老化時計としてのテロメアの役割

文献情報

文献番号
199800153A
報告書区分
総括
研究課題名
老化時計としてのテロメアの役割
課題番号
-
研究年度
平成10(1998)年度
研究代表者(所属機関)
石川 冬木(東京工業大学生命理工学部)
研究分担者(所属機関)
  • 井出利憲(広島大学医学部)
  • 吉栖正生(東京大学医学部)
  • 中西真(国立療養所中部病院長寿医療研究センター)
研究区分
厚生科学研究費補助金 総合的プロジェクト研究分野 長寿科学総合研究事業
研究開始年度
平成10(1998)年度
研究終了予定年度
平成12(2000)年度
研究費
32,200,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
テロメア短小化による細胞老化の誘導機構を分子レベルで明らかにし、その予防法開発のための基礎的知見を得る。
研究方法
テロメア長維持に関わる酵素テロメレースの活性化機構と異所性発現の効果を解析する。老化細胞を引き起こすシグナルカスケードを明らかにする。老化細胞に特徴的な遺伝子発現を検討する。
結果と考察
テロメレース活性の制御機構があきらかになり、今後、テロメレースを人為的に活性化させることで細胞老化を阻止する技術を開発する糸口が得られた。単純なテロメア長のみでは説明ができない細胞老化の誘導因子が存在することが示唆されたため、その同定を行うことにより、より正確に個体老化過程を理解することが可能になると期待される。
結論
テロメア老化時計による細胞老化誘導機構の分子レベルでの解析の端緒を得ることができた。

公開日・更新日

公開日
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更新日
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