生活習慣病予防のための運動を阻害する要因とその対策に関する研究

文献情報

文献番号
201222047A
報告書区分
総括
研究課題名
生活習慣病予防のための運動を阻害する要因とその対策に関する研究
課題番号
H24-循環器等(生習)-一般-003
研究年度
平成24(2012)年度
研究代表者(所属機関)
下川 宏明(東北大学 医学部医学系研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 福本 義弘(東北大学 医学部医学系研究科)
  • 代田 浩之(順天堂大学 医学部)
  • 安田 聡(国立循環器病研究センター )
  • 門上 俊明(済生会二日市病院 )
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究
研究開始年度
平成24(2012)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究費
8,800,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
現在、わが国では、食生活の欧米化や運動不足に伴い、メタボリックシンドロームを始めとする生活習慣病の頻度が増加の一途をたどっている。不十分な身体活動量は生活習慣病の増悪因子であると考えられるが、超高齢社会を迎えたわが国における身体活動量の向上に対する阻害要因が明らかにし、速やかにその対策を講ずることが重要である。我々は、過去6年間の厚生労働省科研費研究(平成18〜23年度)により、全国規模の大規模かつ詳細な生活習慣病患者データベースを確立し、既に生活習慣病に対する運動療法の介入研究を行い、実際には様々な理由により十分な運動療法が行えない症例が多く存在することを明らかにしてきた。本研究では、これらの研究をさらに発展させ、日本人の生活習慣病予防に必要な運動を阻害する要因を明らかにし、その対策を検討することを目的とした。
研究方法
本研究では、「健康づくりの運動指針2006」を基にした運動療法の指導を行っている20歳以上10,000例の生活習慣病コホート集団において、運動療法が不十分な症例におけるその阻害要因の調査を行った。
結果と考察
本年度は20歳以上10,000例の生活習慣病コホート集団において身体活動量が不十分となる因子を明らかにすることを目的に運動阻害要因に関する実施中のアンケートを施行し、平成25年2月の時点で約6000例から回答を得た。平成25年3月末日にその内容のデータベース入力が完了し、現在解析を行っている。


結論
本研究により、身体活動量が不十分となる因子が明らかとなることにより、運動環境の整備からメンタルケアに至る綿密な運動増進指導プランの作成が容易となる。その結果、生活習慣病の早期からその進行を効果的に予防できることが期待される。

公開日・更新日

公開日
2013-08-13
更新日
-

研究報告書(PDF)

収支報告書

文献番号
201222047Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
9,680,000円
(2)補助金確定額
9,680,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 3,440,920円
人件費・謝金 2,083,748円
旅費 467,560円
その他 2,807,772円
間接経費 880,000円
合計 9,680,000円

備考

備考
-

公開日・更新日

公開日
2015-10-13
更新日
-