エイズ対策研究事業の企画と評価に関する研究

文献情報

文献番号
201226015A
報告書区分
総括
研究課題名
エイズ対策研究事業の企画と評価に関する研究
課題番号
H24-エイズ-一般-001
研究年度
平成24(2012)年度
研究代表者(所属機関)
福武 勝幸(東京医科大学 医学部・臨床検査医学講座)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 エイズ対策研究
研究開始年度
平成24(2012)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究費
2,520,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究においては、エイズ対策研究事業が適正かつ円滑に実施されることを目的とし、厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業として我が国で必要とされる事業と研究課題などにつき検討し提案すると共に、現在、エイズ対策研究事業として行われている研究の評価の支援と調整を行い、エイズ対策研究事業の適正かつ円滑な実施を図る。
研究方法
6月に「エイズ対策研究事業研究代表者会議」 (ヒアリング会)を開催し、評価委員のコメントに対する対応を協議すると共に、研究者が計画を発表し、研究者同士の情報と意見の交換をする場とする。年度末の2月頃に「研究成果発表会」 を企画し、各研究代表者からの研究成果報告を聴取し、必要な助言・支援と意見調整を行う。評価委員会と連携して研究協力者としての学術顧問として、厚生労働省疾病対策課からもオブザーバーとして参加いただく。平成24年度は、事前・中間・事後の各評価委員を務める、池上千寿子(ぷれいす東京)、今村知明(奈良県立医科大学健康政策医学講座)、岩本愛吉(東京大学医科学研究所)、小野寺 昭一(富士市立中央病院(東京慈恵会医科大学客員教授))、倉田毅(国際医療福祉大学塩谷病院)、相楽裕子(横浜市民病院感染症部前部長)、高松純樹(愛知県赤十字血液センター)、橋本修二(藤田保健衛生大学医学部衛生学)、満屋裕明(熊本大学医学部)、宮田一雄(エイズ予防財団理事(ぷれいす東京理事・産経新聞編集委員))の各氏とした。
結果と考察
「エイズ対策研究事業研究代表者会議」 (ヒアリング会)は1年目の研究班のみを対象とし、「研究成果発表会」は2年目、3年目の研究班のみを対象とする方式をとり、更に事前評価、中間・事後評価に係わる作業の効率化を図るため電子化データにより受領する評価方法を行い、当班の事務処理とともに評価委員の負担を軽減した。このことは研究の重複や間隙の発生防止につながり有益であった。
各会の年間スケジュールは①4月一10月;前年度の研究成果を分析すると共に、日常的な情報交換を通じ、国内外のエイズ対策研究の動向の把握に努め、また、有識者の意見を聴取して、今後の推進の方向性を検討した。②平成24年6月2日(土)10:00-15:50 新宿オークタワー会議室 Room 1にてエイズ対策研究事業研究代表者会議 (ヒアリング会)を開催した。研究代表者が計画を発表し、研究者同士の情報・意見交換をする場とし、併せて、評価委員のコメントに対する対応を確認した。③平成24年2月9日(土)9:50-14:40 東京医科大学病院 第一研究教育棟 4階 第2講堂にて、研究成果発表会を行った。2年目、3年目の研究班を対象として実施し、中間・事後評価に資するものとした。会議はクローズドで行い、開催に当り、参加する研究代表者とその随員とは秘密保持契約を交わして行うことにした。成果発表会終了後の2月中旬に研究代表者の意識を調査するためのアンケート調査を実施し、集計結果を各評価委員、研究者へ提供し研究と評価の改善の一助とした。
結論
エイズ研究の方向性については、我が国のみならず世界的視野から把握する必要があり、エイズ対策研究事業の企画・立案に当たっては広い視野が必要で有り、基礎的、臨床的、疫学的研究のみならず、社会医学的立場までふまえて検討し、適切に行う必要がある。そのために国内および海外の有識者や研究代表者との意見交換を活発に行い、立案、評価に還元することが重要である。

公開日・更新日

公開日
2014-05-26
更新日
-

研究報告書(PDF)

収支報告書

文献番号
201226015Z