-2611  (2012)
原著論文13
Kawakami S, Sonoo M, Kadoya A, et al.
A-waves in Guillain-Barré syndrome: correlation with electrophysiological subtypes and antiganglioside antibodies.
Clin Neurophysiol , 123 , 1234-1241  (2012)
原著論文14
Tomita M, Koike H, Kawagashira Y, et al.
Clinicopathological features of neuropathy associated with lymphoma.
Brain , 136 , 2563-2578  (2013)
原著論文15
Komori M,Matsuyama Y,Nirasawa T,et al.
Proteomic pattern analysis discriminates among multiple sclerosis-related disorders.
Ann Neurol , 71 (5) , 614-623  (2012)
原著論文16
Okuno T, Nakatsuji Y, Kumanogoh A.
The role of immune semaphorins in multiple sclerosis.
FEBS Lett , 585 (23) , 3829-3835  (2011)
原著論文17
Kitamura A, Maekawa Y, Uehara H,et al.
A mutation in the immunoproteasome subunit PSMB8 causes autoinflammation and lipodystrophy in humans.
J Clin Invest , 121 , 4150-4160  (2011)
原著論文18
Sato DK, Callegaro D, Lana-Peixoto,et al.
Distinction between MOG antibody-positive and AQP4 antibody-positive NMO spectrum disorders.
Neurology , 82 , 474-481  (2014)
原著論文19
Masuda T, Motomura M, Utsugisawa K,et al.
Antibodies against the main immunogenic region of the acetylcholine receptor correlate with disease severity inmyasthenia gravis.
J Neurol Neurosurg Psychiatry , 83 (9) , 935-940  (2012)
原著論文20
Ichikawa D,Mizuno M,Yamamura T,et al.
Gene related to anergy in lymphocytes (GRAIL) regulates cytoskeletal reorganization through ubiquitination and degradation of Arp2/3-5 and coronin 1A.
J Biol Chem , 286 , 43465-43474  (2011)

公開日・更新日

公開日
2015-05-21
更新日
2018-06-11

収支報告書

文献番号
201324020Z