医療放射線の安全確保と有効利用に関する研究

文献情報

文献番号
201129025A
報告書区分
総括
研究課題
医療放射線の安全確保と有効利用に関する研究
課題番号
H22-医療・一般-027
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
細野 眞(近畿大学 医学部附属病院)
研究分担者(所属機関)
  • 岡野 友宏(昭和大学歯学部 教授)
  • 山口 一郎(国立保健医療科学院 上席主任研究官)
  • 赤羽 正章(東京大学医学部附属病院放射線部 准教授)
  • 高橋 健夫(埼玉医科大学総合医療センター放射線腫瘍科 教授)
  • 雫石 一也(横浜市立大学附属病院放射線部 助教)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成22(2010)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究費
3,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
現在の医療において多検出器列CT、PET/CT、画像誘導による高精度放射線治療などに代表される放射線を用いた診断および治療は不可欠のものとなり、機器や手法が目覚ましい進歩を遂げ広く普及して、人々の健康のために大きく貢献している。その一方、機器の進歩に伴って操作や品質管理の手法が複雑化し、このため、これらの医療機器の使用にあたっては、患者と医療従事者の放射線に対する防護・安全管理を確保するために、システムの整備と規範の遵守が重要になっている。本研究は、医療放射線の目覚ましい進歩と高度化に対応して、安全確保と有効利用を実現するために、わが国の医療の実態に即した放射線安全の推進に利用可能な資料を作成し、指針を示すことを目的とした。
研究方法
国内の医療現場の安全確保体制の実施状況の調査、医療放射線に係る国際基準や国際的なガイドラインの日本国内への適用の妥当性を検討して、医療放射線の放射線診断、核医学、放射線治療の各分野で用いることのできる安全基準やガイドラインの作成を実施した。
結果と考察
分担研究課題は以下の通りである。中長期的に展望する医療放射線の安全規制に関する課題、核医学治療(RI内用療法)における放射線安全の確保に関する検討、切除不能肝癌の治療に用いられるイットリウム-90樹脂微小球体の有効性と投与された患者の管理区域からの退出などの放射線防護対策について、PET-CT、PET-MRI及びSPECT-CT検査における放射線の安全確保に関する検討、医療現場における医療放射線の安全管理体制に関する指針等についての調査研究、歯科領域における放射線の安全確保と有効利用に関する研究、放射線診断領域における医療放射線の安全確保に関する研究、放射線治療領域における医療放射線の安全確保に関する研究、放射性医薬品過剰投与の再発防止策の提言、東日本大震災における核医学診療装置の修理状況調査と安全確保に関する提言。それぞれにつき調査研究を行って、国内の医療放射線の安全管理体制に資する成果を示した。
結論
本研究で示した放射線診療目的別のリスク評価に見合った安全基準やガイドラインにより、国内の医療機関で放射線が安全かつ有効に用いられることに寄与できると考えられる。

公開日・更新日

公開日
2012-05-21
更新日
-

文献情報

文献番号
201129025B
報告書区分
総合
研究課題
医療放射線の安全確保と有効利用に関する研究
課題番号
H22-医療・一般-027
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
細野 眞(近畿大学 医学部附属病院)
研究分担者(所属機関)
  • 岡野 友宏 (昭和大学歯学部 教授)
  • 山口 一郎(国立保健医療科学院 上席主任研究官)
  • 赤羽 正章(東京大学医学部附属病院放射線部 准教授)
  • 高橋 健夫(埼玉医科大学総合医療センター放射線腫瘍科 教授)
  • 雫石 一也(横浜市立大学附属病院放射線部 助教)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成22(2010)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医療放射線の安全確保と有効利用を図るために本研究(平成22年度-23年度)は、わが国の医療現場で適用されている医療放射線の安全管理体制の実態、実施状況を調査し、これと国際的な指針とを比較検討して、わが国の医療放射線の放射線診断、核医学、放射線治療の診療分野におけるリスク評価に見合った安全基準や指針等の作成を検討した。
研究方法
課題を分担して平成22年度-23年度の総合研究報告を行った。放射線診断、核医学、放射線治療の診療分野において、固有の安全管理体制の実態、実施状況を調査し、安全基準や指針等を検討した。
結果と考察
「中長期的に展望する医療放射線の安全規制に関する課題」「医療現場における医療放射線の安全管理体制に関する指針等についての調査研究」「歯科領域における放射線の安全確保と有効利用に関する研究」「放射線診断領域における医療放射線の安全確保に関する研究」「放射線治療領域における医療放射線の安全確保に関する研究」「核医学診断に使用される機器・放射性薬剤の安全確保と有効利用に関する研究」につき各診療分野における安全基準や指針等を示した。
結論
わが国には、本研究で取り組んだ医療放射線の安全確保について、医師・歯科医師、診療放射線技師、医学物理士、行政などの専門家が取り組んできた長年の蓄積があり、そのような人的資源は、わが国にとって貴重な資産である。今後登場する新しい医療放射線の機器や手法を国内に導入したり、国際的な指針を国内制度に取り入れたりする際に、このような医療放射線に関わる専門家のネットワークが大きな推進力となるであろう。放射線診療に携わるすべての人々と医療放射線安全の専門家が情報を共有し、わが国の医療の実態に即した安全管理体制を構築していくことが重要である。

公開日・更新日

公開日
2012-05-21
更新日
-

行政効果報告

文献番号
201129025C

収支報告書

文献番号
201129025Z