出生前診断における遺伝カウンセリング及び支援体制に関する研究

文献情報

文献番号
201305008A
報告書区分
総括
研究課題名
出生前診断における遺伝カウンセリング及び支援体制に関する研究
課題番号
H25-特別-指定-011
研究年度
平成25(2013)年度
研究代表者(所属機関)
久具 宏司(東京都立墨東病院)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
平成25(2013)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究費
4,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

行政効果報告

文献番号
201305008C

成果

専門的・学術的観点からの成果
従来の出生前診断のための検査を行うにあたっての妊婦への説明を適切に行うには、専門資格を有する医療者(とくに認定遺伝カウンセラー)が在籍する施設であることが重要である。また、多くの検査件数を扱う施設ほど妊婦への適切な説明が行われているが、このような条件を備えていない施設でも妊婦への適切な説明が行なえるように、説明法の標準化が必要と考えられる。
臨床的観点からの成果
専門資格を有する医療者の在籍、周産期母子医療センターであること、検査実施件数がある程度多いことのいずれかの条件が整った施設では、専門外来の設置や妊婦への説明に長時間をかけることが可能となっており、検査に十分な説明を行う条件が整っていると考えられた。これらの検査にともなう倫理的課題の妊婦への説明の充実や、妊婦が知りたい情報と説明内容を一致させるために、専門外来などの専用診療枠の設置や認定遺伝カウンセラーが説明にあたることが重要と考えられた。
ガイドライン等の開発
次年度に継続して進められるガイドラインや手引きを作成を目指した研究の基礎資料となるものと考えられる。
その他行政的観点からの成果
今回の研究から、十分な遺伝カウンセリングの下に出生前検査を行うために、専門資格を有する医療者の養成が必要であることが示された。また、現状において妊婦への説明が不十分と考えられる施設においても適切に説明を行うことができるように、説明資料を充実させ説明の際の手引きを作成するなどして、妊婦への説明の標準化を図ることが重要と考えられた。
その他のインパクト
本研究の成果はマスコミから注目されており、次年度からのガイドライン作成の研究に当たって、メディアに取り上げられる機会も増すものと考えられる。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
0件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2015-06-05
更新日
-

収支報告書

文献番号
201305008Z