文献情報
文献番号
201139001A
報告書区分
総括
研究課題名
ヒト幹細胞を用いた再生医療の臨床実用化のための基盤構築に関する研究
課題番号
H23-実用化(再生)・指定-001
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
中井 謙太(東京大学医科学研究所 機能解析イン・シリコ分野)
研究分担者(所属機関)
- 山中 伸弥(京都大学)
- 中畑 龍俊(京都大学)
- 中辻 憲夫(京都大学)
- 岡野 栄之(慶應義塾大学)
- 梅澤 明弘(国立成育医療研究センター)
- 西田 幸二(大阪大学)
- 高橋 政代(理化学研究所)
- 大和 雅之(東京女子医科大学先端生命医科学研究所)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康長寿社会実現のためのライフ・イノベーションプロジェクト 難病・がん等の疾患分野の医療の実用化研究(再生医療関係研究分野)
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究費
767,858,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
概要版(繰越課題)
(注)本課題は、平成25年1月31日までの繰越課題となっている。
再生医療臨床の実用化研究を支援しつつ、その研究プロセスに寄与する情報基盤の確立に向けて、必要な情報収集を行った。そのような体制の試行形態として、再生医療研究者とゲノム解析研究者による共同研究体制を構築し、独自開発した解析手法などによる分析を行い、従来、再生医療研究者が単独では得ることができなかった知見が得られたため、次年度以降、その実験的検証を含めたさらなる共同研究を行う予定である。たとえば、造血幹細胞と造血前駆細胞における遺伝子発現データ(RNA-Seqデータ)をもとに、どのような遺伝子制御ネットワークの変化があったかを推定し、鍵となる転写因子の候補を得ることができた。また、複数の拠点機関から、SOP(標準作業手順書)を含む、さまざまなデータの提供を受けたので、それらの分析を通じ、今後の効率的な情報収集体制構築への検討を進めることができた。加えて、中核機関では、拠点機関研究者を始めとする再生医療研究者へのインタビューを通じて、モデルタイプとなるような領域において、標準プロセスや品質等一部の評価基準案の初期仮説を構築した。さらに、早期の臨床応用に向けた課題整理を行い、最終年度までの計画(ロードマップ)を策定するとともに、プロジェクト遂行のための組織構築に着手し、次年度以降の研究体制を整備した。プロジェクト開始にあたり、一般への情報公開計画を策定し、プレスリリース、プレスカンファレンス、ホームページ等を通して、研究内容を広報した。
班会議を開催して、班員相互の研究進捗状況の把握と、本研究の趣旨の周知徹底を行った。また、二度の評価委員会を通じて、本研究の進め方に関して、貴重な御提言をいただいた。
再生医療臨床の実用化研究を支援しつつ、その研究プロセスに寄与する情報基盤の確立に向けて、必要な情報収集を行った。そのような体制の試行形態として、再生医療研究者とゲノム解析研究者による共同研究体制を構築し、独自開発した解析手法などによる分析を行い、従来、再生医療研究者が単独では得ることができなかった知見が得られたため、次年度以降、その実験的検証を含めたさらなる共同研究を行う予定である。たとえば、造血幹細胞と造血前駆細胞における遺伝子発現データ(RNA-Seqデータ)をもとに、どのような遺伝子制御ネットワークの変化があったかを推定し、鍵となる転写因子の候補を得ることができた。また、複数の拠点機関から、SOP(標準作業手順書)を含む、さまざまなデータの提供を受けたので、それらの分析を通じ、今後の効率的な情報収集体制構築への検討を進めることができた。加えて、中核機関では、拠点機関研究者を始めとする再生医療研究者へのインタビューを通じて、モデルタイプとなるような領域において、標準プロセスや品質等一部の評価基準案の初期仮説を構築した。さらに、早期の臨床応用に向けた課題整理を行い、最終年度までの計画(ロードマップ)を策定するとともに、プロジェクト遂行のための組織構築に着手し、次年度以降の研究体制を整備した。プロジェクト開始にあたり、一般への情報公開計画を策定し、プレスリリース、プレスカンファレンス、ホームページ等を通して、研究内容を広報した。
班会議を開催して、班員相互の研究進捗状況の把握と、本研究の趣旨の周知徹底を行った。また、二度の評価委員会を通じて、本研究の進め方に関して、貴重な御提言をいただいた。
公開日・更新日
公開日
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更新日
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