日本人の食塩摂取量減少のための生体指標を用いた食事評価による食環境整備に関する研究

文献情報

文献番号
201222030A
報告書区分
総括
研究課題名
日本人の食塩摂取量減少のための生体指標を用いた食事評価による食環境整備に関する研究
課題番号
H23-循環器等(生習)-一般-001
研究年度
平成24(2012)年度
研究代表者(所属機関)
佐々木 敏(東京大学 大学院医学系研究科)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究費
11,253,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
日本人(成人・高齢者・小児)における食塩摂取量の分布を24時間蓄尿を用いて正確に推定するとともに、複数日間秤量式食事記録法と簡易型食事歴法質問票(BDHQ)等を組み合わせて食塩の主たる摂取源別にその分布を明らかにする。
研究方法
全国の福祉施設勤務者(20~69歳)の集団(800人)を対象として、2回の24時間蓄尿、簡易型食事歴法質問票(BDHQ)、食塩摂取行動質問票等を用いた横断研究を実施した。その半数には4日間秤量式食事記録も実施した。
結果と考察
24時間蓄尿を用いてナトリウム(食塩)、カリウム、リン、ヨウ素の排泄量の測定を行った。簡易型食事歴法質問票(BDHQ)と食塩摂取行動質問票についてはデータ収集が完了した。また、食事記録はデータ収集が完了し、内容の確認とデータの整理を経て、入力・解析を行う予定である。

結論
24時間尿中排泄量を用いてナトリウム(食塩)を中心に、カリウム、リン、ヨウ素の正確な摂取量分布を得るために必要なデータ収集が完了した。食塩の摂取源を特定するために必要な食事記録のデータ収集がほぼ完了した。さらに、簡易型食事歴法質問票(BDHQ)、食塩摂取行動質問票によって得られた情報を加味して、食塩等の摂取量や摂取源と食行動や食意識との関連を明らかにできるデータを収集することに成功した。これらはわが国の減塩政策の貴重な基礎資料となるものと期待される。

公開日・更新日

公開日
2013-05-28
更新日
-

研究報告書(PDF)

収支報告書

文献番号
201222030Z