エイズ対策研究事業の企画と評価に関する研究

文献情報

文献番号
201124016A
報告書区分
総括
研究課題名
エイズ対策研究事業の企画と評価に関する研究
課題番号
H21-エイズ・一般-016
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
木村 哲(東京逓信病院)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 エイズ対策研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究費
11,030,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、エイズ対策研究事業として必要な研究課題等につき検討・企画すると共に、行われている研究の評価の支援と調整を行い、エイズ対策研究事業が適正且つ円滑・効率的に実施されるようコーディネイトすることを目的とした。
研究方法
1)日本におけるエイズ対策研究事業の研究と施策の方向性を検討する。2)研究代表者会議(研究計画ヒアリング会)と研究成果発表会を開催する。3)適正かつ効率的な評価方法を検討する。4)全研究班の成果の抄録集を作成する。5) HIV感染血友病患者等における医療連携・支援体制を構築するため合同会議を開催する。6)長期療養にかかる医療体制とMSMの感染予防施策の「検討会議」を開催する。7) 「エイズ対策研究事業」研究班の報告書等の電子ライブラリーを作成する。
結果と考察
1)エイズ対策研究事業の今後の方向性に関する意見を収集し提案した。2)研究計画ヒアリング会と研究成果発表会を開催した。3)評価委員の専門性を重視した評価の分担案を作成した。4)全課題の研究成果を収録した抄録集を作成・配布した。5)HIV感染血友病患者支援のために他事業の研究班も交えた「合同会議」を開催した。6)「検査・医療体制検討会議」と「MSM予防啓発検討会議」を開催し施策提言をした。7) 報告書等の電子ライブラリーを作成した。
結論
本研究はスケジュール通りに順調に進められた。 有識者等の意見を参考にエイズ対策研究事業の今後の研究の方向性を検討し、新規課題等を提案した。研究計画ヒアリング会および研究成果発表会を開催し活発な議論を行った。ヒアリング会の開催形式を見直した。事前評価、中間・事後評価の分担割り振り案作成と評価委員会の開催を支援した。全研究課題の研究成果抄録集を作成した。合同会議その他の会議を開催し施策提案した。報告書電子ライブラリーを作成した。

公開日・更新日

公開日
2012-04-26
更新日
-

文献情報

文献番号
201124016B
報告書区分
総合
研究課題名
エイズ対策研究事業の企画と評価に関する研究
課題番号
H21-エイズ・一般-016
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
木村 哲(東京逓信病院)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 エイズ対策研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、エイズ対策研究事業として必要な研究課題等につき検討・企画すると共に、行われている研究の評価の支援と調整を行い、エイズ対策研究事業が適正且つ円滑・効率的に実施されるようコーディネイトすることを目的とした。
研究方法
1)日本におけるエイズ対策研究事業の研究と施策の方向性を検討する。2)研究代表者会議(研究計画ヒアリング会)と研究成果発表会を開催する。3)適正かつ効率的な評価方法を検討する。4)全研究班の成果抄録集を作成する(以上、H21-23年度)。5) HIV感染血友病患者支援のため合同会議を開催する(H22-23年度)。6)長期療養の医療体制とMSM施策の整備のため「検討会議」を開催する(H23年度)。7) 各研究班の報告書等の電子ライブラリーを作成する(H23年度)。
結果と考察
1)エイズ対策研究事業の今後の方向性につき提案した。2)研究計画ヒアリング会と研究成果発表会を開催した。3)評価委員の専門性を重視した評価の分担案を作成した。4)全課題の研究成果の抄録集を作成・配布した(以上、H21-23年度)。5)他事業の研究班も交えた「合同会議」を開催した(H22-23年度)。6)「検査・医療体制検討会議」と「MSM予防啓発検討会議」を開催し施策提言をした(H23年度)。7) 報告書等の電子ライブラリーを作成した(H23年度)。
結論
本研究はスケジュール通りに順調に進められた。 有識者等の意見を参考にエイズ対策研究事業の今後の研究の方向性を検討し、新規課題等を提案した。研究計画ヒアリング会および研究成果発表会を開催し活発な議論を行った。ヒアリング会の開催形式を見直した。事前評価、中間・事後評価の分担割り振り案作成と評価委員会の開催を支援した。全研究課題の研究成果抄録集を作成した。合同会議その他の会議を開催し施策提案した。報告書電子ライブラリーを作成した。

公開日・更新日

公開日
2012-04-26
更新日
-

行政効果報告

文献番号
201124016C

成果

専門的・学術的観点からの成果
有識者の意見や世界の研究動向を参考に基礎、臨床、疫学社会各医学分野で必要とされる研究課題の提案を行い、専門的、学術的研究の方向性を示した。研究計画ヒアリング会および研究成果発表会により、基礎医学、臨床医学、疫学社会医学各分野の研究代表者全員と評価委員が最低年2回一同に会し議論する場を提供でき、相互理解の促進、分野内、分野間の研究の重複や欠損の調整、研究の方向性の決定に寄与することが出来た。これにより研究代表者、研究者のモチベーションが高まり、研究の進展に寄与した。
臨床的観点からの成果
臨床医学で必要とされる研究課題と臨床研究の方向性につき提案した。特に、抗HIV療法の長期化に伴い、医療体制に多くの課題が生じてきていることに対し、「医療体制検討会議」を開催し提言した。各臨床研究課題に適宜アドバイスを行ない方向性を質した。医療機関におけるHIV感染症の見落としを防ぐ観点から、医療機関、特に、STD外来での抗体検査を促進することの必要性を強調した。MSM対策の重要性にかんがみ「MSM普及啓発検討会議」を開催し提言した。
ガイドライン等の開発
国立保健医療科学院で厚労科研費による研究班の報告書を公開しているが、極めて利用勝手が悪い状況にあることから、今年度は「エイズ対策研究事業」による全研究班の最近の報告書、各種ガイドライン、マニュアル等の閲覧しやすい電子ライブラリーを作成し、API-netに搭載した。これにより各研究班の成果等が容易に閲覧・検索でき、情報の共有、活用が推進され、研究費の有効活用に繋がることが期待される。
その他行政的観点からの成果
HIV感染血友病患者等における医療連携・支援体制を構築するため合同会議を開催した。これは他事業の研究班も交え、包括的にHIV感染血友病患者の状況を把握し、医療連携・支援の体制を構築するものであり、和解による「恒久対策」を支える研究成果である。評価委員会について「三分野のバランスを考慮した構成とすべき、委員の専門性を考慮した評価体制とすべきである」などの提案を行い実践した。これらエイズ研究施策に関する提案はエイズ対策研究事業の調和的進展に寄与するものである。
その他のインパクト
従来、当研究班は「エイズ対策研究事業」の研究の方向性、その評価の在り方等を中心に調整・コーディネートしてきたが、平成22年度からは国の恒久対策推進のため「合同会議」を主催し、また、平成23年度には療養の長期化対策、MSM対策について提言するなど、その活動範囲を広げてきた。通常の研究班で扱うことの困難な課題を解決するため、行政を支援できたものと思われる。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
1件
その他論文(和文)
13件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
9件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
「出願」「取得」計0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2014-05-26
更新日
2016-10-03

収支報告書

文献番号
201124016Z