東日本大震災等の大災害と保健医療統計の分析・評価・推計に関する研究

文献情報

文献番号
201302003A
報告書区分
総括
研究課題名
東日本大震災等の大災害と保健医療統計の分析・評価・推計に関する研究
課題番号
H24-統計-一般-006
研究年度
平成25(2013)年度
研究代表者(所属機関)
橋本 修二(藤田保健衛生大学 医学部衛生学講座)
研究分担者(所属機関)
  • 村上 義孝(滋賀医科大学 社会医学講座医療統計学部門)
  • 川戸美由紀(藤田保健衛生大学 医学部衛生学講座)
  • 山縣然太朗(山梨大学大学院 医学工学総合研究部社会医学講座)
  • 坂田 清美(岩手医科大学 医学部衛生学公衆衛生学講座)
  • 鈴木 寿則(仙台白百合女子大学 人間学部健康栄養学科)
  • 早川 岳人(福島県立医科大学 医学部衛生学・予防医学講座)
  • 尾島 俊之(浜松医科大学 健康社会医学講座)
  • 加藤 昌弘(愛知県 健康福祉部健康担当局)
  • 林  正幸(福島県立医科大学 情報科学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(統計情報総合研究)
研究開始年度
平成24(2012)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究費
9,100,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
東日本大震災等の大災害と保健医療統計の分析・評価・推計に関して、包括的に研究することを目的とした。大災害は東日本大震災を主要な対象とし、国内外の他の大災害を副次的対象(文献的検討が中心)とする。統計は患者調査、医療施設調査、人口動態統計をはじめ、保健医療関連統計全体を対象とする。
研究方法
研究の進め方としては、第1回研究班会議を平成25年6月に開催し、研究計画を再確認するとともに、研究課題に関する意見交換を行った。その後、各研究者が互いに連携しつつ研究を進め、必要に応じて会議を随時開催した。10月末に各研究課題の進捗状況を確認した。第2回研究班会議を平成26年1月に開催し、研究結果を議論した。その議論を踏まえて、各研究結果をまとめるとともに、全体を総括した。
結果と考察
本年度の研究成果としては、21研究報告にまとめた。分担研究課題の「(1)大災害による統計への影響の分析」に関して、大震災後の患者調査の解析、平成23年患者調査への東日本大震災の影響分析、東日本大震災前後の医療施設の状況、東日本大震災前後の病院の状況、過去の震災が与えた各種統計調査および各種疾患への影響に関する文献レビュー:循環器疾患であった。「(2)統計を用いた大災害による影響の分析」に関して、東日本大震災が妊婦の周産期予後に与えた影響の検討、東日本大震災が小学生の発育、受診状況に与えた影響の検討、人口動態統計に基づく東日本大震災後の総死亡数、人口動態統計に基づく東日本大震災後の心疾患死亡数、人口動態統計に基づく東日本大震災後の脳血管疾患死亡数、人口動態統計に基づく東日本大震災後の自殺死亡数、東日本大震災における糖尿病の受療分析:国保レセプトを用いた受療率の比較、国民健康保険診療報酬請求書に基づく東日本大震災の影響の分析、東日本大震災発生前後における新規要介護認定率の推移に関する研究であった。「(3)統計を用いた大災害からの復興の分析」に関して、東日本大震災前後の被災3県の医療の人的・物的資源の推移、阪神・淡路大震災前後の医療の人的・物的資源の推移、統計を用いた大災害による保健分野の影響の把握、統計を用いた大災害による保健分野の影響の評価:市町村の分析であった。「(4)大災害と統計の情報の保存・提供」に関して、東日本大震災と保健医療統計のwebサイト、東日本大震災による統計調査結果への影響の整理、大災害による統計調査結果への影響の補正であった。
結論
当初計画に沿って研究が進んでおり、2年目の目標をおおよそ達成したと考えられる。次年度は最終年度として、各々の検討を完了・研究成果にまとめ、広く情報提供する計画である。

公開日・更新日

公開日
2015-06-02
更新日
-

研究報告書(PDF)

収支報告書

文献番号
201302003Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
10,000,000円
(2)補助金確定額
10,000,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 4,692,256円
人件費・謝金 1,402,133円
旅費 1,201,875円
その他 1,803,883円
間接経費 900,000円
合計 10,000,147円

備考

備考
利息:140円
自己資金:7円

公開日・更新日

公開日
2015-06-02
更新日
-