神経変性疾患に関する調査研究

文献情報

文献番号
201324018A
報告書区分
総括
研究課題名
神経変性疾患に関する調査研究
課題番号
H23-難治-一般-015
研究年度
平成25(2013)年度
研究代表者(所属機関)
中野 今治(東京都立神経病院 )
研究分担者(所属機関)
  • 祖父江 元(名古屋大学 大学院医学系研究科 神経内科学)
  • 戸田 達史(神戸大学 大学院医学研究科 神経内科)
  • 中島 健二(鳥取大学 医学部医学科脳神経医科学講座 脳神経内科学分野)
  • 長谷川一子(独立行政法人国立病院機構 相模原病院 神経内科)
  • 水澤 英洋(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 脳神経病態学)
  • 饗場 郁子(独立行政法人国立病院機構 東名古屋病院 神経内科)
  • 青木 正志(東北大学 大学院医学系研究科 神経内科(神経・感覚器病態学講座 神経内科学分野))
  • 阿部 康二(東北大学 大学院医学系研究科 神経内科(神経・感覚器病態学講座 神経内科学分野))
  • 漆谷  真(京都大学 医学部付属病院 神経内科)
  • 岡本 幸市(公益財団法人 老年病研究所 神経内科)
  • 小野寺 理(新潟大学 脳研究所生命リソース研究センター 分子神経疾患資源解析)
  • 郭   伸(東京大学 大学院医学系研究科 疾患生命工学センター臨床医工学部門)
  • 梶  龍兒(徳島大学 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 臨床神経科学分野)
  • 柏原 健一(一般財団法人操風会 岡山旭東病院 神経内科)
  • 川上 秀史(広島大学 原爆放射線医科学研究所 分子疫学研究分野)
  • 吉良 潤一(九州大学 大学院医学研究院 神経内科学分野)
  • 桑原  聡(千葉大学 大学院医学研究院 神経内科学)
  • 小久保康昌(三重大学 大学院地域イノベーション学研究科)
  • 斎藤加代子(東京女子医科大学 附属遺伝子医療センター)
  • 佐々木秀直(北海道大学 大学院医学研究科 神経内科学分野 )
  • 佐野  輝(鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科 社会・行動医学講座 精神機能病学分野)
  • 園生 雅弘(帝京大学医学部 神経内科)
  • 高橋  均(新潟大学 脳研究所病態神経科学部門 病理学分野)
  • 高橋 良輔(京都大学 医学研究科・臨床神経学)
  • 辻  省次(東京大学 医学部附属病院 神経内科)
  • 土井由利子(国立保健医療科学院 免疫調査研究分野)
  • 徳田 隆彦(京都府立医科大学 分子脳病態解析学(神経内科))
  • 野元 正弘(愛媛大学 大学院医学系研究科 薬物療法・神経内科学)
  • 長谷川成人(公益財団法人東京都医学総合研究所 認知症・高次脳機能分野 病態細胞生物研究室)
  • 服部 信孝(順天堂大学 医学部神経学講座)
  • 藤本 健一(自治医科大学 内科学講座 神経内科学部門)
  • 船越  洋(旭川医科大学 教育研究推進センター)
  • 三輪 英人(順天堂大学 医学部附属練馬病院・脳神経内科)
  • 村田 美穂(国立精神・神経医療研究センター病院 神経内科診療部)
  • 村山 繁雄(地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター 老年病理学研究チーム・神経病理学(ブレインバンク))
  • 望月 秀樹(大阪大学 医学系研究科・神経内科学)
  • 山中 宏二(名古屋大学 環境医学研究所 )
  • 吉田 眞理(愛知医科大学 加齢医科学研究所 )
  • 清水 俊夫(東京都立神経病院 脳神経内科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患等克服研究(難治性疾患克服研究)
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究費
127,385,000円
研究者交替、所属機関変更
所属機関異動 研究分担者 漆谷 真  滋賀医科大学分子神経科学研究センター(~平成25年10月15日)→京都大学医学部付属病院神経内科(平成25年10月16日~)  

研究報告書(概要版)

研究目的
ALS、SMA、SBMA、原発性側索硬化症、PD、PSP、CBD、ハンチントン病HD、有棘赤血球舞踏病と脊髄空洞症において、病態解明と治療法開発、診断・認定基準および個票の改訂、疫学調査実施、対症療法・ケアの開発改善を目指す.
研究方法
神経変性疾患調査研究班(変性班)内に、「病態に根ざした筋萎縮性側索硬化症(ALS)の新規治療法開発」分科班(ALS分科班:青木正志分科班研究代表者)を設けて研究を継続・推進した.また、「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」において、理研・京大拠点および慶応拠点に応募した班員が研究を実施した.
結果と考察
1.研究対象疾患
1)運動ニューロン疾患(筋萎縮性側索硬化症ALS、脊髄性筋萎縮症SMA、原発性側索硬化症PLS、球脊髄性筋萎縮症SBMA)、2)パーキンソン病とその関連疾患(パーキンソン病PD、進行性核上性麻痺PSP、大脳皮質基底核変性症CBD)、3)舞踏運動関連疾患(ハンチントン病HD、有棘赤血球舞踏病ChA)および脊髄空洞症SMの10疾患
2.研究班全体の課題
1)の推進:理研・京大拠点と慶応拠点両拠点に多くの班員が参画し、「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」実施のための準備を行った.
2)ALSの多施設共同コホート研究(JaCALS)では、2013年12月現在で882例のALS、273例のコントロールの臨床情報と同数のゲノム遺伝子を集積した.登録例の神経症状を定期的にフォローして予後予測因子の探索を行った.重症度推移情報とゲノム遺伝子を用いて病勢の進行に関係する遺伝子多型の同定を試みた.全ゲノム網羅的な遺伝子多型タイピングの結果とALSFRSの経時的変化を混合分布モデルでパターン化し、発症年齢、性、発症部位および遺伝子多型との関連を解析したところ、P値が10−8台の遺伝子多型が8個捉えられた.また、本コ
ホートに於けるC9ORF72遺伝子変異の頻度は遥かに低いことが判明した.
 Parkinson病関連疾患、特にPSPとCBDに於いて各種生体試料を集積すべく、試料収集の準備を進め、コンソーシアムJALPACを立ち上げた.班として活動して行く予定である.
 このほかにPD、SMA、ChAにおいて班員が独自に構築した試料収集体制が活動した.
3)日本神経学会ALS診療ガイドライン作成委員会において変性班主任研究者である中野が委員長に、変性班班員が数多く委員に就任して、ALS診療ガイドラインの作成に取り組み、2013年12月15日に発刊した.
4)HDマニュアルが完成し、患者団体はじめ関係者に配布した.さらにそのpdf版を難病情報センターHPおよび神経変性班HPにアップロードした.

結論
個別研究の推進: 最新技術を駆使して個別研究を推進し、病態機序の解明、治療法の開発および対症療法の改善に貢献した.

公開日・更新日

公開日
2014-07-23
更新日
2015-06-30

研究報告書(PDF)

文献情報

文献番号
201324018B
報告書区分
総合
研究課題名
神経変性疾患に関する調査研究
課題番号
H23-難治-一般-015
研究年度
平成25(2013)年度
研究代表者(所属機関)
中野 今治(東京都立神経病院 )
研究分担者(所属機関)
  • 祖父江 元(名古屋大学大学院医学系研究科 神経内科学)
  • 戸田 達史(神戸大学大学院医学研究科 神経内科学)
  • 中島 健二(鳥取大学医学部医学科脳神経医科学講座 脳神経内科学分野)
  • 長谷川 一子(独立行政法人国立病院機構 相模原病院 神経内科)
  • 水澤 英洋(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 脳神経病態学)
  • 饗場 郁子(独立行政法人国立病院機構 東名古屋病院 神経内科)
  • 青木 正志(東北大学大学院医学系研究科 神経内科学)
  • 阿部 康二(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 脳神経内科学)
  • 漆谷 真 (京都大学医学部付属病院 神経内科)
  • 岡本 幸市(公益財団法人 老年病研究所)
  • 小野寺 理(新潟大学脳研究所 分子神経疾患資源解析)
  • 郭 伸(東京大学大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター臨床医工学部門)
  • 梶 龍兒(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 臨床神経科学分野)
  • 柏原 健一(財団法人操風会 岡山旭東病院 神経内科)
  • 川上 秀史(広島大学原爆放射線医科学研究所・分子疫学研究分野)
  • 吉良 潤一 (九州大学大学院医学研究院 神経内科学分野)
  • 桑原 聡(千葉大学大学院医学研究院 神経内科学)
  • 小久保 康昌(三重大学大学院地域イノベーション学研究科)
  •  斎藤 加代子(東京女子医科大学附属遺伝子医療センター)
  • 佐々木 秀直(北海道大学大学院医学研究科 神経内科学分野 神経内科学)
  • 佐野 輝(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 社会・行動医学講座 精神機能病学分野)
  • 園生 雅弘(帝京大学医学部 神経内科)
  • 高橋 均(新潟大学脳研究所病態神経科学部門 病理学分野)
  • 高橋 良輔(京都大学大学院医学研究科 臨床神経学(神経内科))
  • 辻 省次(東京大学医学部附属病院 神経内科学)
  • 土井由利子(国立保健医療科学院 免疫調査研究分野)
  • 徳田 隆彦(京都府立医科大学大学院医学研究科 分子脳病態解析学(神経内科))
  • 野元 正弘(愛媛大学大学院医学系研究科 病態治療内科学)
  • 長谷川 成人(公益財団法人東京都医学総合研究所 認知症・高次脳機能分野)
  • 服部 信孝(順天堂大学医学部 神経学講座)
  • 藤本 健一(自治医科大学医学部内科学講座 神経内科学部門)
  • 船越 洋(旭川医科大学医学部 教育研究推進センター)
  • 三輪 英人(順天堂大学医学部附属練馬病院・脳神経内科)
  • 村田 美穂(独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院 神経内科診療部)
  • 村山 繁雄(地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター研究所 老年病理学研究チーム・神経病理学(高齢者ブレインバンク))
  • 望月 秀樹(大阪大学大学院医学系研究科 神経内科学)
  • 山中 宏二(名古屋大学環境医学研究所 病態神経科学分野)
  • 吉田 眞理(愛知医科大学加齢医科学研究所 神経病理部門)
  • 清水 俊夫(東京都立神経病院 脳神経内科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患等克服研究(難治性疾患克服研究)
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究者交替、所属機関変更
所属機関異動 研究分担者 漆谷 真  滋賀医科大学分子神経科学研究センター(~平成25年10月15日)→京都大学医学部付属病院神経内科(平成25年10月16日~)

研究報告書(概要版)

研究目的
ALS、原発性側索硬化症PLS、脊髄性筋萎縮症SMA、SBMA、PD、PSP、CBD、HD、有棘赤血球舞踏病ChAC、脊髄空洞症SMに対し、診断法の確立と改善、疫学調査、生体試料収集の継続と体制確立、病態の解明と治療法の開発を目指し、これらの成果を踏まえて、ケアの向上と国の医療施策に貢献する.
研究方法
【プロジェクト研究】<1>①ALSのkoho-to研究JaCALSでは生体試料と臨床情報の定期的な収集を行う②2009年度に発行されたALS特定疾患受給者証所持者に関する情報を解析 ③ALSの塩酸メキシレチンによる医師主導治験を推進<2>①PSP、CBD等の臨床情報と生体試料収集の為のconsortium(JALPAC)を立上げ、かつPSPとCBDのτイメージング研究と連携② PSPマニュアルの改訂<3>①テトラベナジン治験に対しUHDRSの日本語版のvalidationを行い、治験にも班員が積極的に関与する②ハンチントン病マニュアルを刊行<4>「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」に対し、班員が共同研究拠点に積極的に参加.【個別研究】班員各々が専門領域、専門手法に応じ研究を推進.
結果と考察
【プロジェクト研究】<1>①JaCALSでは、2013年末で882例のALS、273例の対照の臨床情報と同数のゲノム遺伝子を集積した.本コホートでのC9ORF72変異の頻度は欧米より遥かに低かった②ALSの個票を用いた疫学調査では、年間粗有病率と発生率は10万人当り9.9人、2.2人、ピークは男女いずれも70歳代に有り、男女比は1.5であった.本邦のALS発生率は欧米に比して低かった③塩酸メキシレチンによるALSの医師主導治験が変性班班員の3施設で実施され現在解析中である<2>①JALPACへの参加を呼びかけている.更に、τイメージング実施方法について検討し準備を整えた② PSPマニュアル改訂版を関係者に配布<3>①HD治療薬テトラベナジン治験に班員が積極的に参加した結果、本薬剤が2013年2月に薬価収載、商品名コレアジンとして販売.②「ハンチントン病と生きる」を発刊<4>「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」に多くの班員が共同研究拠点と連携して共同研究を開始.【個別研究】<運動ニューロン疾患>①変性疾患でのプリオノイド仮説に対して、ALS症例では病変が髄節をスキップして進展拡大することが明解に示された②変異SOD1を発現する培養細胞にてSOD1転写を抑制する低分子化合物を見出し変異SOD1 Tgマウスに投与、脊髄内SOD1量が低下し生存期間が有意に延長した<PD関連疾患>①τタンパクリガンド[11C]-PBB3を用いてPSP、CBS(corticobasal syndrome)及び対照例に[11C]-PBB3 PETを実施した結果[11C]-PBB3の高集積がPSPとCBS間で差の見られた箇所が複数観察された②AADC-AAVベクターにて遺伝子治療を行ったPD 6例は概ね良好な長期予後を示した.<1>①JaCALSでは、予後に影響する臨床因子や遺伝的因子の探索かつ治験の基礎データとして活用されることを期待②ALSの個票を用いた疫学調査では、信頼度の高い貴重な基礎データが得られた.また本邦のALS発生率が欧米の半分以下であることは日本人固有の因子が存在する可能性を示す③塩酸メキシレチンを用いたALSの医師主導治験では今後の解析結果が待たれる<2>①PSPやCBDでも日本人独自の病態が存在する可能性がありJALPACでの試料収集は重要.τイメージングとの組み合わせの成果も期待される<3>①テトラベナジンの本邦での承認において変性班員が果たした役割は大きい②「ハンチントン病と生きる」は実用的内容となっている<4>「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」には多くの班員が共同研究拠点と連携して研究を開始、病態解明や創薬に活用されることを期待.【個別研究】多数の新知見が得られた.<運動ニューロン疾患>①プリオノイド仮説に対する反証を挙げたことは、病態理解に一石を投じたと思われる②低分子化合物・既存薬での転写産物抑制の手法の応用範囲は広いと思われる.<PD関連>①τタンパクリガンド[11C]-PBB3を用いたPETではPSPとCBS間で集積に差が有る部位が複数観察されたことから、両疾患の診断および鑑別に有用なマーカーになることを期待②AADC-AAVベクターにて遺伝子治療を行ったPD 6例の長期成績が概ね良好であることから次のステップを期待.
結論
変性班対象疾患において多数の有用な成果を修めた.また疾病マニュアルの刊行は患者・介護者の疾患理解を深め、介護・ケアの質を上げることに寄与したと思われる.

公開日・更新日

公開日
2015-06-30
更新日
-

研究報告書(PDF)

行政効果報告

文献番号
201324018C

成果

専門的・学術的観点からの成果
疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究に対して変性班からは多くの班員がいずれかの共同研究拠点と連携して共同研究を開始しており、既に一部の疾患ではiPS細胞から神経細胞の樹立が行われている.今後、病態解明や創薬に活用されることが期待される.ALSの新規病因遺伝子ERRB4(ALS19)を同定した.
臨床的観点からの成果
AADC遺伝子搭載AAVベクターにて遺伝子治療を行ったPD 6例の5年間の長期成績は概ね良好であった.治療5年後PETでは、両側被殻のFMT集積の増加が持続しており、長期的に有効であることが示された.ALSの個票を用いた疫学調査で信頼すべきデータが得られた.年間粗有病率と発生率が10万人当たりそれぞれ9.9人、2.2人であった.発生率が欧米の半分以下であり、日本人の固有の要因があることに由来している可能性がある.
ガイドライン等の開発
SMA診療マニュアル編集委員会編、「脊髄性筋萎縮症診療マニュアル」が変性班班員斎藤加代子を委員長として2012年5月に刊行された.監修:日本神経学会。また、編集「筋萎縮性側索硬化症診療ガイドライン」作成委員会による「筋萎縮性側索硬化症診療ガイドライン2013」が2013年12月に刊行された.作成委員会には中野今治を委員長、梶 龍兒を副委員長として変性班班員が多数参加した.さらには、患者・家族への療養支援として「PSPマニュアル改訂版」、「ハンチントン病マニュアル」を発刊した.
その他行政的観点からの成果
ハンチントン病治療薬テトラベナジンは欧米に遅れること6年で本邦承認が得られた.これには変性班員が中心となってUHDRS日本語版のバリデーションを行ったこと、かつ治験にも変性班員が積極的に参加したことが与ったと考えられる.
その他のインパクト
フジテレビのALS患者を主人公にしたドラマ「僕がいた時間」で、変性班主任研究者が院長を務める都立神経病院が医療協力を行った.マイボイス・ソフトウエアでALS患者各自の声を予め残しておき、発話不能になった状態でも、パソコンに打ち込んだ文章を自分の音声で表出する取り組みも同院で行っており、メディアからの取材も多い.

発表件数

原著論文(和文)
54件
:TFG変異による運動ニューロン死のメカニズム臨床神経,2013 :神経内科専門医の遺伝子診断に対する意識調査. 臨床神経 53巻5号 2013
原著論文(英文等)
453件
:Utility of cystatin C for renal function in amyotrophic lateral sclerosis.2013 et al
その他論文(和文)
369件
:福山型筋ジストロフィーの分子標的治療. 第53回日本神経学会学術大会 シンポジウム東京 2012年5月 その他
その他論文(英文等)
819件
学会発表(国内学会)
855件
:パーキンソン病のAADC遺伝子治療、長期効果と遺伝子発現の検証.臨床神経 2013 その他
学会発表(国際学会等)
296件
:Genetic backgrounds of adult lower motor neurons syndrome.24th Int,Sym,2013,Milan et al
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
8件
・福山型筋ジストロフィー治療用医薬組成物・家族性筋萎縮性側索硬化症(FALS)発症するトランジェニックマウス・運動神経の障害を呈する疾患の鑑別に用いるマイクロRNAの検出方法その他
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

特許の名称
福山型筋ジストロフィー治療用医薬組成物
詳細情報
分類:
特許番号: 特願2012-086891
発明者名: 戸田 達史 小林千浩 池田真理子
権利者名: 戸田 達史
特許の名称
家族性筋萎縮性側索硬化症(FALS)発症するトランスジェニックマウス
詳細情報
分類:
特許番号: 特願4590638号
発明者名: 中島健二
権利者名: 中島健二
特許の名称
運動神経の障害を呈する疾患の鑑別に用いるマイクロRNAの検出方法
詳細情報
分類:
特許番号: 特願2013-113912
発明者名: 横田隆徳,町田明,大久保卓哉,水澤英洋
権利者名: 東京医科歯科大学
出願年月日: 20130530
特許の名称
筋萎縮性側索硬化症のバイオマーカー
詳細情報
分類:
特許番号: 特願2014-006096
発明者名: 佐々木 秀直
権利者名: 佐々木 秀直
出願年月日: 20140116
特許の名称
TDP-43の凝集体が蓄積する疾患を治療
詳細情報
分類:
特許番号: 特願2013-046451
発明者名: 漆谷 真、藤原範子、北原 亮、伊東秀文
権利者名: 漆谷 真
出願年月日: 20130308
特許の名称
TDP-43の凝集体が蓄積する疾患の発症リスクを予測する方法、診断薬及び治療
詳細情報
分類:
特許番号: 特願2012-028737
発明者名: 漆谷 真、藤原範子、伊東秀文
権利者名: 漆谷 真
出願年月日: 20120213
特許の名称
脳梗 
塞の改善又は発症予防薬
詳細情報
分類:
特許番号: 特願2011-97869
発明者名: 志村秀樹、服部信孝、卜部貴夫、田中亮太
権利者名: 学校法人順天堂
出願年月日: 20110426
特許の名称
パーキ 
ンソン病予防治療剤
詳細情報
分類:
特許番号: 特願 2013-091903
発明者名: 服部信孝、斉木臣二、井本正哉、藤巻貴宏
権利者名: 学校法人順天堂
出願年月日: 20130425

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
M.Morita, S.Tetsuka, Nakano I.et al.
Paraneoplastic cerebellar Degeneration assosciated With an onconeural Antibody against creatineKinase ,brain-type
Journaol of the Neurological Scienses , 335 , 48-57  (2013)
原著論文2
Ikenaka K, Ishigaki S, Sobue G et al.
Amyotrophic lateral sclerosis: an update on recent genetic insights.
J Neurol , 11 , 2917-2927  (2013)
原著論文3
Murayama S, Nakagawa M,Toda T.
YY1 binds to α-synuclein 3'-flanking region SNP and stimulates antisense noncoding RNA expression.
J Hum Genet , 58 , 711-719  (2013)
原著論文4
Wada-Isoe K, Nakano T, Nakashima K, et al.
Autopsy-confirmed progressive supranuclear palsy with decreased uptake of metaiodobenzylguanidine.
clinical neurology and neurosurgery , 115 , 1555-1557  (2013)
原著論文5
Teruo Yokoyama, Miyako Ishiyama, Kazuko Hasegawa, et al.
Case Report Novel neuronal cytoplasmic inclusions in a patient carrying SCA8 expansion mutation
Neuropathology , doi:10 , 111/.12.42-  (2013)
原著論文6
Nakano I, Sobue G, Aiba I, et al.
Neck weakness is a potent prognostic factor in sporadic amyotrophic lateral sclerosis patients
Journal of Neuroligy, Neurosurgery & Psychiatry  , 84 , 1365-1371  (2013)
原著論文7
Tanaka H, Shimazawa M, Aoki M, et al.
ITIH4 and Gpx3 are potential biomarkers for amyotrophic lateral sclerosis
J Neurol , 260 ,  1782- 1797  (2013)
原著論文8
Ikeda Y, Feng J, Abe K. et al.
Acceleration of TDP43 and FUS/TLS protein expressions in the preconditioned hippocampus following repeated transient ischemia
J Neurosci Res , 92(1) , 54-63  (2013)
原著論文9
Inokuma A, Ikeda M, Okamoto K, et al.
Illness course and circumstances of death among individuals with rapidly progressive amyotrophic lateral sclerosis
International Medical Journal , 20 , 446-449  (2013)
原著論文10
Kakita A, Takahashi H, Onodera O. et al
Decreased number of Gemini of coiled bodies and U12 snRNA level in amyotrophic lateral sclerosis.
Hum Mol Genet. , 22 , 4136-4147  (2013)
原著論文11
Al-Chalabi A, Mehler M,Kwak S, et al.
Genetic and epigenetic studies of amhyotrophic lateral sclerosis.
Amyotroph Lateral Scler Frontotemporal Degener , 14 , 44-52  (2013)
原著論文12
Nishida Y, Kawakami H, Kaji R. et al.
Clinicopathologic features of autosomal recessive amyotrophic lateral sclerosis associated with optineurin mutation.
Neuropathology , 29 , 1-8  (2013)
原著論文13
Imamura T.Kashihara K,
Frequency and clinical correlates of retrocollis in Parkinson's disease.
J Neurol Sci , 324 , 106-108  (2013)
原著論文14
Matsushita T, Ohyagi Y,Kira J,et al.
Impaired cytoplasmic-nuclear transport of hypoxia-inducible factor-1α in amyotrophic lateral sclerosis.
Brain Pathol , 23 , 534-546  (2013)
原著論文15
T Kondo, S Kuzuhara, Y Kokubo, et al.
Environmental Characteristics and oidative stress of inhabitants and patinets with amyoyrophic lateral sclerosis in a high-incidence area on the Kii peninsula, Japan
Internal Medicine , 52 , 1479-1486  (2013)
原著論文16
Hara T, Tonoki H, Ohta T, Saito K, et al.
MLL2 and KDM6A mutations in patients with Kabuki syndrome
Am J Med Genet A , 161(9) , 2234-2243  (2013)
原著論文17
Higashihara M, Sonoo M, Yamamoto T, et al.
Far-field potentials in hypothenar motor unit number estimation. Muscle Nerve.
Muscle Nerve , 48 , 191-197  (2013)
原著論文18
Aoki M, Yamada M, Takahashi H, et al.
ITIH4 and Gpx3 are potential biomarker for amyotrophic lateral sclerosis.
J Neurol , 260 , 1782-1797  (2013)
原著論文19
Teismann P, Yamakado H,Takahashi R. et al.
A progressive dopaminergic phenotype associated with neurotoxic conversion of α-synuclein in BAC-transgenic rats.
Brain , 136 , 412-432  (2013)
原著論文20
Morishita S, Goto J, Tsuji S, et al.
ERBB4 mutations that disrupt the neuregulin-ErbB4 pathway cause amyotrophic lateral sclerosis type 19.
Am J Hum Genet , 93(5) , 900-905  (2013)

公開日・更新日

公開日
2015-05-21
更新日
-

収支報告書

文献番号
201324018Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
162,600,000円
(2)補助金確定額
162,600,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 101,324,341円
人件費・謝金 6,544,179円
旅費 10,478,050円
その他 9,057,101円
間接経費 35,215,000円
合計 162,618,671円

備考

備考
わずかであるが(18,671円)、受領した補助金以上の支出をした研究分担者があったため(
内容:受取利息、および分担者の自己負担)。

公開日・更新日

公開日
2015-06-30
更新日
-